古~いフレスコ画に、画家のイタズラを発見したよ。

古~いフレスコ画に、画家のイタズラを発見したよ。 1

雲の部分をよぉぉぉぉく観てみてください。

これは、イタリア・ルネサンスへの先鞭を付けた偉大な芸術家、ジョット・ディ・ボンドーネが1290年にのアッシジにあるバシリカ教会に描いたフレスコ画なんですけど...、ジョットは、この雲の部分にあるものを密かに描き込んでいたんです。

 

何かというと...。そう悪魔です! 2人の天使と、サンフランチェスコの下にある雲の中に悪魔の顔がみえるでしょ?

こうして観ると、隠して描いたといっても、かなり大胆に描かれていますよね? 絵の中に悪魔がいるなんて考えもしないと、そこにあるものも見えないんですね~。ということで雲の中の悪魔をみつけるのに721年もの歳月がかかっちゃいました。

悪魔は、中世史学者のChiara Frugoneさんがバシリカ教会の調査のためにクローズアップ写真を観た時に、偶然発見されました。よく、雲の中に何かを隠すという事を画家たちはするんですけど、歴史家によると、この絵はそれを初めて実施したものなのでは? と考えているそうです。 

ちなみに、1997年の9月にアッシジを襲った大規模な地震でバシリカ教会は崩れてしまいましたが、このフレスコ画のある部分だけは、地震の被害にあわなかったそうです。そして、バシリカ教会修復のチーフSergio Fusettiさん曰く、ジョットと誰かの喧嘩を受けたイタズラだったのでは? ジョットは誰にも知られずに、でも永遠にそのケンカ相手を悪魔として多くの人々の目にふれさせるために、絵の中に描き込むことを決めたのかも? と推測しているそうです。

この他にも、科学者たちはジョットのフレスコ画から新しい発見をし続けています。最近では、フィレンツェにあるバシリカ教会Capilla Peruzzi紫外分析してみたら、それまでは決して観ることができなかった驚くべき発見がありました。なんと、教会の天井あったジョットの絵が、19世紀に修復された際に白く塗りつぶされてしまっていたんです! 紫外分析してみるものですね~。

それにしても、雲に隠れた悪魔の顔、721年もかかったけどジョットさん、ついに発見しちゃいましたよん。それとも、考えすぎ? 

[Toronto Sun, El Mundo and BBC News]

-Jesus Diaz(原文/junjun )