米、過去を消すことに成功(動画あり)

米、過去を消すことに成功(動画あり) 1

約40ピコ秒、消したい過去があるみなさまに朗報です。米コーネル大が過去の出来事を消すことに成功しました! と言っても約40ピコ秒ぽっきりの間だけですけど、いやいやどうして...とんでもない快挙ですよね!

米国防省DARPA後援の研究。このクローク造成装置の詳細は今月の科学誌「Nature」に掲載となっています。

人間は、物体Aが弾き返す光を目で捉えて「Aが存在する」と認識しているわけですが、仮に物体Aに光が当たらなければ、そこにAが存在しても目で捉えることはできませんよね?

そこでコーネル大研究班では上図のように、特殊なガラス光ファイバーで「タイムレンズ(time lens)」なる装置をつくり、そこにビームを通して光の流れ方を変え、Aを避けるようにしてやったのです。

と言ってもこのタイムレンズは、他のレンズのように光を物理的に曲げる(屈折させる)んじゃなく、時間に歪みを生じさせるレンズなんでございますよ。

「これでビームの周波数と波長を変えてやったら光の移動速度が変わり、そこに時間のギャップ(ひずみ)が生まれたのですよ」と、論文を共同執筆したコーネル大の物理学者モティ・フリドマン(Moti Fridman)教授はナショナル・ジオグラフィックに話しています。

この時間の穴を1兆分の1秒のピコ秒単位からマイクロ秒ぐらいまで伸ばすのが次なるステップ。ゆくゆくは光ファイバー通信のセキュリティ強化、光ファイバー通信を通るデータを隠す技術などに応用できたら、と同大研究チームでは考えています。

 

せめて名画を盗む間、この動画みたいに監視カメラを煙に巻けるぐらいまでいけたら、いろいろ歴史も変わりそうですね。

[CBC]

satomi(米版KATIE DRUMMOND - WIRED.jp