199ドルの衝撃!アマゾンのiPad対抗「Kindle Fire」は価格も機能もファイヤー!

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いやー本日発表になりましたね、Kindle Fire

お値段たったの199ドル。円高の折なんと1万5225円ですよ、1万5千円! それでカラータブレットが買えちゃうなんて、こないだKindle買った自分は一体なんなのー!?

機能ではiPadに敵わないかもですけど、199ドルの衝撃は大きいです。

今年の年末は競争もファイヤ~!

手堅いベーシックなスペック!

Amazonのカラータブレットのディスプレイは下馬評通り7インチ、1600万カラー。 iPad同様、IPSパネル...つまり広視野角と素晴らしい彩度を備えた液晶です。解像度はかなり高密度で、インチ当たり169ピクセル。インチ当たり326ピクセルのiPhone 4の小型画面とは比べ物になりませんが、インチ当たり132ピクセルのiPadよりは高密度です。液晶を守るのはゴリラガラス。背面にはゴム加工を施してあります。重量たったの14.6オンス(414g)。充電用ポートが1個だけついてます。

デュアルコアCPU内蔵。もちろんWi-Fi接続もできます。同期はすべて目に見えないところでワイヤレスに繋ぎ、バックグラウンド処理で行われるので、ユーザーはアップデートとか面倒くさいことは一切しなくてOK。

コンテンツ閲覧はシームレスですよ。―つまり例えば電車乗車中にAmazonのクラウドサービスに繋いで映画観てるとしますよね。すると家に帰ってTVをつけると、電車降りるとき停めたところから再生してくれるんです。

カメラとかマイクロフォンはついてないので、ビデオ会議はできません。3G接続もなし。個人的には、こういうおまけの機能はどうでもいいですけどね。

メモリー容量はたったの8GBですが、これはもう、キャッシュメモリみたいなものだと思ってください。Kindle Fireは本当に根っからのクラウド・デバイスなんですね。みんな自分のコンテンツはウェブに置いてる、という前提の。ことクラウドにかけてはアマゾン得意ですからね。たぶん今一番クラウドの運用がうまい企業なんじゃないかと思いますよ。



ユーザーエクスペリエンスは最高&シンプル!

アップルを見習ってアマゾンも、ユーザーエクスペリエンスにはだいぶ力を入れてます。Kindle Fireを初めて開くと、なんとあなたの名前で挨拶してくるんです! ひょえ~いつの間に覚えたの!? 既に工場でパーソナライズ済みなので、届いてから設定しなくても、すぐ使えるんです。

インターフェイスは超シンプル。フランケンシュタインなUIで押し通そうとするグーグルや他のAndroidタブレットのメーカーさんとは一線を画しています。コンテンツをフリップするだけでコンテンツは本も映画もミュージックアルバムもアプリも全部楽しめちゃう。お気に入りはシンプルなアイコンのトレイに集めておけます。

しかも驚きのパフォーマンス。今アマゾンのプレス発表イベントの会場に行ってるMattとSamとBrent(3人ともギズ記者)の話では「何から何まで超速」だそうですよ? 



独自ブラウザ「Amazon Silk」!

ウェブブラウザも超高速なものを用意しました。その名も「Amazon Silk」。アマゾンのEC2エンジンでプレ処理し、クラウドでもうウェブページを最適化してしまうスプリットブラウザですね。EC2のエンジンでメモリー無駄食いする情報を弾いちゃって、Kindle Fireの液晶に負担がかからぬよう全メディアを最適化してからタブレットに送ってくるんです。だからメモリー使用量もグンと抑えられる、というわけ。ひゃーすごいすごい、これ早く試してみたいですね! 

あと「predictive rendering(予想レンダリング)」って機能もあって、これは毎日のブラウジングのパターンを検知し、一番良く使うページを、そこに行く前にレンダリングしてくれる機能ですね。賢いですね。どのページに行くかは使う人本人が知ってるので透明性もあるし。ベゾスCEOがステージで行ったデモも見たんですけど死ぬほど速かったです。



キラーな値段!

細かく比べれば粗もあるかもだけど、この必殺なお値段の前ではグウの音も出ませんわね...一番強気なアナリスト予想でも250ドルだったのに、200ドルの心理的ハードルをいとも簡単に割り込んでしまいました。これが消費者の気持ちに与える影響は大きいです。

他のタブレット対抗機種と違って、アマゾンは自社が抱えるパワフルなオンラインストアで直販できますからね...。あとアマゾンのクラウドサービス、コンテンツとも緊密に連動できますし(こっちが重要)。アマゾンはアップルと同じように、書籍・楽曲・映画も売れる、ということになりますね。

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現にKindle Fireは、こうしたサービスに深く根ざした端末みたいですよ。ビジネスウィークのBrad Stone記者が触ってみた感想でも、「これは慎重に練られたエクスペリエンスだ。計算に計算を重ねて構築されたコンテンツ、コマース、クラウドコンピューティングの世界」とあります。聞くからに勝ち組って気がしますよ。後で触って確かめてみますけど(実働シーンを間近で撮った動画はここ)、他の人たちの感想を読んだ限りでは、低価格で家でタブレット楽しみたい人には文句のつけどころがない端末になりそうですね。



タブレット市場が二極化する

Kindle Fire登場で市場は2つにわかれます。Amazonのローエンド市場と、Appleのハイエンド市場。残りのプレイヤーは少なくともWindows 8タブレットが出るまでは、AmazonとAppleのコンボに振り回されそうです。

予約は199ドルにて現在受付中。出荷開始は11月15日。あーあとそうそう、白黒のKindleを買ったばかりの人(自分じゃん!)にはかわいそうだけど、白黒Kindleの新型は一挙に79ドルに値下げとなりますよ。タッチ対応の新Kindle touchは99ドルです!

 

 

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補足1:

いやー触ってみたけど速いですねー。映画、TV、雑誌...あらゆるメディアが回転木馬のようにク~ルクル! タブレットはUIがギクシャク固まることほど痛いことないんだけど、Fireはそれもなし。サクサク。アプリ同士の交換(雑誌閲覧からHOMEメニューに戻ったり、映画再生したり)も信じられないほど速い! これはほぼ瞬時にできます。

あとこれってAndroid臭くないAndroidタブレットですね。アマゾンってデザインは今ひとつな印象なんですが(サイトも未だに90年代に片脚埋まってる感じだし)、FireのHOME画面とサブメニューはすごくいいデザインですよ。目が回るほど細かくなくて適度に細かい。ほんとキレイ。アマゾンの方がHoneycombよりベターなもの作ってしまったのですねー。

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Fireはスクリーンも最高です。Retinaディスプレイには及ばなくても、iPadには画素数密度で勝ってますし、それは見てわかりますよ。テキストは信じられないほどクッキリ鮮明で、カラーも素晴らしい。コントラストもたっぷりだし、とても明るくて、広視野角からでも読み易いです。 

一度に使える指は2本指だけ。iPadの11タッチポイントに比べたら雲泥の差ですが、 アプリの実用のこと考えると11ポイント感知してどうするのって面もあるしね。でもあんな美しいコンテンツが意のままに操れること考えるとiPad対抗として充分いけると思いますよ、どの技術面を比べても。-Sam Biddle

補足2:

Amazonに話聞きましたけど、Fireにはネイティブのメールクライアントも間もなく入るそうですよ。Officeのドキュメントもサポートするんだって! う~ん、これはいよいよ本格的なタブレット、ですねー。

[Amazon Kindle Fire]

JESUS DIAZ & SAM BIDDLE(原文/satomi)