スティーブ・ジョブズFBI捜査ファイルが公開に

スティーブ・ジョブズFBI捜査ファイルが公開に 1

FBIがスティーブ・ジョブズ氏の素行を洗った191ページに渡る捜査ファイルをサイトに公開しました。ここで全文読めます。

ファイルには、1991年にブッシュパパの大統領輸出評議会(President's Export Council)に指名された時に行われた事前の素行調査と、1985年にジョブズ氏に対し爆弾を仕掛けると脅迫があった時の捜査内容が記載されています。

まだ読んでる途中ですが、素行調査のまとめのところにはこんなメモも残ってますよ。

何人かの人物は、ジョブズ氏にはドラッグをやった過去があると、懸念を口にした。

何人かの人物は、ジョブズ氏は自らのゴール達成のためなら真実をねじ曲げ現実を歪曲する人だ、と述べ、ジョブズ氏の誠実さに疑問を投げかけた。彼らはさらに、ジョブズ氏は最近は支援してるが、昔は[削除] (未婚で彼の子を産んだ母親)さんとふたりの間に生まれた娘の支援もしなかった、とも述べた。

[削除] 氏は[編集削除] をきっかっけにジョブズ氏と知り合ったという。彼が見るジョブズ氏は100%真っ直ぐで正直というわけではなく、相手を欺こうとする性格の人らしい。

[編集削除]さんはジョブズ氏とはもう友だちではない、という。彼はACIでジョブズ氏と付き合った経験上、ジョブズ氏のことを苦々しく思っており、無視されたと感じている。彼が見るジョブズ氏は正直で信用できる人物だが、倫理面で疑問が残る。

彼らはさらに、ジョブズ氏は自分の思い通りになる限りは誠実さを失わない、とも述べた。

彼女は、指名候補について語るのは少し躊躇われる、と述べた。理由は、彼の倫理・道徳観に疑問が持たれるから。

 い、いやあ...FBIの捜査ファイルはいろいろ見てきましたが、こんなにアケスケに言う情報が集まってる例は極めて珍しいですね。捜査といっても雇用主と候補者本人が紹介した人たちに話を聞いてオシマイということも多い中、これは...。削除されてるので証言者の正体まではわかりませんが、ジョブズ氏が紹介した相手に聞き込んだのだとしたら、ジョブズ氏は友人が心の中で何を思ってるか、よく知らなかったことになります。

念のため申し添えると、捜査で話を聞いた人の中には、ジョブズ氏は真っ当な道徳的な人物だ、と証言した人も沢山いますし、疑問を投げかけた人たちも彼の指名には賛成しています。

「指名候補者には、政府のハイレベルの政治的ポジションにふさわしい適性が備わっている、と彼は述べた。彼の見方によれば、それだけのポジションになれば正直さと誠実さはもはや必須条件ではないだろうから、というのだ」

まあ、言い方はアレですけどね。

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ファイルではもうひとつ、奇妙な事実が浮かび上がっています。上のファイルをご覧になるとおわかりのように、スティーブ・ジョブズ氏にはトップシークレットの「security clearance(機密にアクセスする人の信用調査)」が行われていたのです!

調査は1988年に始まり、1990年に終わりました。

なぜそんなものが必要だったのか? それはこのファイルではわかりませんが、「依頼主」はピクサーです。

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UFOでも抱え持ってんのかなと思ったら、以上の原稿公開後、Gawkerにはジョブズ氏と働いた経験のある人からメールでこんな情報が寄せられました。「ピクサーでは黎明期にsecurity clearanceされた人が何人かいるが、あれはピクサーが販売する画像レンダリングソフトウェアシステムが衛星偵察の画像・映像を最適化するのに使えるから。チェルノブイリのデモまであったしね。『スパイ』が巨大市場になると思ったわけだ」―というわけで、UFOじゃなかったようです。

因みにAPが商務省に確認してみたところ、第一次ブッシュ政権の大統領輸出評議会には確かにジョブズ氏、入っていたそうです!

JOHN COOK(原文/satomi)