蜘蛛の巣が簡単に壊れない理由が明らかに... MITが発見

蜘蛛の巣が簡単に壊れない理由が明らかに... MITが発見 1

蜘蛛の巣が強い理由として、蜘蛛の巣の糸の性質(絹のように見えて、鉄のように強い)はこれまでも知られていましたが、それだけではないことが判明したそうです。なんと、蜘蛛の巣の構造にも強さの秘密があったそうですよ!

蜘蛛の巣の構造? と言われて思い出したのは、蜘蛛の巣って一部が壊れていても、そこから全体が一気に壊れるようなことってないですよね。MITの研究チームはその点に着目して、一部が引き裂かれた蜘蛛の巣が地面に落ちない理由を調べたそうですよ。

その結果、蜘蛛の巣の一部が切り離される仕組みや、2種類の蜘蛛の糸を組み合わせることで衝撃吸収が行われることが分かったそうです。

・蜘蛛の巣の一部が切り離される仕組み

1. (直線的に)糸が引っ張られる

2. (タンパク質が変性して)糸が引き伸ばされる

3.( 衝撃を吸収して)糸が硬化する

4. (摩擦によって)糸が切断する

・しおり・引き系の「縦糸」

巣の中心から外に向かって、放射状に伸びて巣の構造を支える

・粘着系の「横糸」

巣の中心から外に向かって、螺旋状に広がり獲物を捉える

→2種類の性質が異なる糸が、蜘蛛の巣の外からの衝撃を吸収して巣の一部を切り離し、巣の穴が広がることや、巣が壊れることを防ぐ。

蜘蛛の巣って身近なものですけど、実は凄いメカニズムで構築されていたのですね。子供の頃イタズラしたり、意図せず蜘蛛の巣に飛び込んでしまった時に、蜘蛛の巣が簡単に壊れなかったり、取り除くことができなかった理由がやっと分かったような気がします...。

今回明らかになった、一部を犠牲にして構造が壊れることを防ぐと、蜘蛛が日常的に行なっている壊れたところを修復して元の構造に戻す...を繰り返すと、蜘蛛の巣のように強い構造を維持することができそうですね。もちろん、蜘蛛の糸のような強い素材で構造を作る必要もあるのかも知れませんが...この考え方やアプローチって、色々なことに応用できそうな気がします。近い将来、蜘蛛の巣の構造を応用して考えた製品も登場したりするんでしょうかね。

Photo by JunCTionS

クモの巣の強さの秘密、2つの糸の絡み方にあり MIT研究[AFP]

(KENTA)