下半身麻痺の女性がバイオニックスーツで16日かけてロンドンマラソン完走(動画)

2012.05.09 17:00
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バイオニックスーツでマラソン完走した初の人類誕生の瞬間です!

26.2マイル(42.165km)を16日かけて見事制覇したのは、イギリスの元乗馬選手クレア・ロマス(Claire Lomas)さん(32)。

クレアさんは2007年に馬から転落して首、背中、肋骨を骨折し、肺も破裂する重傷を負い、胸から下が動かなくなりました。普通は二度と歩けない、命にも関わることがある重傷です。

が、クレアさんはリハビリにリハビリを重ね、病院をこの種の怪我としては最短記録でスピード退院。やがてイスラエルの「ReWalk」という7万ドルのバイオニックシステムに巡り合います。

ReWalkは備え付けのコンピュータシステムでモーションを拾い、歩行を補助する器具。歩行者が体の重心を前に移動すると、一歩前に踏み出す意思表示と捉え、外骨格が健常者の関節がする動きを再現してくれるんですね。

詳しくは動画でどうぞ。この最初に登場するのが、生みの親のアミット・ゴファー(Amit Goffer)氏、1997年に交通事故で自身も車椅子の生活となったイスラエルの発明家です。1:00から登場するのは、20年以上歩いたことのない男性。
 

 

 
まさに奇蹟...!

お家の中を歩き回るのだって大変なのに、クレアさんはこれを着て約3万6000人のランナーと一緒に4月22日、ロンドン・マラソンのスタートラインに立ちました。目標は骨髄研究の資金集め。で、夫とよちよち歩きの1歳のお嬢さん、両親に付き添われながら、毎日約2マイル(3.2km)ずつ歯をくいしばってこなし、2週間とちょっとかけてやっとゴールを切ったんです。

メダルもない、公式レース結果にも残らない、たったひとりの闘いだけど、これだけの苦難を乗り越えてゴールを切る人もそうそういませんよね。

 
Get Claire Walking Campaign[The Telegraph]

LESLIE HORN(原文/satomi)
 

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