新iPad A5XとNVIDIA Tegra 3ベンチ対決!(動画あり)

新iPad A5XとNVIDIA Tegra 3ベンチ対決!(動画あり) 1

アップルは「iPad新搭載A5Xのグラフィック性能はNVIDIA Tegra 3の4倍」と言ってますけど、Tegra 3も処理パワーは凄腕―どっちが速い? さっそく実機で測ってみました!

...いざやるとなるとこれが結構難しくて、iOSとAndroidの両方まともにテストできるのはSunSpider JavaScriptベンチマーク、BrowserMarkベンチマーク、GLBenchmark 2.1の3つだけ。

このうちSunSpiderBrowserMarkはどちらもブラウザ内テストで、端末のブラウザがいかに効率良くJavaScript、HTML、その他のブラウザ系タスクの実行速度を測るものですね。ここでは両方ともデフォルトのブラウザ(Safari、ストックのAndroid)を使ってみました。

GLBenchmark 2.1はゲームを念頭にグラフィック性能を測るテストです(注:CPU性能は古参のLinpackスタンダードテストを使う予定でしたが、LinpackはiOSアプリとAndroidアプリで非常に異なるため、結果をきっちり正確に比べられない)。

テストは新iPadとAsus Transformer Primeで比べてみました。

  

SunSpider:引き分け

SunSpiderは結構結果にばらつきありますが、スコアは両方とも同じ範囲ですね。短い時間を争うテストでは、どちらとも最高1680ミリ秒台、最低は1800ミリ秒台の半ば。いちおうここは「引き分け」としておきますが、結果にあまりにもバラつきがあるので信頼性は「?」。

BrowserMark:Transformer Primeの勝ち

BrowserMarkのテストでは割と安定した結果を得ることができました。偏差も少なく、もっと信頼できそうです。こちらはJavaとHTMLのレンダリング性能テストで、スコアは高い方が勝ち。何度かやって平均とったらTransformer Primeは107,632でiPadは99,908、Android端末の方が7.2%高速という結果でした。ブラウザが変わると結果は違ってきますけどね...。

GLBenchmark 2.1: iPadの勝ち

新iPad A5XとNVIDIA Tegra 3ベンチ対決!(動画あり) 2
グラフィック性能テストはiPadが明らかに上。Egyptスタンダードテストが6740フレーム(60fps)、Pro Standardが2974フレーム(60Fps)です。一方、Primeはそれぞれ5080フレーム(52fps)、2775フレーム(56fps)という結果。テスト中もiPadはとてもスムーズでしたけど、Transformer Primeはグラフィックスにアーチファクトなど出ました。

というわけでグラフィックスはiPad勝利。アップルがいう「4倍」ってのは大げさだけど...。結局あれはどこから来た数字だったんでしょうね?

尚、LAPTOP Magazineが並べて撮った動画(白が新iPad)では、iPadに出ないエフェクトもあることが確認されてます。これはいずれ開発者側でA5Xに対応するのかな?

Subjective Speed Tests:引き分け

ユーザーエクスペリエンスのテストでは、iOS版とAndroid版の両方あるアプリ(Facebook、Twitter、Fruit Ninjaなどなど)をダウンロードして同時に開いてみましたが、全アプリとも起動も開始もほぼ同時。比べてもしょうがないぐらいの僅差です。どっちのタブレットも超高速&最高ですので、数ミリ秒差の自慢してる間にエンジョイ、エンジョイですねー。

総合勝利:???

グラフィックスはiPadのA5XのGPU(graphics processing unit)の方が速いけど、毎日使う分にはTransformer PrimeのCPUもなかなか捨てがたいし、ここは引き分けってことで。クロスプラットフォームの優れたCPUテストが現れてくれればいいのですが...それが出るまでは喧々諤々続きそうですね。耳栓のご用意を...。

Image credit: Shutterstock/Ssuaphotos

BRENT ROSE(原文/satomi)