このまま宇宙にゴミが増え続ければ、もう宇宙旅行なんて到底できなくなる危険性が...

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いまこの瞬間にもドンドンと増えまくっています!

遠い世界の話なので、あまり日ごろは気にも留めてませんけど、スペースデブリとも呼ばれる危険な物体が宇宙空間を漂って大問題になりつつあるのをご存知でしょうか? 地球の周りを漂うスペースデブリだけでも、4インチ(約10.2cm)以上の物体が軽く2万を超えており、小さな破片とはいえ、宇宙空間を超高速で漂っているために何かに激突すれば大被害が及ぶと懸念されていますよ。もうちょっと小サイズのスペースデブリまで含めれば、その数は数千万個に上ると言いますから大変なことです...。

どうやらスペースデブリが互いにぶつかり合うことで、またそれが細かく砕けて宇宙空間に危険なゴミを増やすという悪循環も懸念されており、最悪の場合は今後20年で3倍の数に激増なんて予測まで出されていますよ。すでに各国の専門家が何とかしなければと知恵を出し合っておりまして、例えば、イタリア宇宙機関の科学者からは、スペースデブリを見つけては自動で回収するパトロール人工衛星の打ち上げが提唱されたりもしています。回収後は地球の大気圏内で燃え尽きるようにロケット推進剤をくっつけて、次々と宇宙空間からスペースデブリを減らしていく構想ですよ。

ただ、アイディアとしては素晴らしいのですが、なんとも効率が悪くって、1機の打ち上げで年間5個のペースくらいでしか回収できない模様です。これでは増えまくる危険を前に焼け石に水でしょうかね? 日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)からも斬新なアイディアは出されていますが、まだまだ実用化には程遠い道のりがありそうです。せっかく夢の宇宙旅行が技術的には実現しそうになっても、宇宙空間を漂う大量のゴミのせいで思い止まらざるを得ないだなんてことになったら、やっぱり残念で仕方ないですよね~

Kristen Philipkoski(米版/湯木進悟)