ナチスの恐ろしいレニングラード包囲戦を振り返ろう。現在と当時の街の様子が一度に見てとれる写真たち(ギャラリーあり)

ナチスの恐ろしいレニングラード包囲戦を振り返ろう。現在と当時の街の様子が一度に見てとれる写真たち(ギャラリーあり) 1

言葉を失います。

写真家セルゲイ・ラレンコフ(Sergey Larenkov)さんが自身の新しい作品を公開しました。彼は、一枚の写真上に同じ街の第二次世界大戦時と現在の様子をPhotoshopで加工したものを並べる、というユニークな作風で知られています。そんな彼の新作はナチスによる「レニングラード包囲戦」にフォーカスがあてられています。

ここでレニングラード包囲戦について少し説明しておきたいと思います。

レニングラード包囲戦は、ナチス軍が1941年9月8日から1944年1月18日までの872日もの間、レニングラード(現サンクトペテルブルク)を包囲し、それによって150万人ものソ連軍とレニングラード市民が犠牲になったと言われている悲惨極まりない戦闘でした。

そんな大勢の犠牲者を出していたソ連軍は1943年1月12日に決死の反攻作戦(Operation Iskra)を決行します。そして1月18日には、完全に周囲からシャットアウトされ陸の孤島と化していたレニングラードへ続く陸上ルートが確保されました。遂に包囲戦が終わった時でした。

更に少しの間、ナチス・ソ連両軍間の砲撃戦は続いたものの、1944年1月27日にドイツ国防軍はレニングラードの南部まで押しやられました。これが事実上の解放となったのです。

彼の作品には悲しみや当時の悲惨な状況が、現在の平和な様子とともに多いに込められていますよ。ギャラリーを用意しましたので是非ご覧下さい。

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こうやって過去の真実を未来に伝えていくというのは、本当に大切なんでしょうね。

河原田長臣(JESUS DIAZ/米版