絹のようになめらかなバイオリンの音色、その秘密はクモ

絹のようになめらかなバイオリンの音色、その秘密はクモ 1

日本の研究者・大崎茂芳教授が、世界で初めてクモの糸でバイオリンの弦を作ったそうです。クモの糸はその強度柔軟性に定評があり、なんと通常のガットに比べて柔らかく深い音質になるんだとか。

1本の弦に使われるクモの糸は1万本。はじめに約3,000本の糸をよりあわせた束を作り、それを3束まとめて反対側によりあわせて1本の弦にしていきます。バイオリンの弦は4本だから、その行程を4回繰り返すわけですね。なんとも気が遠くなる話です。

しかし気になる演奏者の評価は...?

この弦をプロのバイオリニスト数名に使ってもらったところ、じつはなかなか好評価だったそう。大崎教授によると「付加価値の高い製品として実用化できる。世界中のバイオリニストと音楽ファンに格別な音色をもたらしてくれるだろう」とのことです。

まだ従来のガットに比べると切れやすいようですが、それを加味しても使うだけの価値はあるかもしれませんね。クモの糸音楽会が開催されたらぜひ行ってみたいところです。

[Physical Review Letters via BBC 画像:land_camera_land_camer]

Jamie Condliffe(米版/Rumi)