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【ギズ特選】どんなに時代が進んでもギークな撮影技術の光る名作映画ベスト5(動画)

いつ見ても感動の大作映画とは何ですか?
こういう質問をすると、人それぞれまったく異なる作品が挙がってきたりしますけど、ギズ的に撮影テクノロジーなどのギークな観点からも本当に素晴らしいと絶賛評価できる不朽の名作トップ5を選んでみましたよ。改めて久しぶりに映画鑑賞してみるのもいいかもしれませんよね。
半世紀を経ても色あせない超大作の世界などに浸ってみると、このところ、なんだか心底感動して涙が出るほどグッときちゃう映画って少ないんだよな~だなんて感じられる方が多いのにも、思わずうなずいちゃえるかもしれません。あくまでも米GIZMODO編集チームが独断でチョイスしたベスト5なので、えぇっ、これは違うんじゃないのってタイトルも並んでいるかもしれませんが、いざじっくりとチェックしてみてくださいね!
八十日間世界一周(Around the World in 80 Days)
ジュール・ヴェルヌの原作をもとに、古くは1956年にアメリカで公開された映画なんですけど、そんな古臭さをたいして感じさせない撮影に仕上がっていますよ。プロデューサーのマイケル・トッド自ら開発に精を出した「トッドAO方式」のワイドスクリーン撮影技術が、なんだか不思議なことにいま見ても新鮮な感覚すら呼び起こさせてくれそうですね。
主人公のフィリアス・フォッグが、後期ビクトリア朝時代の世界を80日で一周しようと挑戦の旅に出るストーリーなのですが、当時の世界各地の名所旧跡へとカラー映像で楽しくタイムトリップさせてくれる素晴らしい作品です。気球に乗って空からワイドなビューが広がっていく撮影効果に半世紀前の人々は魅せられたものですが、50年以上も前にこういう技術を駆使して撮影公開された名作として、米GIZMODO編集チームから不朽の名画にチョイスされていますよ。ちゃっかりと日本国内での撮影シーンも登場するのが、見ていてうれしいところかもしれません...
地上最大のショウ(The Greatest Show on Earth)
こちらはさらに時代をさかのぼりまして、1952年度のアカデミー賞受賞作品と言いますから、もうすでに公開から60年近くが経過する映画なのですが、いまでもサーカス映画の最高峰の座を守り続けているのではないでしょうか。
運動神経とスピード、規律がすべてを決するサーカスという巨大なメカの世界...前途にどのような障害物があろうとも乗り越えて進んでいく車輪に乗っかって組織された軍団...幾度も幾度も大困難に面しようとも常に笑顔を絶やさない...わずかのミス、ちょっとした連携の悪さ、ほんの少しの恐怖感が悲劇を招く、常に死と隣り合わせの世界...これこそサーカスの世界!
そんな旅から旅のサーカス一座の人間模様を、見事にスクリーンの中で描き切ったセシル・B・デミル監督の超娯楽大作は、まるで本当にサーカスの世界へと入り込んだかのような撮影シーンが次々と展開していきます。大スペクタルシーンを得意とするデミル監督ならではの世界が、どんなに時代が進んでも色あせないギークな名作として米GIZMODO編集チームによってベスト5に選出されたようですね。
おまけにただただ曲芸師によるスゴい技の連続で作品が構成されるのではなく、サスペンスあり、ロマンスあり、ミステリアスなキャストや激しいライバルストーリーありという、シナリオ展開でも十分に面白い仕上がりですよ。それにしてもサーカステントの中の世界であるとはいえ、いまだったらこういう作品も卑しむべき動物虐待行為に値するだなんて大批判にさらされる可能性は否定できないかもしれませんね。そういう意味でも、もう2度と見られない古き良き時代を描いた大作として愛されているんでしょうかね~
戦場にかける橋(The Bridge on the River Kwai)
そのまま日本語に訳してしまえばタイの「クウェー川に架かる橋」となってしまうのですが、この映画タイトルを「戦場にかける橋」と邦訳した人は本当に素晴らしいセンスだよなぁと、今でも個人的に深い感慨を覚えてしまう作品です。
当然ながら、米GIZMODO編集チームがベスト作品として着目したのは、そんなところではなくって、この橋をめぐる着工から建設過程、そしてラストシーンの華々しい爆破に至るまでの、ただ1つの橋の周囲でめまぐるしく展開していく、なんとも物悲しく儚い人間模様が見事に描き切られたポイントにあるようですよ。鉄橋を架けるためのギークな努力と、その多大の労力を一瞬で粉々に破壊してしまうこれまたギークなプランが、あまりにも悲劇的かつ対照的で心を打たれるという視点なんだそうです。登場する俳優さんたちも、みんな渋くてカッコいいんですよね...
それにしても、この名作映画は1957年公開のアカデミー賞受賞作品ですし、ここまでのベスト5に選ばれた全作品が、いまからはるか50年以上も昔にさかのぼる1950年代の映画で占められているというのが驚きでもあります。近年は公開される映画の数こそ多いものの、本当の感動作っていうのは、そう次から次へと毎年のように誕生しては封切られるわけではないってことを暗に教えてくれているような気もしますかね~
タイタニック(Titanic)
お待たせいたしました。ようやくボクらもビデオやDVDではなくって、映画館で迫力の大画面で見たよって作品が登場してきましたよね。あの豪華客船の先端に立って、セリーヌ・デュオンの主題歌「My Heart Will Go On」が流れる中、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの演じる主演男女が両手を広げて風を受けつつ...きっとギズ読者の皆さまも1度ならずどこかでマネしてみたことがあるのではないでしょうか?
えっ、そんなことしたことありませんか? まぁ、それはどうでもいいとしまして、米GIZMODO編集チームは、この映画のロマンチックなストーリー展開などどうでもよくって、それよりもまずは撮影に当たって、見事なまでに沈没したタイタニックのことを徹底調査しつつ、驚きのリアルな再現セットを用いて撮影された技術的な側面での高い評価を下していますよ。
そもそも巨大な豪華客船のタイタニック号そのものが、当時の最新鋭の技術を結集した乗り物となるはずが、人間の驕りや過信、あまりに肥大化しすぎたデザインや設計ミスなども重なる、ギークにはたまらないドラマティックな存在でもあります。そのテーマを、実際に深海へと何度も潜っては調査を重ね、生存者の証言も交えつつ、ビッグスケールで再現したジェームズ・キャメロン監督には脱帽ではないでしょうかね。映画撮影のためのセットとはいえ、本物と寸分たがわぬタイタニック号が作られて、それが沈没していく一部始終は、確かにいつ見ても価値ある超大作に選ばれるべき選考理由として十分ですよね!
ハート・ロッカー(The Hurt Locker)
最初に謝っておきます。えっ、これがギズ特選のベスト5となる不朽の名作映画のラストを飾るタイトルかよ? きっと、思わずそんなブーイングが口を突いて出てきたギズ読者の皆さまが大半でしょう。ボクだってそう感じちゃいましたからね~
ただ、どうやらアメリカではとりわけボクらの抱く印象とは異なる何かがあるんだと思います。戦場のイラクへと赴き、米軍の危険物処理班として、路上に仕掛けられたIED(即席爆発装置)なる爆弾の解体処理に当たる特殊チームの日々を描き切ったこの作品が、アカデミー賞を総なめした瞬間にも、なんだか日本国内で受賞の様子を見てて、えぇっ? なんでこれが今年の最優秀作品に選ばれるわけ? そんな素朴な疑問を抱かざるを得ませんでしたからね...
あくまでも米GIZMODO編集チームは、IEDを仕掛ける側と解体処理する側とのギークな駆け引き、その裏に流れる微妙な人間模様とのコントラストなどなどが、素晴らしい名作だと評価しているようです。キャスリン・ビグロー女流監督の手がけたドキュメンタリー感あふれる仕上がりが見事だとも言われていますし、撮影に当たっては、実際に米軍で軍事訓練を受けた俳優を起用して、中東での撮影を敢行し、同時に4台以上のスーパー16ミリカメラを回し続けるスタイルでのリアリティータッチな撮影法が採用されていましたよ。もしかすると、もっと時代が進んで後代になってから、この映画の名作ぶりが際立ってきたりもするんでしょうかね?
さてさて、いかがでしたでしょうか? ギークな視点からベスト5に選ぶなら、この映画タイトルだって逃すべきではないよってこだわりを、きっとギズ読者の皆さまもお持ちでしょうから、ドシドシとコメント欄にて教えてくださいね。皆さまの意見を参考にしつつ、年末年始の冬休みにでも、じっくりと家にこもりながらチェックすることにしようかなぁ。
Sam Biddle(米版/湯木進悟)
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