ボジョレー解禁! ってことでコルクのお話

2011.11.16 21:00
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11月17日、ボジョレー・ヌーボー解禁ですね。

このごろは、スクリュー式キャップパック入りのワインもあるけど、やっぱりコルクって美味しいワインやシャンパンを作るのに欠かせないものなんです。カッコイイからとかじゃなくて、瓶の栓としての機能が優れてて無敵なんです!

コルクは何千年もの間同じ仕事をしています。エジプトのお墓でもコルク風なもので栓をしてあるセラミックのボトルが発見されたし、ギリシャ人はワインとオリーブオイルで満たされた容器をスポンジ状の木で蓋をしていました。 

そんなコルクを現在の形にして一躍存在を大きくしたのはドンペリなんです。18世紀にシャンパンを生産する過程で、コルク栓が誕生しました。その当時、フランスで発泡性のワインは、オリーブオイルに浸した麻布で古い木を巻いたもので栓をしていましたが、これだと発生したガスが、ポン! と栓を弾き飛ばしてしまうんです。これでは、折角のシャンパンが台無しになってしまうので、ペリニョン氏のが実験を重ね最適な栓を生みだしたのです。そして、ワイン業界は彼の開発したコルクをスタンダードとして採用し、現在に至っているというワケです。 

コルクは圧力下で非常にいい仕事をしてくれます。何回かプレスすることでコルクは約半分のサイズまで圧縮することができます。まぁ、他にも同じように圧縮することができる素材はありますけど、コルクが違うところは、その弾力。コルクの内部はハチの巣のような状態になっていているですが、そのセル自体がものすごく弾力性がある事、そして空洞部分は89.7%がガスで埋まっている事、この2つの効果によって、コルクの長所である弾力がうまれているんです。 

また、セルの中にあるガスは圧縮されてボリュームを失うけど、常に元に戻ろうと押し戻しているから、カベルネやシャンパンを瓶の中に閉じ込めておくことができるんです。そしてコルクは、栓をしている間は、液体が打ち寄せる波のように絶え間なく襲ってきても、たじろく事がありません。そのストップするパワーは、複雑に混合された脂肪酸コルク質と呼ばれるオーガニックなアルコールが、コルクの細胞壁にあるからだそうです。コルク質+タンニン+タンパク質の欠乏湿気による腐食に強いものにしてくれます。実際に国連食糧農業機関(FAO)は、コルクの破片は何世紀もの間腐らずに液体の中に沈められている状態をキープできると言っています。全体から見て、コルクは現存する最も優秀な栓だと言えるでしょう。

その他にもコルクが他の栓よりいいことがあります。Amorim Cork Americaのコルクプロデューサーの話によると、あなたがワインセラーに長い間ワインを保存する際に、コルクがいい仕事をしてくれるもう一つの理由があるんです。

どんな仕事かというと? ワインは少しだけ二酸化硫黄を含んでいるんですが、酸素が無いと二酸化硫黄がマッチを擦ったような臭いを発生させてしまうんです。これはワインの味わいを損ねてしまいますよね? ということで、3~4ミリグラムのガスを放出することによって、空気を自然に取り込むことができるコルクが最適なんです。スクリューキャップも、コルクと同様に少し空気が入るように設計する努力をしていますが、基本的には密封されているので、この硫黄問題は潜在的に存在し続けているんです。 

なお、自然と酸素がワインのボトルの中に取り入れられるということは...、カビ臭い場所にワインを保存しておくのは、止めましょうね~。


-Rachel Swaby(原文/junjun )

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