フォースきた! CERNが本日午後10時よりヒッグス粒子緊急記者会見をネット生中継!(動画あり)

フォースきた! CERNが本日午後10時よりヒッグス粒子緊急記者会見をネット生中継!(動画あり) 1

事実なら相対性理論以来の大ニュース

世界中の物理学者が半世紀近く探し求めてきた神の粒子「ヒッグス粒子(Higgs boson)」の存在を示す証拠を既に掴んだ可能性が高まり、欧州原子核共同研究機構(CERN)が日本時間13日午後10時より緊急記者会見を開きます。スターウォーズのフォースがついにその姿を現すのか!?

来週にはヒッグス粒子を「初めて垣間見る」ことができるだろうと、CERN原子核共同研究機構の高名な研究者は英BBCに(7日までに)語った。

会見では大型ハドロン衝突型加速器(LHC:Large Hadron Collider)のチームが研究成果を報告し、ヒッグス粒子の存在を示す10の候補を紹介するようです。LHCのATLAS検出器とCMS検出器で行った約350兆回もの衝突の痕跡から得られた候補、ですよ。

ヒッグス粒子って何?

ほとんどの物理学者は、ヒッグス場(Higgs field)が宇宙のそこら中に存在する、と考えています。このヒッグス場を担う媒体(キャリア)としてヒッグス粒子は、他のあらゆる素粒子と相互作用しているんですね。それはちょうど「スターウォーズのジェダイの騎士が『フォース』を担う媒体の役目を果たしているようなものだ」と、LHC建設中にナショナル・ジオグラフィック誌はうまい喩えを使って紹介していますが、まさに「このフォースは我々を取り囲み、我々を貫通している。これは銀河系をひとつに束ねる力である」というオビ=ワン・ケノービの台詞がそのまま現実になったものなのです。

 

 

どう重要なの?

ヒッグス粒子は素粒子物理学の標準理論の枠組みに欠かせない重要なパートを占める粒子。なのですが、唯一未発見の粒子で、誰も未だにその存在を示す証拠は掴めていないのです。あんなデカい円型加速器をこしらえたのも、そもそもこのヒッグス粒子の尻尾を取っ捕まえることが究極の目標のひとつなんですね(あとの目標はタイムトラベル、異次元に抜ける穴を開けること)。

ヒッグス粒子の発見は、宇宙の成り立ちを考える理論の土台に関わる一大事。その重要性を、CERN元所長顧問である理論物理学者ジョン・エリス氏はこのように語っています。

「ヒッグスの仮説が生まれて50年近く...もはや我々にとっては聖杯ですよ」

スイスのLHCの科学者たちはもうみんな大変な興奮状態だとエリス氏は話しています。ベルギーの次に平穏なスイスで興奮状態とか言われても「あ、そう」とスルーしちゃうかもだけど、「神の粒子」発見のニュースと言われると俄然わくわくしますよね。

で、その神の粒子の姿はいつ見れるの?

まだまだ先。イメージ映像はここで見れますけど、火曜発表となる実験データは初回報告です。同じ証拠を実験で再現するまでは確定ではありません。それが起こるのは来年夏ぐらいになるのではないかと科学者たちは見ていますよ。

CERN研究担当所長のセルジオ・ベルトルッチ(Sergio Bertolucci)氏は、こう慎重に言葉を選びながらBBCに話しています。

「結論に飛びつくのは早過ぎる...非存在なら説明が合わない、そういう証拠が発表になる程度かもしれない。[しかし]発見に至る正しい道筋を進んでいることは確か」

なるほどね。

それにしても神の粒子が見つかると、その先、どうなるんでしょうね? LHCが稼動した時には世界の終わりを覚悟しましたけど、それがいよいよ来るのか...? その前にLHCはどんちゃん騒ぎかな?

記者発表(スイス現地時間13日14:00-16:00、日本時間13日22:00-24:00)の模様はここのCERNのホームページで生中継となります。30分の発表が2本あった後に1時間の質疑応答が行われます。動画のお方はここでライブブログしますし、チャットルームはここですよ、ステイチューン

[BBC News]関連:特集:宇宙を解き明かす 神の素粒子 2008年3月号ナショナルジオグラフィック
Wikipedia - ヒッグス粒子フォース

JESUS DIAZ(原文/satomi)