メイド・イン・チャイナな製造メーカー、実は完全に国産へ切り替えても利益は十分出るとアップルが証明...

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メイド・イン・ジャパンへの回帰もあり?

このところ大半の商品は安い労働力を活かして中国での現地生産というビジネスモデルが定着しているようなんですけど、そもそもこれって国内経済には良い影響を与えているんでしょうか? 中国に仕事が流れてしまうおかげで、国内の雇用は落ち込み、結局は中国経済にプラスになるように世界中のメーカーがシフトしちゃってるだけなのでは...

そんな懸念も米国内では高まってきている今日この頃だそうですが、例えば、超高収益企業として、いまや絶好調のアップルだって、Foxconnを中心とする中国での製造体制を確立したからこその成功ですよね。もしも完全に米国内だけで製造から輸出まで担っちゃったら、現在のようなアップルの栄華もないのでは?

そういう概念が定着していると思うんですけど、ここにマンチェスター大学の研究所が大きくメスを入れてきましたよ。もし実際にアップルが全製造体制を米国内へとシフトし直したとしても、売上総利益は50%以上をキープしつつ、十分に利益を出せるとの試算データが公開されています。それは大量の雇用創出で米国経済を潤すことにもなり、米国企業のお手本のような存在になれるとまで指摘されていますね。

ただ、そうはいっても、絶対的な生産コストの違いから、1円でも多くの利益を追求する株式会社である以上は、多少の利益減でも国内経済に資するようにだなんてボランティア精神を発揮するメーカーなどいないため、現実的には今後もメイド・イン・チャイナが圧倒的に強い状況が続いていきそうです。なんだか難しいところですよね~

CReSC via Cult of Mac

Brent Rose(米版/湯木進悟)