コーヒーには、効く飲み方があるそうです。

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眠い...でも仕事が...コーヒーでも飲もうかな...でも、コーヒー飲んでも効かないことが多いんだよね...という方へ。

コーヒーってそんな風に、眠いけど起きていたい! というときに飲むこともあれば、食後などになんとなく飲むこともありますね。でも、眠気覚まし効果を期待するなら、コーヒーは計画的に飲まなくちゃいけないようですよ。

カフェインに効果を発揮させるためには、まずは体からカフェインを抜く必要があります。カフェインの作用は通常思われているより微妙なもので、それを左右する要因がいろいろあり、中でも最大の要素は、飲む人が持っているカフェインへの耐性です。1週間から10日かけて、場合によっては徐々に摂取量を減らしながら、体からカフェインを抜いていかなくてはなりません。

注:生物学的、遺伝的要素もカフェインの効果に影響しますが、誰しもそうというわけではないです。この記事はあくまで、コーヒーや紅茶1杯では足りないと言う感覚から抜け出したい人向けの入門的ガイドです。

・ほぼ誰もがカフェイン耐性を持っています。その調節方法を知りましょう。

手術で麻酔をかけた後に目覚める人が、ひどい頭痛を感じることがあります。これはかつては麻酔の副作用だと考えられていましたが、ある研究によって、手術後にコーヒーなどのカフェインを飲むことで治る場合が多いことがわかりました。というのは、その頭痛がカフェインが切れたことによるものだからです。多くの人は日常的にコーヒーや紅茶などを飲んでいますが、手術前には飲食を禁止されるため、カフェイン源を摂取しない状態になってしまいます。そのまま麻酔を受けて眠り、目を覚ますと、カフェイン切れ状態になって頭痛を感じてしまうのだそうです。そんな現象が問題になるくらい、多くの人がカフェイン漬けになっているんですね。

なので、仕事の山場や学校の試験など、カフェインの効果を発揮させたい時期がこれからやってくる場合、カフェインを抜くための時間が必要です。カフェイン耐性・依存性ができるのには1週間から12日間かかり、抜け出すのには約10日かかります。1日1杯のコーヒーでも耐性はできてしまいます。カフェイン依存から抜け出すまでには、朝がつらかったり、頭痛を起こしたりしますが、それを乗り越えれば、ここぞというときにカフェインが効くようになります。

ただし、大事なことがあります。それは...

・カフェインは潜在エネルギーを引き出してくれるが、存在しないエネルギーを作り出してはくれない

『Buzz:The Science and Lore of Alcohol and Caffeine』の著者であるステファン・R・ブラウン氏へのライフハッカーのインタビューによれば、カフェインの効果は「高校生のダンスのお目付け役を追い出すようなもの」だそうです。

どういうことかというと、カフェインは細胞を直接刺激することで効果を発揮するわけではないのです。脳が疲れのバロメーターとして監視しているアデノシンのふりをして、アデノシン受容体と結びついてしまうため、体が疲れたという信号を受けとるのを邪魔するのです。「脳に直接『アクセル』をかけているのではなく、『ブレーキ』が効かないようにしている」のです。

だから、「睡眠は2~3時間、主食はジャンクフードでもうクタクタ」というときには、カフェイン摂取で元気になろうとしても難しいです。カフェインがちゃんと効果を発揮できる環境を整えておくことが大事です。ほぼ徹夜明けでコーヒーを飲んでも、毒にはなりませんが、薬にもなりません。

・昼寝+カフェインで最強リフレッシュ

時間は15分ほどあってコーヒーか紅茶がすぐ飲める場合、そしてカフェイン耐性もなくなっている場合、イギリスの研究者が発見した「カフェイン・ナップ(昼寝)」ができます。コーヒーをさっと飲んで、15分間寝るんです。15分の睡眠で体がちょっとリフレッシュし、またカフェインが効き始めるのに十分な時間にもなります。

・普段はカフェインレスコーヒーを

ここぞというときのためにカフェイン抜き生活をしているときに、一緒にいる人たちがコーヒーを飲み始めたらどうしたらよいでしょう? または、とにかくコーヒーが飲みたくなったときは、どうすればいいでしょう? 

そんなときは、カフェインレスコーヒーを飲みましょう。ただしカフェインレスコーヒーにもいろいろな種類があるのですが、中でも「スイスウォーター」方式とも呼ばれる、水を使ってカフェインを除去したものがいいです。日本でも入手可能なので、探してみてはいかがでしょうか。

以上、カフェインを効果的に摂取する方法でした。カフェインをうまく利用するには、普段は飲んじゃいけない(飲むならカフェインレス)ってことですね。でも、毎日毎日眠気を覚ましたいときは...コーヒー・紅茶に頼らず、ちゃんと規則正しい生活しましょうってことでしょうか。

Kevin Purdy - Fast Company(原文/miho)