iOS版iPhotoが新登場、これはかなり微妙なアプリかも

2012.03.12 12:00
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iPhoneとiPad用のiPhotoアプリが450円で発売されました。

マルチタッチで指先で写真を加工できるようになって、一見とってもクール。でも分かり難いし、なんか過剰だし、遅い感じもする..。余分に450円払わなくてもiPad でフォトアルバムで写真を見ることができるし、ズームもできるし、スワイプ操作もできるし、友達に見せるだけならこれで充分

iPhotoは「写真に関してやりたい事」をもっと実現するための機能が盛り込まれています。
写真を切り抜いたり、コントラストを変更したり、「かっこいいビンテージ調の、インスタグラム風のノスタルジックなフィルター」(実際のクオリティとはまた違うけど)をかけたり、様々な加工ができるようになりました。でもそれらは「すごく良くできているわけでは無く」て、本当に必要としていた機能かどうかと言うと、微妙なのです。

豊富に用意された機能は貧相で、メニューは矛盾が多く、特定の編集機能を見つけるのも一苦労。写真を編集するときにフルスクリーンにもなりません(いやもしかしたら出来るのかも、その機能を見つける事が出来なかっただけかもしれない)。使い込むと素晴らしいアプリなのかもしれませんが、何かとっ散らかっていて、混乱するし、写真を編集する時間よりも機能を理解するための時間の方がかかるというか。

全く直感的ではなく、全部「狩り」のようなものです。キリンの写真を撮影するかのような、やみくもな「狩り」のようなもの。

しかしこの「ひどさ」はどこから来るのでしょうか。

Mountain Lionが現れた時にも同じ事が言えると思うのですが、アップルは現実に存在しないものを物理的世界(つまりiPhoto アプリ)で実際に存在するものに似せようとしているのではないのでしょうか。このテクニックは、「Skeuomorphism」と呼ばれています。そして大抵、そういうのは胸くそ悪いのです。

みすぼらしいビーチの家から持ってきたアール・デコ調の捨てられた棚のような、青緑色のガラスの上に置かれたフォトアルバム。「ブラシ」は絵筆のようなデザインでキュートで便利そう、でもちょっとやり過ぎ。アルバムから写真を集めてジャーナル風に配置してくれる「フォトジャーナル」はFacebookタイムラインにそっくりなんだけど、冗長な寄せ集めな感じ。もちろん、背景にバーチャルの布っぽいデザインを選ぶこともできますよ。

iPhotoより同じくらい安い、もしくはもっと安い値段でiPhotoと同じような事ができるアプリはあります。たとえユーティリティと必要性の問題を脇に置いたとしても、Macと親和性が高い編集と閲覧機能の劣化版というイメージですね。
つまり、このアプリが本当に必要かというと、決してそうでもないと思います。


mayumine(米版/SAM BIDDLE)
 

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