えぇ、来年アメリカからHTC製Androidが消えるかもしれないだって!?(追記あり)

えぇ、来年アメリカからHTC製Androidが消えるかもしれないだって!?(追記あり) 1

※ 文末に追記致しました。

え、そんなことが起きちゃってるの?

何と知らない間にAppleが裁判で大きな勝利を手にしていたみたいですよ。HTC相手に。HTCといえばAndoridをはじめ色々なプラットフォームのスマートフォンを販売している世界的なブランドですよね。中でもAndroid市場のシェアの拡大には目を見張るものがあります。AppleはそんなHTCに対して、アメリカ国内のAndroid端末の販売を強制的に停止させる権利を得たようなんです。

というのも、アメリカ国際貿易委員会(International Trade Commission、通称ITC)が、HTCのAndroid 1.6から2.2を搭載した端末がAppleの特許(特許番号5946647)を侵害していると判断したんです。対象になったデバイスはDroid Incredible、Evo 4G、T-Mobile G2、Nexus Oneなどを含め、数々の過去の端末も含められているとか。

 

そもそも何をどう侵害したのって思われたかと思います。Fortuneによると以下の点で特許侵害に当たるようですよ。

iPhoneで電話番号やメールアドレス、住所などが書かれたメッセージを開くと自動的にその情報部がハイライトされ、リンクが貼られます。
またiPhoneの画面上で電話番号をタップすると、自動的に電話をするかどうか聞いてきます。同様に、ウェブリンクを選択すればSafariが、住所を選択すれば地図が開きます。

でもこれってスマホなら当然の機能じゃないですか? これが無かったら全くもって便利じゃない! そもそもスマートじゃない! でもAppleの特許であることに変わりなく、侵害されていると判断されればもちろん今回のような結果になります。なのでもしHTCがこの機能を全部取っ払うか(絶対にないと思いますけどね)、HTCオリジナルのメソッドを開発すれば、引き続きアメリカで端末を販売することができるということなのです。

逆に言えばそうしないといけない状況に追い込まれているとも言えるんです。HTCのプレスリリースによると、

我々はITCが特許721と特許983に対する決定を支持し、また特許263・特許647の一部の判決を翻してくれたことを嬉しく思っています。
我々はこの決定を尊重すると同時に感謝しています。特許647はUIのごくごく一部のものであり、全ての端末からこれを取り除く予定です。

この問題は修復可能で、ITCの決定もHTCに有利なものとなった感じがしますよね。でもよくよく考えてみてください。もしHTCがこの問題を解決できなった場合、2012年4月19日に強制的に販売停止が命じられます。そうなんです、タイムリミットは刻々と迫ってきているのです。

まだこれを回避する手段(Presidential Veto:大統領拒否権)があるのも事実ですが、そんなことしちゃったらヨーロッパとかオーストラリアで繰り広げられている「Apple vs Samsung」の二の舞になりかねませんよ。

そんな泥沼化だけは避けたいでしょうね。どうなるHTC

※ 2012年4月19日より、問題の特許技術を搭載している端末のアメリカ国内への輸入は禁止されることが決まり、またHTCはその特許技術に代替する方法を開発した模様です。ですのでアメリカ国内での製品販売にはさほど大きな影響を及ぼさないそうです。

[ ITmedia ]

CASEY CHAN(原文/河原田長臣)