中国に行くときのセキュリティ対策、ここまでやるのが当たり前?

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携帯のマイクを遠隔でオンにされるとか、こわすぎです。

米国のシンクタンク、ブルッキングス研究所のケネス・G・リーバーサル氏は中国に関するエキスパートで、かつてクリントン政権では大統領顧問も務めた方です。でもそんな人でもなければ、リーバーサル氏が中国に行くときのセキュリティ対策あまりに厳重で、まるでスパイ映画見過ぎの子供みたいに思えてしまいます。

ニューヨークタイムズによると、こんなに入念なんです。

 

彼が普段使っている携帯電話とラップトップは自宅に置いて行き、代用のデバイスを持ち歩きます。代用デバイスの中のデータは米国出国前にいったん消去し、帰国したらその瞬間にまた消去します。中国内ではBluetoothもWi-Fiもすべて無効にし、携帯電話からは決して目を離しません。会議中は携帯電話の電源をオフにし、さらにはバッテリーも外してしまいます。なぜでしょう? マイクが遠隔でオンにされる可能性があるからです。

インターネット接続には暗号化・パスワード保護された経路のみ使用、そのパスワードを入力するのもUSBメモリからのコピー&ペーストのみです。キーボード入力などはしないのです。というのは、「中国人はキー入力監視ソフトをラップトップに忍び込ませるのがすごく上手なんです。」

やり過ぎじゃないかって思いますが、そうでもないらしく、ここまでしているのは彼だけじゃないんです。ニューヨークタイムズによれば、こんなやりすぎにも思える予防策が、大事な情報を扱う人が中国に行くときは普通になっているんだそうです。大事な情報を扱う人といえば、政府関係者や重要な技術の研究者...だけでなく、ごく普通のビジネスマンだってその中に含まれます。

VPNとTor、パスワード保護(どこまでやるかは人それぞれですが)の組み合わせが有効だと思ってましたが...セキュリティ対策は果てしないんですね...。

[NY Times、Image credit:Shutterstock/Rynio Productions]

Michael Zhao(原文/miho)