ガン診断は犬に聞け!肺がんも嗅ぎ分けられることが判明

ガン診断は犬に聞け!肺がんも嗅ぎ分けられることが判明 1

いや~昨日ドッグパークで酒飲んでる不良に犬たちが吠えまくって、「犬って不良も嗅ぎ分けられるんかい!」と感心したんですが、がんまで嗅ぎ分けられるとは...ぬ~。

がん死の中でも一番多いのが肺がんですが、肺がんは早期発見が実に難しい病気ですよね。そこでドイツの病院のみなさんが嗅覚探知に優れたワンコを連れてきて息を嗅がせてみたら...なんとかなりの高確率でピッタリ嗅ぎ分けてしまったのです! 

日本にも大腸がんを精度9割で当てる超人的がん探知犬マリーンがおりますけど、ひゃー肺がんまで当てちゃうんだ!

Schillerhoehe病院の研究グループが実験でボランティアお願いしたのは、肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を抱える患者さん220人と、健康な人たち。

綿の詰まったガラス管に息を吐いてもらってサンプルを採取後、 犬(ジャーマン・シェパード2匹、ラブラドール・レトリバー1匹、オーストラリアン・シェパード1匹)にその前に長まってもらって、肺がん、COPDに付随する「揮発性有機化合物(volatile organic compounds)」が含まれてるサンプルがあれば触って教えるよう指示したんですね。

 

 するとなんとなんと、がん患者さん100人のうち71人を当て、がん持たない人は400人から372人まで特定できたのでございますよ。

しかも肺がんとCOPDの違いまで言い当てちゃったというんですから、その嗅覚には驚くばかりですね。因みに実験では服用中の薬とか、最近タバコを吸ったかどうか、最近何を食べたかに関係なく検出できたそうです。

現在、他の器官に転移する前に肺がんと診断される人は肺がん患者さん全体のたった15%です。転移前に発見されると、5年生き残れる確率は50%。 転移後だと、それがたった2%になってしまいます。

でも早期発見の決め手になる機器が今のところないんですね...。2011年も現在までに22万1130人が新たに肺がんと診断され、肺がんが元で死んだ方は15万6940人。こりゃ一刻も早く肺がん探知犬、全病院に導入しないと! って思っちゃいますよね。

この実験に参画した研究者のEnole Bodekerさんはメールでちょこっと水を差してきましたけど。

リスクグループ(危険性評価群)で犬を肺がん検出ツールとして使うまでには、まだまだ研究が必要です。まだ我々も犬が肺がんを検出するのか一般の悪性疾患を検出するのか、分かっていませんからね。例えば肺がんと乳がんの違いまで犬に検出できるのかどうか? 果たして犬に診断ができるのかどうか...そこまでは分かってないんです。しかし、研究を進め、いつの日か揮発性有機化合物や肺がんに付随する異質な化合物のパターンを割り出す手がかりになることは間違いないですね。

いやいや、やっぱり褒めてつかわそう、GOOD DOG!

[European Respiratory Journal]

KRISTEN PHILIPKOSKI(原文/satomi)