Androidの新王Galaxy S lllについて知っておくべき全てのこと

Androidの新王Galaxy S lllについて知っておくべき全てのこと 1

Galaxy既存モデルが売れ世界最大の携帯メーカーとなったサムスン。その王位を不動にするGalaxy S IIIが今日ついに発表になりました!

スリムな石っぽいデザイン。4.8インチ。Galaxy S IIより画面は22%大きいのに、実機サイズは16%大きいだけで、苦労の跡がしのばれます。HTCの「One X」も今から恐れてるって話も聞こえてきていますよ。

今の携帯はハードウェアも行き着くところまで行っちゃてる感がありますよね。今回サムスンは携帯に16MPのカメラセンサー取り付けたり、Motorola Droid RAZRのような細身にスリムダウンするんではなく、Android 4.0(Ice Cream Sandwich)に兼ねてから要望の高かった機能やユーザーも必要性を自覚してない改善を加え、アップグレードを図る方に注力しました。

 

スペック

こちらでお伝えしました通り、ど~んと1.4GHzクアッドコア。もはやPCです。

画面は4.8インチのSuper AMOLEDパネル、解像度720 x 1280(306ppi)。

前面カメラは1.9MP(190万画素)で720pの動画も撮れるんです。ひっくり返すと、普通の8MP(800万画素)カメラが背面についてて、こちらは1080pの動画も撮れます。スペック的にはアレですが、次の章で書くように、いろいろ隠し技があるんですよ。

CPUは、サムスンの新しい1.4GHzのExynos 4 Cortex-A9クアッドコアチップ、RAMは1GB。内蔵メモリは16、32、64GBから選べます(3つともmicroSDカードで最大64GBまで拡張可)。

日米韓など一部地域ではLTE搭載。英国はHSPA+。

センサーは加速度計、RGBライト、デジタルコンパス、近接センサ、ジャイロスコープ、NFCなど計7個。バロメーターも入ってます。

重量133g。寸法136.6 x 70.6 x 8.6mm。バッテリーは2100mAh(このサイズのサムスン製スマホはこれが初めて)。

マーブルホワイトとペブルブルーの2色。このカラーネームだけで「自然」意識したんだなってピンときますよね。ロック画面や壁紙にも「nature」って出てくるし。

Androidの新王Galaxy S lllについて知っておくべき全てのこと 2

Androidの新技

サムスンは以下のような便利な小技をICSに装備してます。

Smart Stay

ユーザーが携帯見てるか見てないか前面カメラで確認する機能。タイマーは15秒置きからセットできます。セットするとAndroidの通知バーに目のロゴがチカッと出ます。ほんでユーザーの両目が携帯に向いてないなーと判断すると、なんと画面が暗くなるんです。ほえ~!

Direct Call

ある人の連絡先詳細やメッセージを開いてると、その人に自動ダイヤルしてくれる機能。携帯を耳に持ってくだけで、近接センサ、加速度計、ジャイロスコープ総動員でその人の電話番号に自動ダイヤルしてくれるんです。ひょえ~!

Smart Alert

とりそこねた電話があれば、手に持ったときに手の中で携帯がブルブル震えLEDがまたたきます。

S Voice

Siriっぽい音声認識機能。天気予報のチェック、写真撮影(「Hi Galaxy, please take a photo」と言いつけるとカメラアプリが開き、「cheese」と言うとシャッターがおりる)、携帯電話のロック、楽曲の操作といったタスクに使えるほか、命令は自分でも設定できますよ。

Social Tag

顔認識機能の応用。写真ギャラリーに友だちが映ってる写真があれば、その友だちのFacebookやGoogle+のアカウントのリンクが出る機能。

S Beam

他のGalaxy S III(他機種は今のところダメ)とNFCで繋ぎ、Wi-Fi経由で写真・動画・ファイル・アルバムの共有ができる機能。友だちのS IIIがWi-Fi対応じゃない時は、S Beam側でその友だちのWi-Fiも自動でONにし、共有が済んだらOFFにしてくれます。

AllShare Cast

S III上のものをWi-Fi経由でTV、ラップトップ、タブレットなどに流せる機能。S IIIはゲーム専用コントローラにも使えます。

PopUp Play

プレーヤーから動画が文字通りポップアップする機能。小さなサムネイルにレンダリングしてくれるので、ウェブサーフィンや他のことしながら動画を小窓で見続けることができます。かなり小さいんで邪魔にならないのですが、もし邪魔ならサムネイルは画面のどこにでも動かせますよ。

Androidの新王Galaxy S lllについて知っておくべき全てのこと 3

カメラ

HTC Oneよりワンランク上なのが、先のICS小技とこのコンデジ涙目?なカメラ。説明会では写真のクオリティーは正確に読めなかったんですが(時間がなかったし、部屋が明るくなかった)、携帯で写真撮りたい人なら誰でも喜びそうな新機能が満載ですよ!

Minimal lag

ラグは文字通りゼロ。ボタン押したら、押した瞬間の写真が撮れます。

Burst Shot / Best Photo

速攻で20連写(1秒6枚)してベストショットをレコメンドしてくれる機能(光の加減、全員の目が開いてるかどうか、などの手がかりを元にアルゴリズムで割り出してくれる)。自分で良いと思う写真が別にあるなら、もちろんそっちも選べます。

Face Zoom

ライブビューで顔認識できるので、撮りたい顔をタップしてズームインすると、その顔だけアップで撮れます。周りの顔には悪いけど...。

録画しながら写真

これはHTCがOneシリーズで実現済みの機能ですが、動画撮りながら写真も撮れる機能がやっとS lllにも来ましたよ。

Face Slideshow

何枚か写真を撮る(or携帯に取り込む)とスライドショーが生成され、写真が1枚1枚アップで表示されるんですが、写真に映ってる全員に順番にスポットライトをあててくれるので、Apple TVみたいに誰かがスルーされる心配はありません。

グループタグで写真が探せる

連絡先のグループから全員の写真を自動生成してくれる機能。例えば家族の写真なんかがまとめて見れるのは便利ですね。連絡先でカテゴリ別にタグつけておけば、あとは顔認識で探してくれますよ。

Androidの新王Galaxy S lllについて知っておくべき全てのこと 4

いくつかの弱点

少ししか触ってないのだけれどGalaxy S IIIで敢えて不満を述べるなら、ビルドの質でしょうか。僕の目で見て、これはサムスンもまだまだだなあ、と思ってしまいました。デザインは美しいのですが(ギャラリーをご覧になって、Galaxy Nexus、Galaxy S IIと比べてみて。美しいですよ)。まだHTCとあの宇宙時代から来たみたいな素材に気持ちがあるせいか、サムスン製品はいつもプラスティックっぽ過ぎて好みじゃないんです。

とは言え、ベゼルをここまで細くして全体の大きさを前モデルからたった16%大きくなっただけに抑えた辺りは、サムスンの手柄だな、と思います。また、角のところもすごく丸くて、石ころみたいな目指すかたちがうまく表現できてます(何年か前に出したPebbleっていうMP3プレーヤーほど露骨でもないし)。比較的軽いのに、薄っぺら過ぎず、手に持つと一定の重みはあるので、うっかり落とすこともなさそうです。

あーあとそうですね、いろいろ搭載済みになってるものもありますよ。アプリも、サムスンのアップストア、ミュージックハブ、ゲームストア等も。Dropbox(3年間で上限50GB。これは有難い!)みたいに本当に便利なものもあるけど、残りは不要なら削除しちゃっても。

最後に

レビュー用の見本はまだ届いてないのでGalaxy S IIIの最終判断は保留ですけど、あの機能・スペックを詰めるだけ詰め込んで量で勝負したGalaxy S IIで勝ち取ったサムスンの王座が、当面揺るぎないことはもう誰の目にも明らかと言えそうですね。

Galaxy Sブランドも3代目。他のサムスン製品より格段に洗練されてるし、細かいところまで良く考えてる携帯になりましたね。パワフルなエンジン、反応の良いディスプレイで、操作もサクサク快適です。Galaxy S IIIは今夏発売(日米)。

KAT HANNAFORD - Gizmodo UK原文/satomi)