オバマ自慢のドローンがウイルス感染

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除去しても除去しても戻ってきてパイロットをジトッと見張る鬼のようなウイルスだそうですよ...これぞドローン・ヴァイラス。

9月末CIAのドローン(無人機)がイエメンで米国籍のアルカイダのリーダーAnwar al-Awlakiさんを殺し、「逮捕状も取らずに無人機で空から米国民殺すなんてオバマ大丈夫?」、「違法じゃないの?」と騒がれてますけど、今度はウイルス感染ですか...。

ワイヤードのDanger Roomブログが伝えたところによれば、感染したのは米国が抱えるドローンのプリデター(Predator)とリーパー(Reaper)です。

感染したウィルスは、アフガニスタンほか各地上空のミッション遂行に当たる操縦士ひとりひとりのキーストロークを追跡するキーロガー(スパイウェアの一種)。

ドローンのミッションのほとんどは戦地上空...ではなく、ラスベガスにほど近い米ネバダ州クリーチ空軍基地から遠隔操作で「操縦」してるのですが(あとは米首都近郊ラングレーのCIA本部地下迷路でごそごそやってる)、ウィルスは2週間前にクリーチ空軍基地の人たちが見つけました。

でも問題は除去。これがすごく大変らしく、Danger Roomに情報提供した人はこんな不吉なこと漏らしてるのです。

 

「除去しても除去しても除去する端から戻ってきやがる。無害だとは思うけど。そんなの我々には知りようもないことだしね」

お~怖い怖い。

機密情報の漏えいの被害はまだない模様(少なくとも空軍が把握してる範囲では...)ですが、どうやって侵入したのか誰にもわからないところが実に不気味です。

プリデターもリーパーも、クルーは地図・動画読み込みにリムーバブルHDDを使っているので、そういう外付けドライブから侵入した可能性も考えられそうですよね。このドライブは機密情報と非機密情報の両方に使われてるので、やろうと思えば機密情報のログを保存して他所に送信も可能です。

このウィルスの与える影響は大きそうですよ。これで米軍部に新たな闘いの前線が生まれることになりますし。仮にハッカーが悪意をもって植えつけたキーロガーだとしたら、機密ファイルや作戦といった内情が筒抜けになるってことなので、ドローンと米兵の命が危険に晒され兼ねません。

それじゃなくても命中率低そうなオバマ大統領のドローンがウイルスにやられなんかしたらもっと罪もない人が殺されちゃうんじゃ...という方を訳者は心配したのですけど、スパイウェアならその心配はなさそうですね。

[Danger Room]関連:現在進行中のドローン軍事革命その1その2 :防衛省OB太田述正

CASEY CHAN(原文/satomi)