マンハッタン計画を降りた人のドキュメンタリー(動画あり)

マンハッタン計画を降りた人のドキュメンタリー(動画あり) 1

世界史に残る重要な転機となったマンハッタン・プロジェクト

一流の頭脳が集まり原爆の開発に総力挙げる中、ひとり道義的理由から開発を降りた核物理学者がいました。ポーランド生まれの故サー・ジョセフ・ロートブラット(Joseph Rotblat)です。

マンハッタン計画を降りた人のドキュメンタリー(動画あり) 2
『The Strangest Dream』は、氏の決断を丹念に追う2008年のドキュメンタリーです。

M計画離脱後、氏は「ソビエト共産党のスパイ」と揶揄されます(後に証拠が捏造と判明)が、そんな誹謗中傷には動じず、「ナチスが原爆開発してないなら意味ない」(ナチスより早く原子爆弾を完成させるのがM計画の大義名分だった)と帰化先のイギリスに戻って、死の灰の人体に及ぼす影響を研究します。

やがて長崎・広島の原爆投下のニュースに衝撃を受け、世界中の科学者に核軍縮を呼びかける運動を生涯続け、晩年その功績が評価されノーベル平和賞を受賞するんですね。これはサー・ロートブラットの苦悩だけでなく、核の兵器利用についても深く考えさせられる映画です。

興味のある方はカナダ国立映画制作庁(Canada's National Film Board)のサイトか、下の動画をクリックすると全編通しでご覧になれますよ。

 

[NFB]関連:反核運動の先駆者ロートブラッド博士のこと

ADRIAN COVERT(原文/satomi)