[ #CES2012 ]PC用Kinect、ちょっとお高いのはなぜ?

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CESの基調講演で発表されたPC用Kinectについて、さらに詳細情報が届きました。が、ちょっと残念な点は、Xboxバージョンよりも価格が高めになるということです。

PC用KinectことKinect for Windows2012年2月1日、日本を含む12ヵ国で発売されます。希望小売価格は249ドル(約1万9100円ですが、日本での価格は未発表)です。

この価格で手に入るものは、Xbox用のものと基本的にほとんど変わりません。Kinectのハードウェアと、Windows用ソフトウェア、それから音声と人体のトラッキング用のソフトウェアアップデートくらいです。教育用価格も149ドル(約1万1500円ですが、これも日本での価格未発表)で導入されるとのことでした。

技術的に進化したのかというと、ひとつ重要なものがあります。「ニア(近距離)・モード」です。これまでKinectを近距離で使ったことのある方は実感されたかもしれませんが、Kinectとユーザーの距離が近すぎると、思うように動いてくれませんでした。PCでの利用に最適化するため、マイクロソフトは50cm前後の距離でもKinectが思い通り動くよう多くの時間と労力を注ぎ込みました。この点がどうなっているか、実物を見るのが楽しみなところです。また、Windowsシステムに組み込まれたさまざまな機能に対してジェスチャーやボイスコマンドをサポートするので、これも便利になると思います。

ただ疑問なのは、Xbox用Kinectよりなぜこんなに価格が上がってしまうのかということです。米国の価格で見ると、Xbox用Kinectは(特定のゲームタイトルと同梱ですが)149ドルで販売されているので、100ドルも高くなるのです。マイクロソフトのKinect for Windows開発ブログによれば、理由は以下の通りです。

Xbox用Kinectを現在の価格で販売できるのは、Kinect向けゲームを買ってくれたり、Xbox LIVEに登録してくれたり、その他Xbox 360のエコシステム関連で物を買ってくれるユーザーが存在するからです。

また「Kinect for Windowsではハードウェアオンリーのビジネスモデルを選んだ」とも書かれています。つまり、Xbox用ではハードだけじゃなくソフトでも稼げたのでハード価格は抑えられたけれど、PC用ではそれができないということなんでしょうね。

そんなわけでちょっとお高いKinect for Windowsですが、これがXbox用と同じくらい売れるかどうかは、価格だけじゃなく「何ができるか」によるところが大きいと思われます。デベロッパーの皆様に期待したいですね。

[MSDN Blog;Image:bfishadow]

Jamie Condliffe(原文/miho)