クラウドサービスを使おう! 11サービスを比較して、ベストクラウドサービス大賞を発表!

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時代はクラウドね。

昨今注目のキーワード「クラウド」猫も杓子もクラウドクラウド言っております。クラウドサービスもどんどん増えています。自分はどのサービスがいいだろう?どのサービスがお得だろう? そこで数あるクラウドサービスを徹底比較!

Amazon Cloud Drive

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ハードドライブが空にあるというのと大差ないサービスのように思います。それで事足りる人は他より低価格設定のこれがいいでしょう。インターフェースも基本的なもので誰でも使いこなせそうです。音楽がウェブ経由でパソコンに、Android端末ならアプリ経由でストリーミング再生できる機能があります。これは音楽好きには嬉しいですね。最初の5GBは無料。Amazonで購入した音楽については容量無制限。iTunesよりもアルバムがはるかに安く購入できるというのが利点の1つでしょう。

■容量と年間費用:5GB/無料・20GB/20ドル(約1500円)50GB/50ドル(約3800円)100GB/100ドル(約7600円)500GB/500ドル(約3万8000円)1TB/1000ドル(約7万6000円)

■最大ファイルサイズ:2GB

■アクセス:ウェブ・Android

Box.net

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ビジネスで使う人にオススメ。共有機能が充実。作業の流れや、アップデートのヴァージョン、タスクやそれぞれのコメントを管理するツールがあり効率よく仕事できそう。Googleアプリとの相性もよく、信頼がおけると評判も上々。懸念点はその値段。どこよりも高い。今回の比較のなかでダントツの高値、次に高いとこと比べても約2倍のべらぼうなお値段。また、無料ユーザーのファイルサイズのマックスが25MBもつらい。故にやっぱり、ビジネスユーズ。

■容量と年間費用:5GB/無料・25GB/120ドル(約9200円)100GB/240ドル(約1万8000円)

■最大ファイルサイズ:無料ユーザーは25MB・有料ユーザーは1GB

■アクセス:ウェブ・iOS・Android・TouchPad

Dropbox

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言わずとしれたDropbox。使っている人も多いのでは。人気の理由はめちゃくちゃシンプルで便利な使い勝手。Dropboxのフォルダーにつっこむだけですもの。ファイルサイズに制限がないのが嬉しいですね。無料ユーザーは2GBというのがちょっと少ない気がしますが、友人を紹介することでマックスで16GBまで増やすことが可能。インターフェースが簡単な代わりに、そのフォルダーに必ずいれておかなければならない、のが面倒だという捉え方もあります。それぞれ個人でファイルの整理整頓の仕方がありますものね。また、他サービスよりも値段設定が高め。5人まで入れるチームアカウント、350GBで年間795ドル(約6万1000円)ってのもありますけどやはり高い。

■容量と年間費用:2GB/無料・50GB/120ドル(約9200円)100GB/240ドル(約1万8000円)

■最大ファイルサイズ:無制限

■アクセス:Windows・Mac・Ubuntu・ウェブ・iOS・Android

Google(Google User Managed Storage)

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当たり前ですがGoogleの他のサービス、DocsやPicasaと相性抜群。Docユーザーには無料で1GB、どんなファイルでも使えます。有料ユーザーも値段が良心設定。Google Docsは共有や同期に優れておりますし、Gogle Cloud Connectプラグインを使えばMicrosoft Officeのドキュメントも簡単に同期可能。難点と言えば、有料の容量がなぜかGmailには使えないところ。なのでせっかく有料ユーザーになってもGmailはそのまま。これ何とかしてほしいですね。

(※Googleはただ今Google Music Betaを試験運用中。無料で2万曲のアップロード&ストリーミングが可能。ベータ版なので他サービスとの交流はまだないものの、試してみる価値は十分にありそうです。)

■容量と年間費用:1GB/無料・20GB/5ドル(約380円)80GB/20ドル(約1500円)200GB/50ドル(約3800円)1TBが年間256ドル(約1万9600円)

■最大ファイルサイズ:1GB

■アクセス:ウェブ・iOS・モバイルウェブ

iCloud

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AppleのiCloud。どんな端末ともシームレスで連携、ですがどんなApple端末ともというAppleしばりがついてきます。注目点はiWorkのファイルを同期してウェブにあげ、モバイル端末からもアクセスができるというところ。Appleで購入した音楽や動画は無料5GBの制限にはいりません。

最大ファイルサイズが25MBってやはり小さい。これじゃ無料ユーザーは音楽や動画無理ですよね、えー。さらに価格設定がAmazonの約2倍、Googleの約8倍とかなり高い。

■容量と年間費用:5GB/無料・10GB/20ドル(約1500円)20GB/40ドル(約3000円)50GB/100ドル(約7600円)

■最大ファイルサイズ:無料ユーザーは25MB・有料ユーザーは250MB

■アクセス:ウェブ・iOS・Mac

iDrive Sync

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Dropboxと似たサービス、でもある意味もう少し進化しているような。デスクトップにある専用フォルダーを同期させるのですが、そのフォルダの外のファイルも同期させることができます。さらにバージョン保存も30日間できます。49.50ドルで無制限とは嬉しい! 今のところモバイル端末はiPhoneのみ。気になるのは、サービスの質。値段は抜群なのですが、インターフェースが今ひとつだったり、信頼性がもうひとつだったり、バグがあったりともう少し頑張ってくれたら最強になるのに、残念です。

■容量と年間費用:5GB/無料・無制限/49.50ドル(約3800円)

■最大ファイルサイズ:無制限

■アクセス:Windows・Mac・ウェブ・iPhone

Microsoft SkyDrive

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Microsoftのサービスなので、Office WebやHotmail等Microsoftのサービスとの相性はもちろん抜群。Windows Phone 7ユーザーにはベストなサービスでしょう。Windows Live Mesh経由でWinユーザーはフォルダーを同期可能。驚きなことにこのLive Mesh、OS Xにも対応しております。ただ、iOSやAndroid対応はしていないので、やはりWinユーザーならではのサービス。無料で25GBは美味しい。

■容量と年間費用:25GB/無料

■最大ファイルサイズ:100MB

■アクセス:Windows・Mac・ウェブ・モバイルウェブ

Mozy

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クロスプラットフォームのデスクトップアプリあり。バックアップフォルダーを選ぶことができます。暗号化のオプションもあり。バックアップしつつNetflixで映画ストリーミングが可能等、なかなかタフです。30日間のバージョン保存もありますよ。インターフェースは今回紹介しているものの中でも特にシンプル。気になる値段は2GBの無料アカウントの次は50GBの72ドル。他サービスと比べると真ん中あたりの値段設定でちょっと迷うところ。さらにファイル共有向けのサービスではないので、そもそもサービスに適さないユーザーもいるでしょう。個人のバックアップ用に、というのであればなかなかです。

■容量と年間費用:2GB/無料・50GB/72ドル(約5500円)125GB/120ドル(約9200円)200GB/216ドル(約1万6000円)500GB/576ドル(約4万4200円)1TB/1176ドル(約9万円)

■最大ファイルサイズ:無制限

■アクセス:Windows・Mac・ウェブ・Android・iOS

SugarSync

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幅広くカバーしております。使用できる端末も多い。複数のパソコンで同期が可能、スマートフォンも多く対応、共有も簡単にでき、インターフェースもわかりやすい。パソコンやモバイル端末への音楽ストリーミングも可能だし、最新の5バージョンまでドキュメントを保存してくれます。携帯で撮った写真は自動アップロードしてくれるし、無料で容量アップできるボーナス特典もあります。DropboxのようなMagic Briefcaseと呼ばれるコンポネントもアリ! ですが、Dropboxほど直感的に扱える仕様ではございません。SugarSyncのユーザーじゃない人とのファイル共有はめちゃくちゃ面倒。値段は真ん中あたりなので悪くないですけどね。また、カスタマーサポートへの電話相談は別途料金がかかります。(他サービスはほとんど、電話でのサポートはないのでこれは人によっては有料でも注目すべき点になるかもしれませんよ。)

■容量と年間費用:5GB/無料・30GB/50ドル(約3800円)60GB/100ドル(約7600円)100GB/150ドル(約1万1000円)250GB/250ドル(約1万9200円)500GB/400ドル(約3万円)

■最大ファイルサイズ:パソコン間は2GB・ウェブ経由なら無制限

■アクセス:Windows・Mac・ウェブ・Android・iOS・BlackBerry・Symbian・Windows Mobile

Ubuntu One

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機能として似ているのはDropbox。Firefox、Android端末、iOS端末への音楽ストリーミングは嬉しい機能。フォルダーを同期可能で、そのインターフェースはめっちゃ簡単。残念なのはUbunts OSでしか動かないということ。かなり制限されたユーザーになります。Windowsのベータ版も登場してますが、どうやらけっこうなバグがあるようです。Macユーザーはあきらめてください。あ、もちろんウェブ経由なら使えますけれどもね。値段設定も想定内。ししつこいですけど、Ubuntu OSユーザー以外はあまり利点ないです。

■容量と年間費用:5GB/無料・20GB/30ドル(約2300円)60GB/100ドル(約7600円)100GB/150ドル(約1万1000円)200GB/300ドル(約2万3000円)500GB/750ドル(約5万7000円)1TB/1500ドル(約11万5200円)

■最大ファイルサイズ:5GB

■アクセス:Ubuntu・ウェブ・iOS・Android

YouSendIt

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元々は大容量ファイル転送サービス。セキュリティにも力をいれておりプラグインも豊富で、Microsoft OfficeやFinalCut Pro、iPhoto等のプラグインがあります。が、謎なのはこの価格設定。5GBで120ドルって何事ですか? この値段設定の理由はなんなのでしょうね。が60ドル追加の180ドルで容量無制限になるのです。わからん...。同期機能はありません。が、同期の必要がない人なら180ドルで手持ちの何もかもがバックアップできるならいいですね。

■容量と年間費用:2GB/無料・5GB/120ドル(約9200円)無制限/180ドル(約1万3000円)

■最大ファイルサイズ:無料ユーザーは50MB・有料ユーザーは2GB

■アクセス:Windows・Mac・ウェブ・BlackBerry・iPhone

以下、容量と値段の早見表です。

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さて、それを踏まえてどのサービスがベストでしょうか?

ベストクラウドサービス大賞は...SugarSync! たくさんの機能があり、これぞ現段階で思い描いていたベストなクラウドサービスと言えるでしょう。5GB無料でことたりるなら万々歳、有料アカウントも価格設定も平均あたりなので万歳。さらに今有料ユーザーになると50%オフやら1ヶ月無料やらキャンペーンにも力をいれているようです。

大賞に引き続き、ベスト価格賞は、Google。デスクトップからの同期が必要なくただクラウドスペースが欲しいならこれでしょう。そりゃもう断然これでしょう。ただし、かなりの容量が欲しい、無制限がいいという人はYouSendItやiDrive Syncの無制限プランの方がいいでしょう。

ベスト無料アカウント賞は、Microsoft SkyDrive。25GBだもの、ダントツです。とくにWindowsユーザーならもう対抗はいないでしょう。

ベスト楽ちん賞は、Dropbox。とにかく扱いやすくお母さんでも触れるレベル。

さて、あなたのピッタリ賞はどれでした?

Image Credit: Cameron Schmucker

そうこ(Brent Rose 米版