昔のAppleラップトップ「逆さまロゴ」にまつわる話

昔のAppleラップトップ「逆さまロゴ」にまつわる話 1

ありました! ありましたありました! そんな時代がありました!

ラップトップを閉じている時は、ロゴがきちんとこっち向いているのですけれども、開くと逆さまになってしまう。そんなロゴの配置をしている時期がありました。あれには理由があったのでしょうか? ジョブズ氏時代に9年間Appleに勤めたジョー・モレノ(Joe Moreno)さんがそのことについて語っています。

時に、どんな科学者や研究だって間違うことがある。それはミスではなく、単純にそのことに関して深く掘り下げなかったのが原因だ。

約12年程前、ラップトップにのせるロゴの配置についてAppleで話し合いをしたことがある。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の1シーンに登場するこれを見ればわかるように、ラップトップを開くとロゴが逆さまなのだ。

昔のAppleラップトップ「逆さまロゴ」にまつわる話 2

Appleが使っている社内システムに「Can We Talk?」というものがあるのだが、これは、疑問に感じていることを社員の誰もがディスカッションできる場所だ。この場所で、僕らは尋ねた「なんで開けるとロゴが逆さまなんだ?」と。

ヒューマンインターフェースについて真摯に取り組むデザイングループより解答があり、その内容は、ロゴの配置についてはいろいろ研究したが、これがなかなかくせ者なんだ、というものだった。開けた時にロゴが正常位置ならば、閉じた時にユーザーから見てロゴが逆さまになってしまう。

閉じている時にユーザーから見てロゴが逆さまになってしまう、なぜこれが重要視されたのか? なぜなら、閉じている時にロゴが逆さまだと、多くのユーザーが逆側がらラップトップを開こうとしてしまうことがわかっていたからだ。スティーブ・ジョブズは、常にユーザーエクスペリエンスに注視し、ユーザーが商品に満足するために、これは必要不可欠だと考えていた。

しかし見ての通り、数年後、スティーブはロゴに関する考えを改めることになる。

ラップトップを逆サイドから開けようとしてしまい、自分がそれを直す。これは数秒のことだ。しかし、開いた時の逆さまロゴ、これは永遠に残ってしまうのだから。

逆さまロゴは一生残る」まさにそうですね。当時のラップトップが登場したドラマや映画では、逆さまのロゴがずっとでてくるわけですからね。今見ると違和感を覚えます。

セックス・アンド・ザ・シティのこのシーン。キャリーのラップトップの調子が悪くなり、Winユーザーのエイデンがやってきてちょちょっといじると、パソコンがシャットダウン。慌てるキャリーはカシミヤのショールにラップトップ包んで電気屋さんに駆け込みましたねぇ。エイデンが1番好きだったんですけどね、個人的には。なぜビッグとハッピーエンドなのかという違和感と同じくらい、今見る逆さまロゴには違和感ありますね。

Joe Morenoさんのブログのオリジナル記事を許可を得て、米Gizmodoが再掲載したものです。

そうこ(Joe Moreno 米版