おっ、このパソコン、5万円以下で安く買える...というケースで考え直したほうがいい5大原則! あと少しお金をかけるといい覚えておくべきポイントとは?

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安物買いの銭失いとなってしまわないために~

なんか最近はパソコンの値段も本当に下がりましたよね。やっと10万円以下でも買える1000ドルパソコンが登場したよって大いに話題になった10年以上も前からは夢のような時代になっており、家電量販店のパソコン販売コーナーをのぞくと、5万円以内の予算でも十分に購入できそうなお買い得モデルがゴロゴロしてたりします。しかもまたそのスペックも驚きで、非力なネットブックというわけでもなく、4GBものRAMを搭載し、500GBの大容量HDDを装備しておきながら、うまくいけば3万円台で売られているノートパソコンまで普通に並んでいたりしますからね!

もうハイスペックなモデルに高いお金を出す時代は終わってしまったのでしょうか。5万円以下で軽くゲットできるパソコンも増える中で、わざわざもっと多くのお金を支払ってハイエンドなマシンを購入すべき理由があるのでしょうかね?

ふとそんな気持ちにもならないでもない今日この頃ですが、やはり安いパソコンはそれなりの性能でしかなく、ほどよく上手にお金をかければ、そのまま安物を買っちゃったのでは味わえない最高のユーザーエクスペリエンスを手に入れることができます。そう、とりわけ次の5つの大原則さえ忘れなければね...

これからパソコンを買い替えようって方にはもちろんのこと、買い替えが必要なトラブルは突然やって来たりもするので、すべてのギズ読者の皆さまに、ぜひぜひ覚えておいていただきたい、パソコン購入時にチェックすべき5ポイントを厳選してみましたので、どうぞチェックしてみてくださいね。

 

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1. ディスプレイは高解像度か?

もしかすると多くのユーザーが、それほどパソコン購入時には重視しないポイントなのかもしれませんけど、安いモデルのパソコンですと、大抵が1366×768ピクセルの解像度しか備えていなかったりします。ただ、これだと一昔前の1280×800ピクセルの解像度のディスプレイのほうが使い勝手がよかったりするので要注意ですよ。

例えば、上の写真は、ちょっとした解像度の違いだけで、スクリーンに表示される情報量に差が出てきてしまうことを示す分かりやすい比較になっていますが、インターネットにメール、ドキュメントの作成や写真の編集などなど、意外とさまざまなシーンでディスプレイの解像度が低いと作業効率はグンと落ちてしまったりするものです。やはり1600×900ピクセルくらいは欲しいところなんですよね。

もしMacBookを購入するという場合でも同じ原則が当てはまり、最も安いモデルよりは最低でも1440×900ピクセルの解像度を備える13インチの「MacBook Air」15インチサイズ以上の「MacBook Pro」なんかが譲れないラインともなってくるのでしょうか。もし15.6インチサイズよりも大きなディスプレイを備えるWindowsのノートパソコンを購入するという場合は、1920×1080ピクセルの解像度を選ぶことが絶対にお勧めですよ。

ちなみにBTOに対応しているならば、元々は低価格のお買い得なモデルに、わずか5000円から1万円ほど上乗せするだけで、ディスプレイの解像度をアップさせられるケースも少なくないようです。あるいはメーカーによっては、同じ価格帯のコンシューマーモデルではなく、ふと法人向けのビジネスユーザーモデルをのぞいてみるだけで、高解像度のディスプレイを備えるモデルを簡単に見つけられるケースもあったりしますよ。ぜひ購入時には試してみてくださいね!

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2. SSDモデルになっているか?

安いパソコンが抱える現時点での最大の弱点は、ほとんどがハードディスクドライブ(HDD)モデルとなっているという点ではないでしょうか。とにかく高速起動が魅力のポイントとなり、HDDのように物理的な駆動部がない構造ゆえに壊れにくいとも評判のソリッドステートドライブ(SSD)は、やっぱりまだまだ高額だったりしますからね。

ただし、日々の利便性を考えるのならば、たとえ少々は値が張ったとしても、これからは着実に消えゆく方向性へと進むとの大胆予測まで出されているHDDモデルではなく、絶対に今後はSSDモデルを購入しておくことをお勧めしたいですね。上の画像は、単に最初にスイッチを入れた時の起動速度の違いのみならず、日常的にパソコンを多用していると直面するタスクシーンでも、HDDモデルのパソコンとSSDモデルのパソコンとでは、一体どれほどの差がついてしまっているかを比較したものなのですが、ソフトウェアの立ち上げからPDFドキュメント、Excelのスプレッドシートの開き方に至るまで、意外と大きく差がつきまくっている様子が見てとれると思います。

こうして毎日のようにHDDを使っていると余計に待つだけにかかってしまっている時間を、SSDを使って別のもっと生産的なことに用いられると思えばどうでしょうか? 確かにまだとりわけ容量が大きなSSDほど値段が決して安くはありませんけど、もしも舗装されていないデコボコ道をマウンテンバイクで進むしかなかった状況から、いきなり高速道路をポルシェでビュンビュンと飛ばせる状況へとグレードアップできると思えれば、SSDへの投資額なんて安いものです。でも、実際は本当にこれくらい格段のスピードアップを日々体験できちゃいますよ。

ちなみに先ほどのディスプレイ解像度のアップグレードと同じく、当然ながらBTOでも、購入時にHDDからSSDへと選択変更可能ですけど、かなり割高な買い物となってしまいそうです。むしろ、最もお勧めなのは、最初からSSDを搭載しつつ、お得なバーゲンプライスで提供されているモデルを見つけることになるでしょうね。掘り出し物を探し出す楽しみを味わいながら、お買い得なSSD搭載の最新パソコンに出会えた時は速攻で買いですよ~

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3. バッテリーは大容量か?

こちらも低価格のノートパソコンに求めるのは非常に酷な条件とはなってしまいますが、やっぱり買った後から後悔してしまうよりは最初にシビアに選んでおいたほうがいいでしょう。フル充電から日中ずっと持ち歩いても、なんとか家に帰るまではバッテリーが持つというiPadなどのタブレットとは異なり、まだまだノートパソコンのバッテリーは、安いモデルだと、よくても3~4時間、実際のところはバリバリと使うと2時間も持たないってところが現実ではないでしょうかね。まぁ、基本的にはデスクトップパソコンのように、いつも机の上に置いて動かすことなんて滅多になく、常にコンセントにつないで使ってますよって場合を別にして、やはりバッテリーの持ちが短いノートパソコンを多用せざるを得なくなると不満ばかりが溜まってくるはずですよ。

ノートパソコン購入時に譲れないポイントといたしまして、最低でも6時間は連続使用可能なモデルかどうかというチェックを忘れないようにするのをお勧めしたいところです。フル充電から8~10時間は使えるならば文句なしでしょうかね。もしもBTOでバッテリー容量の大きなモデルを選べるならば、やや重くかさばってしまうのは承知で、絶対に最大容量のバッテリーを選択しましょう。6セル構造のバッテリーから9セル構造のバッテリーへとアップグレードするのは、そんなに大変ではなく、数千円の出費で格段にバッテリー駆動時間をグンと延ばせるケースだって少なくありませんよ。あるいは最初から予備のバッテリーをオプションで購入しておいて、常に一緒に持ち歩くという対策もアリかもしれませんが...

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4. プロセッサーは十分にパワフルか?

ギズ読者の皆さまは、ノートパソコンを購入する時に、大体その買ったパソコンをどれほど長く使い続けることを想定しておられますか? やっぱり3年くらいはバリバリと使い続けられたら理想だよなって考えられる方も多いでしょうかね。安いパソコンを買ってしまうと、いま現在のソフトウェア実行環境でも遅いよなって感じさせられることがあるのは当然ながら、これからアップデートを実施した時点で、なんだか使い物にならないくらいスローな環境へと落ちてしまう場合が少なくないようです。

Intel製であればPentiumシリーズ、AMD製であればAthlonシリーズのCPUを搭載し、低価格で売り出されているノートパソコンも多いみたいですが、やはり現時点であれば、Intelなら「Core i3」のCPUを搭載するモデルでも選ぶには十分ではなく、今後のことを考えると「Core i5」もしくは「Core i7」のCPUの選択が絶対にお勧めですよ。このクラスのCPUを選んでおけば、動画編集やビッグサイズのスプレッドシートの一斉編集だってストレスなく現在でもこなせるでしょう。とりわけ、このCore i5とCore i7に採用されている「ターボ・ブースト・テクノロジー」は、ここぞという時のパフォーマンスアップが自動的に図られて圧巻ですね。

ぜひぜひ今後への先行投資の意味合いも込めまして、パソコンを購入する時には、ややお金はかかりますけど、可能な限り、予算の範囲内で十分にパワフルなプロセッサーを選択するようにいたしましょう。ちなみに、各メーカーのBTOでの設定価格を見ていきますに、例えば、Core i3搭載モデルとCore i5搭載モデルの間には、それほど大きな値段の差はなかったりもするようですよ。ただし、動作クロックの周波数が上がれば上がるほど、どんどんとパフォーマンスアップに応じて値段は高くなっていきますから、ここからはお財布の中身との相談にもなるんでしょうけど~

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5. グラフィックス性能は十分か?

必ずしも値段と性能は比例するのかって問われると、絶対にいつもいつもそうとは言い切れないものはありますが、やっぱり安かろう、遅かろうって指摘が、とかくパソコンの世界では多くなっても仕方ないのかもしれません。どのラインで満足するのかというのが究極の選択となりますが、ただ、ここまで見てきたように、もしかすると大安売りの5万円以下のモデルに飛びつくよりは、少々は多めにお金を支払うことになったとしても、ポイントを絞って出費を厭わないほうが、後々のことを考えると結局は賢い決断となるのではないでしょうかね。

その最後のポイントとして挙げられているのは、GPUの性能です。先ほどのCPUの選択も重要なポイントですが、ここのところ、パワフルなGPU性能が求められるパソコンの利用シーンは本当に増えてきましたよね。別にバリバリのゲーマーではなかったとしても、いろいろな場面で写真や動画を扱うことが必要になっていますし、インターネットを見るだけでも、3D効果やアニメーションの処理にGPUが深く関わってきています。

そうすると、現時点では、GPUにNvidiaの「GeForce」シリーズもしくはAMDの「Radeon」シリーズを選ぶのがベストな選択肢ともなってきそうですけど、各メーカーのBTOでのGPUのアップグレード対応を眺めてみるに、プラス1万円前後の出費で満足度の高いGPUへと変更できるケースが多いようですよ。

購入時にお金を惜しまなかったおかげで、最高に満足しながら、その後しばらくパソコンを使い続けることができる...これってとっても大切なことではないでしょうか。ぜひぜひ新しくパソコンを買い替える時には、ここで取り上げた5大原則をチェックしつつ、いい買い物をするようにしてくださいね!

Avram Piltch(米版/湯木進悟)