ハエだって...恋に破れると、ヤケ酒が飲みたくなるんだよぉ!

2012.03.22 17:00
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※画像はイメージです...

失恋してヤケ酒を飲んで紛らわす...いかにも人間らしい行動のようですが、ショウジョウバエも似たような行動を取ることをカリフォルニア大学サンフランシスコ校ウルリケ・へーベルライン教授の研究チームが明らかにしたそうです。

ショウジョウバエを使った実験の内容をまとめると以下の通りです。


対象:
オス
メス(交尾経験あり)
メス(交尾経験なし)

実験1:
対象を2パターンで交尾させる

オス→メス(交尾経験なし)=交尾成功・・・以後、求愛行動する
オス→メス(交尾経験あり)=交尾失敗・・・以後、求愛行動しない

実験2:
オス(求愛行動しない)だけを隔離し、2種類のエサを与える

通常のエサ、15%のアルコールを含むエサを用意
→15%のアルコールを含むエサを浴びるように摂取した。

実験3:
神経伝達物質「ニューロペプチドF」の脳内レベルを調査する

オス(求愛行動しない)・・・「ニューロペプチドF」の脳内レベルが減少
オス(求愛行動する)・・・「ニューロペプチドF」の脳内レベルが増加

→「ニューロペプチドF」の脳内レベルによって、アルコールへの衝動が引き起こされている。

今回の実験で、明確になったニューロペプチドFは、「脳内の報酬のレベルを示しており、報酬を求める行動へ変換するスイッチの役割を担っている」そうです。なので、メスに拒絶され、求愛行動しなくなったオスは「ニューロペプチドF」が減少した埋め合わせとして、アルコール摂取によって報酬欲求を満たしていると考えられるそうですよ。また、人工的に「ニューロペプチドF」を増減させたショウジョウバエでも同じ結果が出たそうなので、「ニューロペプチドF」がカギを握っているのは間違いないようですね。

ショウジョウバエがヤケ酒をする行動って、何だか人間にソックリでビックリでしたが、ショウジョウバエの「ニューロペプチドF」によく似た神経伝達物質が人間の脳にも存在するそうです。

人間の脳にあるのは「ニューロペプチドY」で、現在は臨床試験中だそうですが、もしショウジョウバエと同じ結果が出るのであれば、薬物依存症アルコール依存症のメカニズムを解明するのに役立つかも知れません。そうなると、今回の発見は大きな一歩になるかも知れませんね。

それにしても、ショウジョウバエにアルコールを含んだエサを与えてみようって、最初は悪ふざけだったんじゃないかなとも思っちゃいますが、こんな形で結果が出ているので、結果的には素晴らしい発想だったんじゃないかなと思います。失敗は成功の母...思いついたことは何でもやってみる...という姿勢が大切なんでしょうかね。


Photo by stringbot

ハエも失恋するとやけ酒に走る?米研究[AFPBB News]

(KENTA)

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