ホテルで目覚めた朝。窓から見える景色はせわしない街でもなく、ビーチでもなく、駐車場でもありません。目の前に広がるのは、水深200フィート(約61メートル)の海中オーシャンビューとそこに場所に住む海の生き物たち。
...そんなストーリーは、もはや20世紀前半のSF小説での出来事ではありません。実はコレ、あるグループがドバイで実現させようとしている「ウォーター・ディスカス・ホテル(Water Discus Hotel)」の計画なんです。
このホテルは、21階建の半分を錨で海中に固定させ、もう半分を海面からのぞかせる建造物としてデザインされています。海中には、エアロックと減圧室を完備したダイビングセンターや客室、海上にはスパや庭園、オープンテラス。また海上の円盤には、ヘリポートや船舶無線システム、高速インターネットアクセス、衛星携帯電話などのシステム搭載も可能とか。
しかし、海中にこれだけのスケールの建造物を作るのは未だかつてない事。このホテルの計画に携わっているディープ・オーシャン・テクノロジー社は、潜在的な投資家にも気に入られるようにと技術を革新してきたそうです。また、各建造物は特定の海岸線や水深エリアに建造するように変更したり、いつでも円盤を増減できるようにしたり...といった配慮もするもよう。
ビッグ・インベスト・グループ代表のBogdan Gutkowskiさんはこの計画の推進にあたって、以下のように述べています。
「ウォーター・ディスカス・ホテル計画は、沿岸沖におけるホテルや観光、住宅、都市開発にとって多くの新領域を切り拓いていきます。新しい海中エコシステムや海中保護活動を創りだし、エコロジー支援の新しい機会を生むことにもなります。加えて、我々はウォーター・ディスカスホテルを海洋環境保護と調査のための研究所として活用し、ここアラブ首長国連邦で国際環境プログラムと海中世界保護センターを作りたいと考えています」
なるほど。きちんと環境保護と観光・都市計画を両立できれば、本当にスゴいことです。またこのホテル建設にあたっての修正案は、沿岸沖の開発にとって一つのベンチマークになる可能性大ですね。
[World Architecture News via Inhabitat via The Creators Project]
Rumi(Adrian Covert/米版)




















