重さ2トン超のクロサイを保護して安全に輸送する方法は?

重さ2トン超のクロサイを保護して安全に輸送する方法は? 1

動物虐待なんかではありませんからね~

一見すると、こんなふうに軍用ヘリで吊り下げられて上空を旅するクロサイの身を案じて可哀そうになってきちゃいますけど、でも実はこれこそ絶滅の危機に瀕しているクロサイを救うために世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)が南アフリカで展開している「WWF Black Rhino Range Expansion Project」大作戦の重要シーンなんですよね。

近年のクロサイやシロサイの角を狙った密猟者たちの暗躍は、ブラックマーケットで流通する角の値段の高騰を背景に活発化しているようでして、直近の1kg当たりのクロサイの角の値段は、なななんと金の取引価格よりも高い3万5000ポンド(約430万円)にまで跳ね上がっているんだそうです。

そんな密猟者たちのターゲットにされていることが分かった、人里離れた南アフリカの東ケープ州に生息する19頭のクロサイを、もっと安全な1000マイル(約1610km)遠くのリンポポにある保護地区に移すために用いられた移送手段が、上の写真のようなスタイルだったんですよね。安全な道路が通っている場所まで、重さ2トンを超えるクロサイを一時的に眠らせて空中へ吊り上げ、次々と移動させることに成功したみたいですよ。

ちなみにこの作戦は8年越しで続いており、これまでに120頭のサイが安全な場所へと移されたそうです。いまもこうやって空の上で安全な場所へ向かっているサイがいるのかもしれませんね...

Daily Mail

Jesus Diaz(米版/湯木進悟)