失踪したファルコンHTV-2、実は超音速すぎてスキン剥げ落ちてたことが判明

失踪したファルコンHTV-2、実は超音速すぎてスキン剥げ落ちてたことが判明 1

皮がべろん...アイタタタ...

「NY-LA間を12分未満で飛べる」と米空軍が豪語する超音速機ファルコンHTV-2が昨夏テスト飛行中に謎の失踪を遂げた件で、事故原因がやっとわかりました! なんか速すぎて空中分解してたみたいですよ? 

DARPAはこう自供しています。

思った以上に大きな面積のスキンが飛翔体から剥げ落ち、継ぎ目のギャップが露わとなった結果、時速1万3000マイル(2万km)近いスピードで移動する機体の周りに大きな衝撃波が生じ、機体が突然ロール(片方に傾くこと)した。
2010年の初飛行で得た情報をベースに、この2回目の飛行に当てはめて考えると、飛翔体持ち前の空力的安定性のお陰で衝撃波によるロールは何度か自力で克服し安定を確保したと思われる。が、最終的には揺れが続き、その揺れの激しさが機体の回復力を上回ってしまった。

 

 

で、バラバラになって墜落した、と...。あー勿体なー...。

まーしかし時速1万3000マイル(2万km)、マッハ20(音速の20倍)ですから、何が起こっても不思議じゃないですよね。米空軍が誇る最新鋭の有人戦闘機ですらマッハ2がやっと(マッハ2って無茶苦茶速いよ!)。その10倍の超スピードなんですからDARPAも空中でなんか熱で落ちてくるだろうなーとは予想していました。が、 まさかこんなにゴッソリ剥げ落ちるとは思ってなかったようですね。

ただ考えてみればファルコンHTV-2って元々使い捨てを意図したものなんですね。「世界中どこでも1時間未満で到達(して原爆投下)するケーパビリティを備えた」飛翔体なので。

ファルコンHTV-2は燃えてなんぼ、ですよ。

[DARPA via CNN]

SAM BIDDLE(原文/satomi)