次なる宇宙の大発見はヨーロッパから? 世界最大の電波望遠鏡プロジェクト「LOFAR」に大注目

次なる宇宙の大発見はヨーロッパから? 世界最大の電波望遠鏡プロジェクト「LOFAR」に大注目 1

人類がかつて見たことのない遥か彼方の宇宙空間へ...

電波望遠鏡と言いますと、あの宇宙人を探せというコンセプトのSETIプロジェクトが真っ先に思い浮かぶかもしれませんけど、ドカーンとビッグサイズの望遠鏡を用意して観測性能をアップさせるのは、技術的にも資金面でも容易なことではないそうですね。中国が大々的な国家プロジェクトとして進めるFive-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope(FAST)の存在も明らかになってはいますが、最近の注目はヨーロッパで進む「LOFAR」にあるみたいですよ。

「Low Frequency Array for Radio Astronomy」を意味するLOFARは、オランダのASTRONが主導するプロジェクトなのですが、なんとか1台の巨大な鏡面の電波望遠鏡を建造しようというアプローチではなく、オランダ、ドイツ、イギリス、フランス、スウェーデンに広がる電波望遠鏡とアンテナを結ぶことで、複数台の観測能力を結集させて、なんと直径1000kmを超える壮大な規模で展開する電波望遠鏡群を作り上げようというアイディアが採用されています。すべてが完成すれば、10~240MHzの周波数帯での実際の観測面は1平方kmにまで及ぶそうで、収集データはフローニンゲン大学に設置されたスーパーコンピューター「Blue Gene/P」によって解析されていきますよ。

このかつてなかった観測性能を誇るLOFARにより、ビッグバンによって誕生した直後の宇宙の様子が初めて判明するのではという期待が高まっているほか、ブラックホールの形成に関する新事実なども明らかになると見られています。まだまだ宇宙には人類の知らない秘密がたくさん眠っているのかもしれませんね~

LOFAR

Andrew Tarantola(米版/湯木進悟)