ジョブズが遺した4年分の製品計画は実在する?

ジョブズが遺した4年分の製品計画は実在する? 1

アップルにはスティーブ・ジョブズが遺した30年分の事業計画がある...という都市伝説よりは小物ですが...

死期を悟ったジョブズが息を引き取るまで1年以上かけて練った向こう4年分の製品計画があるそうですね。どこで仕入れた情報かは分からないのですが、英紙デイリー・メールがそう伝えています。自分がいなくなってからもアップルが4年は安泰であるよう考えられたものなのだとか。

しかしまあ4年って普通かも、ですよ。どこの企業でも最低4年分のロードマップはみな持ってるはずです。会社の長期的利益になる戦略決定にはロードマップないと無理ですからね。

アップルは長期で物事進める完璧な例ですし。安価なFlashメモリーやタッチスクリーンの供給を向こう数年に渡って安定的に確保できるよう、かなり前から契約を結んでます。これはMacBook Air、iPhone、iPod touch、iPad向けのもの。だから価格を業界でも低くおさえ、尚且つマージンが高くとれるんですね。

その辺のことをティム・クック氏は今年1月の投資家向けカンファレンスコールでこう説明していますよ。

 

[...] 昔から当社はいろんなところといろんな契約を結んで供給やアドバンテージを確保している。近年で最大のものは2005年末にフラッシュサプライヤ数社と結んだ契約で、これは総額10億ドルを超える大型契約だった。フラッシュがますます製造ライン全般で重要性を増し、業界全体の中で信じられないほど重要になる将来を見越し、会社に供給をきちんと確保できるよう手を打ったのだ。

長期プランは、研究・デザイン・開発・製造の各段階をスムーズに進めるためにも必要ですよね。同じカンファレンスコールの中でティム・クック氏は「ものすごく先を読んだ」あるもの(何かは秘密)にアップルが膨大な金を注ぎ込んでいる最中だ、と語ってましたし。

そんなわけでインフィニート・ループ(アップル本社)で既に未来に向けた様々なことが起こっていることは間違いないです。そういうプランもあるだろうし、ジョブズ氏のことなので他のどんな業務とも分け隔てなくこのプランもきっちり監督していたはずですよ。

ただ、それがいつもと違う特別なプランなのかというと...どうかな?  

デイリー・メール(有名なイギリスのタブロイド紙。僕の記憶ではここがアップルニュース取り上げたことは一度も無いような...)の記事では、ジョブズが普段より格別の注意を払っていた、それはきっと自分の死後アップルが自分の思い描くビジョンから離れてしまうことを恐れてのことではないか、と匂わせるようなことが書かれています。

その情報提供者複数名(匿名)によると、ジョブズはアップル新本社建設、iCloud事業の計画に最後の1年を捧げ、「iPod、iPad、iPhone、MacBooks」開発計画を「立案」し、「向こう最低4年分の製品はもうパイプラインに揃っている」のだとか。それ以上の情報はありません。

本当かどうかは分からないのですが、自分の死期が近いことを悟ったジョブズが、もう時間がない、ここで死んでしまったら会社に自分のビジョンを実現する人間が誰もいなくなってしまうではないか...という思いに駆られ、日々の雑務より会社の将来の方に心を砕いた...というのはこの僕でも想像がつきますよ...痛いぐらいに。

JESUS DIAZ(原文/satomi)