Siriが中絶に反対かのような態度をとる理由とは?

Siriが中絶に反対かのような態度をとる理由とは? 1

いくらSiri子が素晴らしくても、結局は検索エンジンの1つだということ。

Siriで中絶処置を行うことができる病院を探してもでてこない、Appleは中絶反対派なのか?というニュースを先日紹介しました。米国では大きく注目される話題となったようです。それに対してネタ元のSearch Engine Landが述べている意見がとてもわかりやすいです。とどのつまりは、Siriは社会的なメッセージを持ったロボではなく、ただの検索エンジンだということ。

Abortion Clinic(中絶病院)」でいくら検索をかけても期待する結果がでてこないのは、病院が自らを中絶病院なんて呼び方をしていないから。検索エンジンとは実に奥深いものであり、その深さ故に常にさまざまな問題が浮上してきます。検索巨人のGoogleはこういった検索問題と長いことつき合い続けています。例えば「ユダヤ」と検索をかけたのに「反ユダヤ」関連のサイトがでてきたり、「Miserable Failure(みじめな脱落者)」と検索すると最近までブッシュ前大統領のページがでてきていたり。検索結果を見ると、Googleは○○派なのか!とその社会的派閥を問われる問題に陥ったことが多々あります。

つまりは、AppleはSiriの登場で検索エンジンの世界に足を踏み入れたが、まだまだ改善されるべき点が多くのこされている、ということに過ぎません。Siriには理解できない言葉、期待に応えられない状況が現時点ではたくさんあります。人がどのような言葉で何を期待して検索をするのか、それを理解して検索エンジンに組み込んでいくのにはこれからもう少し時間がかかりそうです。

Siriは中絶反対派か? いいえ、Siriの検索結果や行動に社会的メッセージや政治的背景はありません。彼女は今はまだ意志を持たないただの検索エンジンなのです。

[Search Engine Land]

そうこ(Kyle Wagner 米版