レコード会社は違法DLを摘発するために学生を雇っている。

2012.06.15 20:00
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日本でも違法ダウンロードの刑事罰化が問題になっているところですが、ヨーロッパでも様々な問題があるようです。

ヨーロッパでは、EMIソニーユニバーサルワーナー、といった4つのレコード会社がお金を出し合って、著作権侵害対策の会社を設立しています。この会社は、違法ダウンロードを行っている人を見つけるところから、違約金の要求など、著作権侵害対策の全てを行っています。

違法ダウンロードに関してグローバルな戦略を立てる国際レコード産業連盟(IFPI)のような組織もありますが、近年、IFPIに加盟している会社も法律などを考慮にいれた地域に根ざした取締方法を考える傾向にあります。


最初に述べた、EMI、ソニー、ユニバーサル、ワーナーが共同で設立した著作権侵害対策の会社の1つがプロメディア(proMedia)です。こういった会社の運営というものは秘密に覆い隠されているものですが、今回、プロメディアで働いているピーター(仮名)さんがSpiegel Onlineに内情を明かしてくれました。

ピーターさんがプロメディアで働くようになって4年になります。大レコード会社のために著作権侵害行為を摘発するのが仕事です。ミュージシャンであり、教育実習生であるピーターさんはハンブルグのオフィスで働いています。オフィスにはピーターさんの他にも沢山の人がいて、そのうちの35人が学生だそうです。彼らはGoogle検索によって、掲示板、ブログなどを探して著作権侵害行為を見つけ出します。またBitTorrentなどのP2Pファイルシェアを利用して、著作権侵害を行っている人も見つけ出します。

レコード会社がこの犯罪に対して非常に厳しいことは既に知られています。だから、摘発されても驚くべきことではありません。ピーターさんは「もし捕まったとしたら、それは彼ら自身の罪によるものだ」と説明しています。Spigelによると、2008年には13562件の違法行為が摘発されたそうです(もっと近年のデータは公開されていません)。

TorrentFreakの調査によると、違法行為1件につき、ユニバーサル、ワーナーは1200ユーロ程度、ソニーは950ユーロの賠償金を求めるそうです。このシステムはひどく評判が悪く、2・3曲ダウンロードしただけで、こんなに大金を払わないといけないなんてイジメのようだと感じている人が多いことも確かです。しかしピーターはこれらの行為は窃盗であり、万引きと同じだということを主張しています。


曲は日用品のようにお金を払うものであると考えている人は少なく、たいていの人がタダで手に入るものだと思っているのが問題だ。


と述べています。

ミュージシャンでもあるピーターさんは著作権侵害の被害にあったこともあるそうです。コンサートの後に彼のバンドのCDを売っていたら、友人までもが彼のバンドの曲をコピーしていることにいら立ちを感じたそうです。ピーターさんは海賊党(訳者注 Pirate Party=ヨーロッパやアメリカ大陸に設立されている政党。ファイル共有ソフトやブートレグCDの合法化を主張しています。)に対しても不服です。ピーターさんは彼らの主張する法改正はミュージシャンから収入を奪う行為だと考えています。


僕は違法行為に対して政治的な策略があるわけではないですけれど、ミュージシャンとしての尊厳が奪われたように感じます。


違法行為に対して、ここまで厳しくなったピーターさんですが、以前は逆の立場だったと言います。「違法ダウンロードをしたことがないって主張している人は大抵ウソをついている」とピーターさんは締めくくっています。

著作権侵害や違法ダウンロードはもちろんいけないことですが、それが非常に身近にあることも確かです。学生もそういう仕事をしているということは、友人に摘発される子もでてくるんですかね。


[TorrentFreak via ZDNet]

mio(米版
 

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