OS X Mountain Lionでアップルが殺そうとしているサービス一覧

2012.02.20 12:30
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AppleのOS X Mountain Lionは新機能満載! IMの未来を思わせるMessagesなんかも今から楽しみですが、このOS登場の煽りを受けるアプリもあります。中にはみなさんご愛用のアプリも...。以下がそのOS X Mountain Lionで影響を被るサービス一覧です。 


Adium & AIM


大体の人は何年も前にAIMからiChatやAdiumに乗り換えてると思うけど、Messagesが出ればそれも使い続ける理由がなくなっちゃいます。

AdiumはGrowlも取り込めること、簡単に複数のプラットフォームのログ切り替えできるのが売りですが、今度出るMessagesには通知センター(Notification Center)のバナーも複数サービスのハブも備わっているので、AdiumのGrowl統合とかは意味なくなってしまいます。

端末からパソコンにチャットのログが取り込めるのも嬉しいプラスだし、それにFaceTimeとiMessageをチャットライフに加えたいならMessagesを使う以外にチョイスはありません。iMessageは最もリッチな最高のIMプロトコルですし、iPhoneやiPad持って使わない人はいないんじゃ...それ考えると影響は大きいです。

さらにMessagesにはAppleがメンテに積極的、というメリットもあります。Adiumは腐るまま置き去り。となるとAdiumに残されたものはスキンとアイコン改造ぐらい、ということに。


Dropbox



スティーブ・ジョブズがあれだけ熱心に追い掛け回していたDropbox。フォーブスによれば、ジョブズは2009年12月に8億ドル(630億円)積んで買収提案し、「(Dropboxは)フィーチャーだ。プロダクトではない」とDropboxをiCloudに取り込む方向で説得に当たったんですが、この動画に出てくる28歳のドリュー・ハウストン(Drew Houston)CEOににべもなく断れたんだそうな。

Dropboxの雄弁をよそに、Appleは「あ、そう」とDropbox抜きでiCloudを発表し、Dropboxを過去のものにしつつあります。

最初パッとしなかったiCloudもニッチなフィーチャーを脱皮し、なんとかまともになってきましたからね。ドキュメントは自アカウントで使える全マシンで同期がとれるし、Dropboxの機能もかなりがなりカバーしてます

クロスプラットフォーム機能のこともあるのでiCloudが全部取りすることはないだろうし、Dropboxは前からOS Xにシームレスに統合化されているし、iCloudはまだ大容量のファイルには対応してないので、今すぐDropboxがどうかなるってことではないですが。

だいぶDropboxの島に食い込んできました...。
 

SMS


古い携帯を使ってる友人・家族は今もSMSですよね? でもMessagesの登場で、彼らとのメッセージのやり取りは離れ小島に追いやられてしまいます。

というのもMessagesでは文字通り全ての通信プラットフォームをひとつのハブにまとめてるんですが、SMSのやり取りだけは別に保存されるんでございますよ。

SMS以外の全通信の受け皿が一本化され、携帯でも今はますますGtalkのようなクロスプラットフォームのサービスが使われてます。そんな中、iOSユーザー同士のやり取りでわざわざSMS使う理由もないんですね。メールにかかる電話代もバカにならないですし。


Growl


どう発音していいか分からない「Growl」の島には「Notification Center(通知センター)」という誰でも発音できる新サービスがやってきます。これはGrowlのコア機能(画面右上の通知ポップアップ)に改善を加えたものですね。GrowlのRollupはアップルの純正アプリすべてと完璧に統合化しているんですが、なんせ席を離した隙に入った通知が全部画面中央に表示されてきて消さないとダメなんですが、Notification Centerは普段は隠れてるサイドバーに通知が出てくるので、もっとエレガントで邪魔になりません。何か他のことに集中してる間に入ってきた通知もそこで見れます。

エクスペリエンスはベター。しかもAPIがサードパーティーの全アプリで使えるようになりますしね。...最新の猫類にGrowl(ウ~。獣が敵を威嚇する唸り声)が殺されるってのも皮肉な話ですが...。


App Storeにない全アプリ?


これはまだ想像の域を出ない話で、まだ現実には何も起こってませんけど... Gatekeeper(ゲイトキーパー)という新機能に関しては、「これがOS Xのアプリのダウンロードの未来にどういう意味を持つのか?」というのが気になるところです。

Gatekeeperでは自分が行うアプリダウンロードに様々なレベルの「セキュリティ」が設定できます。その意図するところは、技術に疎いユーザーがマルウェアに晒されぬよう、信用できないダウンロードは非許可とし、マルウェアの数を制限しようというもの。

Appleは、なにもウェブを「キュレート」しようしてるんじゃないと言ってますし、確かにラッダイト(テクノロジー嫌い)な親戚が余計なものダウンロードできないよう制限かけるのはそれなりに重要なことだけど、巷では噂になってるんですよね。「iOSで今やってるみたいに、マシンにインストールするソフトウェアすべてをアップルが一手にコントロールする未来に向け、今から種撒いてんじゃないのか」って。で、これが全く根拠のない噂と言い切れない部分もあるんですよね。要熟考。


但しTwitterは絶好調


明暗をわけたのがTwitter。このたびの統合化はすばらしいの一言です。ネイティブアプリから直接共有できて最高。アップルは将来的にFacebook、Flickr、その他のネットワークにも同様の機能を加えるかもしれないって約束してますから、OS Xの前途は破壊・テロ・騒乱一色ってわけでもなさそうです。


以上です。ここで得た自分なりの教訓は、アップルの猫に丸呑みされたくなかったらビッグになれ、ということですね。


Image credit: Terrierman's Daily Dose

KYLE WAGNER(原文/satomi)
 

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