ひとりの精子ドナーから異母兄弟150人

ひとりの精子ドナーから異母兄弟150人 1

英仏両国で今ドナーひとりの精子でつくる赤ちゃんに人数制限を設けようぜ、という動きがあります。なぜか? 

そりゃもちろんNYタイムズが5日報じたような米国で拡大中の近親相姦リスクを回避するためですよ!

Cynthia Dailyさんとパートナーは7年前に精子ドナーで赤ちゃんを授かり、いつの日か息子が腹違いの兄弟姉妹と知り合いになれたらいいね、現代の拡大家族だね、と思っていた。

そこでMs. Dailyはウェブ登録台帳で同じドナーを父親に持つ子どもを検索し、その動向を追跡するオンライングループづくりを手伝った。その後、息子のグループの子どもは年々数が増えていった。

まだ増える。

今日現在、子どもの数は150人に達している。

むげ...150人! 

このNYタイムズの衝撃の記事によると、人工授精で生まれる赤ちゃんの数は誰もしっかりとは把握してないんだそうな...。「一部」推計では年間6万人にものぼるらしいのですが。

無論これで子宝に恵まれない家庭に子どもが生まれるんですから、こんな良い話はないですよね。ただ問題は精子産業のブーム拡大につれ、精子を売る側も買い手が誰か把握し切れなくなっていること。あまりにも数が膨大で監視は極めて困難になっているんですね。

同じ父親から百人単位の子どもが生まれてて...しかも近所に住んでたら...これはかなり...問題ですよね。人工授精で子どもを授かったママは、その辺の心配をこう語っています。

 

「まさにそこが心配なので娘にはきっちりドナーの番号を教えてあるんです」と語るのは、カリフォルニアの精子ドナーの精子で今ティーンになる子どもを授かった母親だ(お嬢さんのプライバシー保護のため実名は伏せるよう希望)。

「娘の通う学校にはドナーで生まれた子どもが沢山います。好きになった男の子たちがドナー・チルドレンだったこともあります。今ではこれも娘の性教育の一環だと思ってますよ」

知らずに付き合って後で腹違いの兄弟と知ったら精神的ダメージ大き過ぎますもんね。血が濃すぎると奇形児誕生のリスクも高まるので事態は深刻です。ドナー産業野放しじゃなく、ここは政府が介入してきちんと規制しないと。なんともディストピアな未来に連想が...

[NYT]

Photo: Monkey Business Images/Shutterstock

SAM BIDDLE(原文/satomi)