D10カンファレンスで行われたアップル、ティム・クックCEOの公開インタビュー発言集

D10カンファレンスで行われたアップル、ティム・クックCEOの公開インタビュー発言集 1

「ただ素晴らしい製品が作りたいだけです」

カリフォルニア州ランチョ・パロス・ヴァーデスで開催中のAllThingsDのD10カンファレンス。そこで行われたアップル社のティム・クックCEOへの公開インタビューからの発言をまとめましたよ。ちなみに公に行われたクックCEOへのインタビューはこれが2回目。

特許戦争からSiriの性格、フォックスコンからグーグルメガネまで、クックCEOの気になる発言を早速どうぞ。

  

ジョブズ氏について

「彼が亡くなった日は間違いなく私の人生のなかで最も悲しい日でした。」

「スティーブは天才かつ幻想家でした...彼は他に代えようがない人です。スティーブは完全なオリジナルで、彼の代わりが現れることはないでしょう。私がスティーブにならなければいけないというプレッシャーを感じたことはありません。それは私ではありませんし、私の人生の目標でもないのですから。」

 

フォックスコン(アップル製品の製造を請け負っている中国の会社)について

「たくさん働きたい人もいます。彼らは引っ越して、1、2年働いて自分の村にできるだけたくさんのお金を持って帰るのです。」

「アップルは現在95%のコンプライアンスを実現しており、70万人の中国の従業員をトラッキングしています。他にここまでやっている企業を私は知りません。私たちはこれをマイクロマネジメントで管理しています。」

 

ハリウッドについて

「コンテンツ所有者とは良い関係を保っています。私たちは彼らのものが盗られることを望んでいません。」

「彼らは昔からMacを買っていました。私たちの関係には一定の信頼があるのです。スティーブが過去にコンテンツ会社(ピクサー社)を所有していたことでさらに近づくことができました。」

 

自らの新たなポジションについて

「私は毎日、いろいろな製品を作っているチームと共に過ごしています...それは私にとっての酸素のようなものです。それだけ強い想いを抱いています。」

 

自らの目標について

「ただ素晴らしい製品が作りたいだけです。」

 

自らのインスピレーションについて

「私のオフィスに足を踏み入れたら、ボビー・ケネディマーティン・ルーサー・キングが目に入るでしょう。存命中のCEOについて訊いているのなら、ボブ・アイガーのディズニーでの功績には多大な敬意をもっています。」

 

特許戦争によるイノベーションの阻害について

「それは悩みの種です。」

 

Siriについて

「Siriは人々が電話機と違うかたちで接したいということを証明しました。」

「Siriがクールなのは性格があるからです。」

「Siriが今後をどうなるかについてはみんな喜ぶと考えています。」

 

グーグル・メガネについて

「ウェラブル(装着可能)なのは私のNike Fuel Bandも一緒です。なかなかクールなことができるでしょう。興味深い領域だと思います。問題は、これが人の行動を変えることができのでしょうか? 単にクールなだけのものなら、いずれ消えるとわかっている。しかし行動を変えることができるなら、それ以上のものになるでしょう。」

Pingとアップルのソーシャルネットワーク業界への興味について

「アップルがソーシャルネットワークを所有する必要はありませんが、アップルがソーシャルである必要はあるのか? 答えはYESです。」

「Pingを試してみましたが、お客様の意見によると私がそこまで注力したいものではありません。」

 

競争が激しいスマートフォン業界について

「私たちが業界を支配しているとは言いませんが、私たちが最高の端末を持っていると言えます。」

 

アップルの秘密厳守の方針について

「製品の機密に関しては倍に強化していきます。しかし供給者としての責任、環境問題などに関しては、アップルが最も透明な企業となります。」

 

[AllThingsD, 9to5Mac]

(ニール太平/米版