えっ、こんなものまで...今後数年以内に消えてしまいそうなIT技術を大予想!

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こうなってしまうのなら買わなきゃよかった...

そんなふうに後悔してしまったことってありませんか? 古くはVHS方式に敗れたベータマックスのビデオデッキから、少し前のBlu-rayとの規格争いで消えゆく運命をたどったHD-DVDに至るまで、実際に敗れ去った側の製品を真剣に購入していたユーザーからすれば、愛用していたはずのものが世の中から姿を消し、自分も新規格へとシフトしていかざるを得なくなるんですから、こんなにショッキングな流れはないですよね。

もっと最近では、いろいろと無料のウェブサービスとかを使っていたら、プラットフォームごとサービス打ち切りでなくなってしまって涙を飲むなんて経験だってあるかもしれません。

ただ、どうせこれから使うのならば、そう簡単にはなくならない末永く使えるものにお金を出したいところですし、いきなりメーカーからの打ち切り宣言で慌てふためく前に、もうそれほど見通しが明るくないものとは、早めに先を見据えてオサラバしておきたいのではないでしょうか。そして、意外と現在は普通に使っているものだって、実は終焉が間近に迫っているという現実に気づかされることは多々ありそうですよ。その代表格を大胆にオサライしておきましたので、どうぞご覧くださいませ!

  

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光 or ADSL or ケーブル接続回線

いきなり大本命がやって来ちゃったって感じかもしれませんけど、あのブロードバンドユーザーになる時に結ぶ長期利用継続割引というシステムそのものが、実は危うい世界を印づけていたりもするのかもしれませんよね。これから2年間は絶対に利用し続けることなどを前提にして、いろいろと特典や割引価格が適用されますが、もし途中で解約しちゃったりしようものならば高額の違約金を請求されてしまうという、あの日本ではお馴染みの制度のことですね。

なんとかユーザーを囲い込んでおきたいというサービス提供側の思惑が見え隠れしますけど、それは切実な願いなのかもしれませんよ。だって、いまやワイヤレスなのに超高速なモバイルブロードバンドが大盛況ですからね。とうとう時代は4GのWiMAXやLTEサービスへと移り変わり、ダウンロードもアップロードも、よっぽど一昔前のADSLなんかよりは速いスピードを無線環境で手軽に利用できるようになってきました。まだまだ超高速な光回線にはかないませんし、いろいろと帯域制限があったり、利用料金も割高だったりと課題は尽きませんが、これから数年後には、いまは有線接続でブロードバンドを利用しているユーザーが一斉に無線のインターネット利用環境へと大移動していく現象だって十分にあり得そうですよ。

そうなると、今度は大量のユーザーを支える回線の増強がモバイルブロードバンドサービスの提供側に求められてきますけど、いつの日にか一般的な家庭では、わざわざケーブルとルーターでインターネット接続回線につなぐなんて過去の話だよという時代が、意外にも思っていたより早くやって来る可能性は大いにあるでしょうね。いまの若い人は、あのモデムを使って「ピーヒョロヒョロ...ピー...ガガーガガーガッ」という音を聞きながら、ダイヤルアップ接続でインターネットにつながっていた頃のことを知らない人も多いようです。まるでそんなふうにして、光回線やADSL回線やケーブル接続での有線インターネット環境のことが古のことのように語られる時代も、そう遠くはなかったりするのかも~

 

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デジタルカメラ&デジタルビデオ

この流れは、すでに大いに始まっているので、なんとなく気づいておられるギズ読者の皆さまも多いんでしょうけど、携帯電話やスマートフォンに搭載されているカメラ機能の進歩は本当に著しいですよね。今日は写真を撮るぞとか、大切にビデオで残しておきたいイベントだとかいう特別な日でもなければ、わざわざ別にカメラやビデオを持ち歩いたりはしていませんって方が、いまや大半なのではないでしょうか。

ちなみに最近のスマートフォンのカメラで素晴らしいのは、数々の優れたアプリによるカメラ機能のカスタマイズレベルの高さですね。撮影した写真や動画を自分好みにアレンジしては、そのまま通信機能が備わっているので、すぐにメールで送ったりオンラインで公開したりできちゃいます。ケータイやスマホのカメラなんてね...などと侮っていたら、いつの間にか画質も大きく向上してしまっていることは言うまでもないでしょうかね。きっとこれからはよほど本格的にデジタル一眼レフ(DSLR)カメラで撮りたいって需要以外は、着実にデジタルカメラもデジタルビデオも衰退の一途をたどってしまうのではないでしょうか。

 

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固定電話

もう我が家は携帯電話とスマートフォンだけで十分なので、家にある固定電話は処分しちゃいました or 固定電話なんて最初から置かないことにしていますなんて方はいらっしゃいますか? すでに米国内では、2010年の時点で全世帯の4分の1以上が固定電話を使わずに携帯電話のみで過ごしているというデータが発表されていますね。きっと日本でも若い世帯ほど、こういう固定電話とは無縁の人たちが絶対的に増えてくるんでしょう。

そのうち固定電話なんて使っているのは、やや年齢層が高い人のみなんて時代がいつの間にかやって来て、企業まで固定電話ではなくて携帯電話がメインの番号ですという流れになってしまえば、一気に固定電話の終焉は近づいちゃうでしょうね。

 

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起動が遅いコンピューター

昔々、こんな会社がありました。

毎朝コンピューターのスイッチを入れてから起動するのを待つ間にコーヒーが沸かせます。

いやいやもうこれが過去の笑い話でしかない時代は着実にやって来ていますよ。すでにOSの性能がアップしているので、基本的に電源を落とす時はスタンバイ状態で、スイッチオンから瞬間起動という利用スタイルの方も少なくないんでしょうけど、たとえ完全にシステムをシャットダウンして一から起動する場合でも、ここ数年はSSDの普及で数秒での超高速起動だって当たり前のようになってきました。きっと今後は再起動が必要なアップデートやパッチのインストールなんて減っていく流れともなるでしょうし、そうなれば、なかなか起動しないコンピューターを眺めては待たされるなんて古の話になってしまうのでしょう。ますます高速起動を標準とするOSが増えていくでしょうからね~

 

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HDD

コンピューターのデータ保存はハードディスクドライブ(HDD)というのが普通になる前は、フロッピーディスク(FDD)Zipドライブ、はたまた専用のカセットテープにデータを記録していた時代もありました。ただ、そのいずれも磁気プラッターを記録用に使っているという共通点を持ち合わせてもいたのですが、ソリッドステートドライブ(SSD)の登場で、大きく時代の流れは変わってきましたよね。

もちろんSSDには、まだまだ容量の割には値段が高いなどのデメリットもあって、いまだにHDDの需要は決して小さくはないのかもしれませんけど、この課題はクリアできる方向性へと大きく変化を遂げていくことでしょう。なによりSSDの高速性能は明らかにHDDに勝る魅力ですし、そもそも記録用ディスクのプラッターに読み書きを行なうヘッド、モーターという物理的な駆動部を要するHDDとは異なり、半導体メモリに記録する物理駆動が不要のSSDは故障が少ないという絶対的なメリットもありそうですよ。

こうした流れからすると、いつの間にか新しいパソコンの購入時にはSSDモデルしか用意されてなくって、HDDモデルを探すほうが難しいなんて時代も間近に迫っているのかもしれません。HDDなんてサーバーくらいにしか使いませんというのがスタンダードになる日は、そう遠くないのかも...

 

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映画館

これからはだれもわざわざ映画館に高いお金を払って映画を見に行ったりしなくなるさ~なんて予測は、古くはテレビが世に出た時から語られてきました。ただとうとう本当にそれが現実になる日は近づいてきたようですよ。

まずその最大の要因として、大型のHDテレビが一般家庭にまで広く普及してきていますし、その3Dモデルだって簡単に選べるようになってくる流れです。こうなってきちゃうと、ちょっとした映画館よりは家の3Dテレビのほうが間近で大迫力だなんてシーンも珍しくはないかもしれませんよね。そして最近の米国での流行は、もう映画館での封切りと同時にオンデマンド配信しちゃう新作まで増えてきているという点です。あれれ、じゃあ、もし家族4人で映画館へ見に行くとすれば、その1人分の鑑賞券の値段の半額以下でも家でストリーミング配信から最新作の映画だって見れちゃうってこと?

とうとう本当にそうなってきてしまっている以上、悲しい現実ですけど、街に1つも映画館がないというのが当然という時代は着実に近づいていますね。一部のアートな趣向の小さな映画館だけが、各地に寂しくポツポツと残っていくようになるのかも~あのやたらと高いポップコーンを映画館内で買わされてカップルで仲良く映画を見に行っただなんて、これからは古き良き思い出にしかならないのかもね。

 

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マウス

いまはまだタッチスクリーンを搭載するパソコンモデルを、わざわざ欲しい人は購入時に選ばないといけないって感じですけど、きっとこれからはタッチスクリーンの搭載が標準となっていくことでしょう。OSだって、Windows 8ではMetroのタッチUI(ユーザーインターフェース)が標準仕様となり、別にわざわざタッチスクリーンなんて不要なんだけどなってユーザーに対してまで、時代は指先タッチでパソコンを操作するのが普通という流れへと移行していきそうですよね。

そうなると予想される今後の流れは、わざわざパソコンにマウスをつないで操作するユーザーの減少傾向でしょうか。もちろん世の中からマウスでパソコンを使うシーンが完全に消え失せるまでには、まだまだ時間もかかるんでしょうけど、着実に利用が減っていくことは否めない感じですよ。この押すとカチッカチッとなる物体は何ですか? 子どもたちから、そんなふうに尋ねられる時代だって、もうそこまで来ているのかも~

 

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3Dメガネ

3D映画って非常に新しいものなのかと思いきや、実は米国内では古くは1950年代に初の3D映画が封切られ、観客は特殊なメガネをかけて映画鑑賞したという歴史まであるんですってね。それから50年以上もの時が流れ、いまや一般家庭のテレビでも3D映像を楽しめるという時代にはなりましたけど、あの煩わしい専用メガネだけはどうしても好きになれないって方は多いんじゃないでしょうか。

こちらはすでに廃止を狙う流れも活発になってきていて、各メーカーが多彩なアイディアでグラスフリーな3D環境の発表を重ねてきていますよ。きっと今後もっと技術が進んで、より快適に大人数で同時に楽しめるハイクオリティーの3Dテレビが、特殊なメガネなどなしに実現していくことでしょう。ん、そうすると、まだいまの段階では3Dテレビを急いで買うのは待ったほうがいいということなのかな?

 

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リモコン

いつの間にかリモコンがついていない電気製品を見つけるほうが難しい時代になってきたのはいいんですが、もうリビングにはテレビやDVDやステレオやエアコンやら...リモコンだらけで、どれがどれだかさっぱり見分けもつかなくなってきたなんて現象に悩まされてはいませんか? そのリモコンを1つにまとめるために、また別の多機能なゴツい学習リモコンを購入して~という人だって少なくないのかもしれませんよね。

リモコンは基本的にオプション扱いで、標準搭載はいたしません。お持ちのスマートフォンや携帯電話から操作してください。

すでに現在でも、ケータイやスマホをリモコン代わりに使える機能がある以上、いっそのこと今後はもうリモコンそのものを廃止する流れが一般的になってくることだってあり得るのではないでしょうか。あとSiriのような音声認識アシスタントを搭載する電化製品が普通になってきて、リモコンのボタンなど押さなくても、話しかけるだけで操作できるようになったり、Kinectのようにユーザーのジェスチャーを読み取って操作する環境が普及することだって考えられますよね。各製品ごとに別々に備わっていたリモコンが要は過去のものとなり、懐かしいよなって思われる時代の到来...どうでしょうかね?

 

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デスクトップPC

すでに現在でも家電量販店などのパソコン売り場へ行くと、並んでいるのは圧倒的にノートPCばかりで、デスクトップPCなんてごくごくわずかという光景が普通になってきました。このままもうメーカーからは、デスクトップPCの新モデルの発売が打ち切られるという流れになる日も近いのではないでしょうかね。

さすがに自作パソコンをノートPCでという流れになるには、まだまだ時間がかかるにしても、いわゆるデスクトップPCが欲しい人は今後は自作でよろしくねなんて時代になることだってあり得そうですよ。ハイエンドのワークステーション以外は、デスクトップモデルを探し出して購入するなんて至難の技というふうになってくるんでしょうかね。そのうち自作で組み立てるパーツまで、わざわざ売り出すところが減ってきて、自作でもデスクトップPCを組み立てるのは非常に難しいなんて時代になっちゃったら寂し過ぎますけど~

 

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電話番号

思わず困っちゃったことってありませんか?

「ご実家の電話番号をご記入ください」

「ご家族の携帯電話番号をご記入ください」

あれれれれっ、覚えてないや。急いで携帯電話やスマートフォンのアドレス帳から確認...という経験はございませんでしょうか。ボクなんてしょっちゅうですよ。自分の携帯電話番号すら、なかなか思い出せなかったりする始末でございます。

でも、昔はもっと電話番号とは覚える習慣がありませんでしたか? いちいちダイヤルをプッシュして(回してなんて思い出の人だっているかも~)相手先に電話をかけるのが普通だったので、スゴいものでして、よくかける相手ならば、いつの間にか電話番号を覚えてしまうのが普通で、完璧に覚えてる電話番号の数は優に10を超えるのが当然って方も少なくなかったはずですよね。

それが携帯電話の普及で、アドレス帳から名前さえ選べば電話がかかっちゃうのがスタンダードになってからは、一気に電話番号の記憶力が低下してきました。最近ではSkypeで電話をかけるのも主流なので、そもそも相手の電話番号すらなくって、ユーザーネームを選んで電話をかけちゃうほうが多いという方までおられるのでは? もしやこのまま携帯電話やスマートフォンはインターネットとメールのためのものとなり、わざわざ音声を使ってコミュニケーションを取っていく主流はVoIPという傾向が強まれば、電話番号を教えてくださいというシーンすら皆無になっていったりしてね...

 

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テレビのゴールデンタイム

日曜日の夕方は家族そろって必ず「サザエさん」を見てましたってギズ読者の皆さまはいらっしゃいますか? う~ん、まるで「三丁目の夕日」みたいな古き良き思い出だなぁ。

テレビで放映される時間には、必ずテレビの前に座ってその番組を見逃さないようにしないといけないという常識を最初に覆したのは、番組を録画できるビデオデッキの普及にあったと思いますね。いまや録画にはビデオカセットすら必要としないデジタルな時代になっていて、とうとう放送終了後も好きな時に見られるようにインターネットから番組をオンデマンド配信してくれるテレビ局まで増えてきました。まさにテレビ局にとっては受難の時代到来ですが、そのうちわざわざゴールデンタイムにぶつけないといけない番組そのものが消えていく流れにもあるんでしょうかね...

 

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ファックス機

いまのように電子メールが普及したご時世にあって、さすがにまだファックスなんて家で使っている人を探すほうが難しくなってきているでしょう? そう思われた方も多いかもしれませんけど、実は意外とビジネスの世界では、いまだにファックスを完全廃止するわけにはいかないんだって業種も残っていたりもするようです。どうしても直筆サインが載った書類を送るにはファックスが必須といったシーンなどが、その典型例でしょうかね。

ただ、やはり時代の流れには逆らえず、最近では着実に電子署名を採用する企業が増えてきています。デジタルにペンタブレットなどを使うことで直筆署名を電子的に送れる仕組みも幅広く採用されてきていますよ。昔ながらに朱肉で印鑑を押さないといけない書類が減ってきているというわけですね。そのうち固定電話そのものが消えていくんですから、当然ながら、ファックス機の終焉も確実に秒読み段階に入っていると言えるでしょう~

 

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CD&DVD&Blu-rayディスク

最近の子どもたちの中には、カセットテープを見た途端、一体これで何をするのかまったく見当もつかないなんていう人が増えてるんですってね。とうとうMDディスクだって消えゆく運命ですし...と思いきや、同じような日がCDやらDVDやらBlu-rayの光学ディスクにも訪れるのかもしれませんよ。

もちろんすぐに光学ドライブが世の中から完全に消えてなくなる時がやって来るわけではありませんけど、iTunesなどのデジタル配信でしか買えなくなる楽曲や映画が増えていくにつれて、その時は着実に近づくことでしょう。ダウンロードやストリーミングでの購入が主流になればなるほど、あのキラキラと光る円盤は何? なんて子どもたちがCDやDVDやBlu-rayのディスクを見て尋ねる日も迫ってきているということでしょうかね。ちょっと切なくなるなぁ。

 

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いかがでしたでしょうか? いまは普通に使われているテクノロジーでも、この世界の移り変わりは非常に激しいので、いつの間にか使いたくても簡単には使えない過去のものと化してしまう可能性~このうち半分以上は数年後に現実に消えゆく運命をたどっているのかもしれませんね。おぉっ、しかしながら、iPadなどのタブレットはランクインしてないということは、これはまだまだ流行して普及していくという認識でいいのかな?

 

Avram Piltch(米版/湯木進悟)