動物と性交渉すると、陰茎がんのリスクが高まるそうです

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あなたは大丈夫です...よ...ね?

身に覚えのある方は多くはないことと思いますが、念のためお知らせします。ある研究でブラジルの農村地域に住む18歳から80歳の男性492人を調査したところ、35パーセントの人に、馬や牛、豚、ニワトリ(!)などの動物との性交渉経験がありました。3人にひとりってそれ自体びっくりなんですが、さらにこの比率は、調査対象の中の陰茎がん患者118人においては45パーセントに高まります。この差は統計的にも有意で、つまり動物との性交渉経験のある人の方が陰茎がんになりやすいことがわかったのです。

以下もうちょっと具体的になるので、その手の話が苦手な方は読まないでくださいね...。

この調査結果を分析した論文が、10月24日発行の医学誌「Journal of Sexual Medicine」に発表されています。そこでは、動物との性交渉が習慣化している人に関して、その継続年数や頻度も明らかにされています。たとえば、5年以上継続している人が21パーセント、1~5年の人は59パーセントだそうです。つまり8割の人は1年以上習慣にしているということですね。頻度は週一回以上の人が39.5パーセント、月一回の人が15パーセントという具合です。

これらの動物と性交渉経験のある人は、がんだけでなく性感染症にかかる確率も高くなっていました。研究者は、その原因は集団での性行為にあると考えています。今回動物との性交渉をしていた人のうち、30パーセントを超える人たちがそれを複数人で行っていました。

で、動物との性交渉がなぜがんにつながるんでしょうか? ブラジル・サンパウロの泌尿器科医で上記論文の主著者であるステニオ・デ・カシオ・ゼキ氏はLiveScienceでこのように説明しています。

「動物との激しい性交渉を長期にわたり行っていると、人間の陰茎組織に微小外傷ができてしまいます」とゼキ氏は言います。「動物の性器の粘膜には人間の性器とは異なる性質があり、体液も動物と人間では違います。おそらく動物の組織は人間よりも硬く、人間以外の動物の体液も我々にとっては有害だということなのでしょう」とゼキ氏。

なお、交渉を持った動物の種類や頭数、人間側が集団の場合の人数などには、がんのリスクとの関連は示されませんでした。

今回の調査はブラジルの農村地域で行われたものですが、都市部の人には無関係かというと、そんなことはありません。2003年に発表された論文「Archives of Sexual behavior」では、動物性愛者を自認する人たち114人を対象に調査を行っていますが、その人たちは米国、オーストラリア、ニュージーランドやヨーロッパに住んでいました。そのうち36パーセントは大都市に居住し、83パーセントは大学教育を受けています。約半数は情報科学やテクノロジー分野で働き、高収入を得ている人たちも含まれていました。

そんなわけで、もし親しい人が動物との性交渉の習慣がある、またはそれを検討しているようだったら、「陰茎がんのリスクが高まるよ」って忠告してあげるといい...って、そういう問題なんでしょうか?

[Journal of Sexual Medicine via LiveScience;Image:Associated Press]

Kristen Philipkoski(原文/miho)