音楽はアナログじゃなきゃ...という人こそ要チェック。デジタル時代の遊び心あふれるiOS音楽アプリ9選

音楽はアナログじゃなきゃ...という人こそ要チェック。デジタル時代の遊び心あふれるiOS音楽アプリ9選 1

ラジカセやターンテーブル、レコードやCDなど手にとれる音楽コレクション。そんなアイテムたちを愛する音楽ファンなら、デジタル音楽プレイヤーや表計算のようなプレイリストに懸念を示す方もいらっしゃいますよね。

でも、今日はそんなみなさんにもデジタル音楽ならではの魅力を感じてもえらるような音楽アプリを厳選して紹介していきたいと思います。逆にはじめからデジタル音楽に慣れ親しんできた方なら、そのことを正当化できる新しい理由が増えるかもしれませんよ?

さて、高品質な機能とグラフィックで新しい音楽体験をもたらすアプリは日々たくさんリリースされていますが、その中でもとくに優れたアプリは、不要なギミックなど使わなくてもプラットフォームの可能性を最大限に活かしてユーザを魅了しています。私たちは今回、少なからぬ調査と検証を経て注目の音楽プレイヤーをまとめました。

※今回はiOS編なので、Androidユーザーの方はもうちょっと待っててくださいね。

 

iAlbums (無料)

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数年前、音楽をアルバムで聴く時代は終わったかのように思われました。でも、このアプリの面白さにふれたら、きっとそんなことは忘れてしまうでしょう。

iAlbumsを開くと音楽ライブラリにあるアルバムのジャケット画像がバーチャル「棚」にアルファベット順で並べられ、どのアルバムを再生するか、自分のコレクションをじっくりチェックできます。そしていったん再生すると、iAlbumsは再生中のアーティストに関連した文章やマルチメディアファイルを上手くまとめたバーチャルなライナーノーツを作ってくれるんです。リアルタイムにカスタマイズされるライナーノーツの情報ソースは、ウィキペディア、RoviのAllMusic、YouTube、アーティストのツイッターやフェイスブックなどから生成されます。

1995年以前にリリースされた音楽だとこういう基本情報がもとになりますが、Web上での情報掲載や活動がアクティブな最近のアーティストだと、Googleニュースの情報もソースに含まれてきます。またアート系のコミュニティサイト「DevianArt」でユーザが作成したコンテンツなどもよく利用されています。

今後もっと色々な情報ソースが使われたらいいなーと思いますが、なんにせよこのコンセプトは面白い。iAlbumsは、きっとiOS標準の音楽プレイヤーよりも豊かな音楽鑑賞体験を与えてくれますよ。無料なのでぜひ試してみてくださいね(音楽ブロガーの方へ。このアプリで自分の記事がフィーチャーされるようにリクエストできます!)。

My Artists (3ドル)

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My Artistsは一見、アーティストのプロフィールや写真、Last.fmやYouTubeからのビデオが見れるだけの、ありきたりの音楽プレイヤーに見えます。でも、数分も使えば「おすすめ機能」でその真の能力が分かることでしょう。

iOSの標準プレイヤーと同じく、My Artistsもはじめは音楽ライブラリにアーティスト一覧が表示されます。しかし、アーティストを選択するとライブラリ内のアルバムが表示されるだけでなく、自分がプレビューしたり購入したことのある同一アーティストのほかのアルバムも表示されます。そして音楽を聴きながら似たアーティストの情報を読んだり、彼らのアルバムをプレビュー・購入できるんです。

さらに、再生中画面で「My Artists」アイコンを押すと、そのアーティストをベースとした自分用のおすすめ曲がストリーミングラジオとして再生されます。アーティスト一覧で同じアイコンを押せば、自分の全ライブラリをベースにしたおすすめ曲のストリームが聴けますよ。

Panamp (1ドル)

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Panamp。このアプリをおすすめしたい理由は2つあります。まず速い。それも超がつくほどの爆速です。機能的にはiOS標準プレイヤーと大差ありませんが、Panampなら聴きたい音楽にすぐ辿りつけます。そのポイントは、このアプリの折りたたみ式表示。

たとえばアーティスト一覧を表示します。画面右端に表示されるアルファベット部分は、スクロールしてもよいし直接好きな位置にジャンプすることもできるんです。そしてアーティスト名をタップすれば、折りたたみ部分が開いて彼らのアルバムがすぐ下に表示されます。さらにアルバムをタップして曲リストを表示し、好きな曲をタップすれば再生開始。ね、かんたんでしょ?

しかも再生コントロールメニューが画面上に常駐するので、曲のスキップ、一時停止などの操作を行うために「再生中」の画面まで戻る必要もありません。曲の表示順はiOSの標準プレイヤーと同じように、アルバム順、トラック順にも切り替えられますが、どの表示方法でも任意の曲を左にスワイプすれば、そのアーティストの全曲一覧を確認することができます。

Panampをおすすめしたい2つ目の理由は「ダイナミック・キュー」と呼ばれるプレイリスト的機能。これがまたホントに使いやすいんですよ。好きな曲、アルバム、アーティストを右にスワイプすればこのキューに追加されるので、わざわざ苦労してプレイリストを作る必要はありません。たった一回スワイプすれば、アルバム全体でもアーティスト全体でもキューに追加できるんです。そしてキュー画面では、任意の項目をつかんで上下に動かせば移動、右にスワイプすれば削除...と操作が極めてシンプル。数秒もあれば、プレイリスト...もといキューができあがっちゃいます。残念ながらキューを複数作ることはできませんが、それを加味してもこれは便利ですよ(ちなみにiTunesのプレイリストとは同期可能)。

Panampは文章で説明すると複雑に思えるかもしれませんが、実際に使ってみると極めて直感的に操作できることがわかります。タップ好き、面倒くさがり、あるいはプレイリスト好きなら、このアプリはまさにあなたのためのアプリといえるでしょう。

Groove 2 (2ドル)

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Groove 2は、これまた信じられないほど素晴らしいアプリです。このiOSアプリは、ふだん聴いている音楽の傾向を学習して、あなた専用のパーソナルDJとして活躍してくれます。ミックスのパターンは次の4種類。

まず「Groovy Mix」は手持ちの音楽ライブラリからアーティストをランダムに選んで、スムーズにつながりそうな曲を自動的にミックスしてくれます。「Surprise Me」は一味違った新鮮なプレイリストを、「Favorites」は自分が高得点のレートをつけた曲やよく聴く曲からミックスをつくってくれます。そして「Three of a Kind」はRock Blocksというラジオ番組のように、同じアーティストの曲を3曲ずつ再生しながら色々なアーティストの曲をミックスしていきます。

さらに、ホーム画面には上の4種類とは違ったミックス例を表示してくれます。私の場合だと「Buddy HollyをベースにしたGroovy Mix」とか「The Stooges、Suicide、Patti Smithを含んだThree of a Kind」といった具合にね。ホーム画面の下のほうには、関連アーティストや相性のいいアーティストを2組選んだ「Better Together」という機能も。これらのプレイリストは、あとで聴くために保存できます。

もちろんGroove 2をシンプルな音楽プレイヤーとして使うこともできますが、その場合も開発者たちはちょこっとミックスしたくてしょうがないみたいですね。任意のアーティストを選ぶと、好きなアルバム、そのアーティストのGroovy Mix、そのアーティストの中で自分のお気に入りの曲だけを使ったミックスを選べますよ。

ちなみに、音楽ライブラリーはアーティストやアルバムではなくLast.fmのデータと紐づいたジャンル名(タグ)で並べ変えることもできます。好きなタグを選んだら、そのタグがついた曲を全て再生してもいいし、特定のアーティストやアルバムに絞り込んで再生してもOK!

Groove 2は多機能でありながら、それをうまく表現しているアプリですね。単純なシャッフル機能よりも自分の音楽コレクションを上手くミックスしてくれるし、手持ちの曲を再発見する面白い方法を提示しています。スマートジェスチャーによるコントロールや、画面上に表示されるミニプレイヤーも使いやすいですよ。また、フェイスブックやツイッターへの共有機能やLast.fmのScrobble機能(再生した曲の情報をLast.fmに送信して自分の音楽プロフィールに追加する機能)、Apple TVやAirPlayとの互換性もあります(なので、こんな技を使わなくても大丈夫)。

Vinyl Tap (2ドル)

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ああ、まったく21世紀の音楽マニアときたら...。デジタル音楽は生き急ぐ私たちの生活にスピード感と持ち運びの良さをもたらしましたが、一方で偉大なアナログサウンドを手放すことになりました。こんなご時世、高級オーディオマニアにできることは残されているのか? そうですね、バーチャルなレコードプレイヤーでDRMフリーの曲を再生できるiPadアプリ、Vinyl Tapは試してみる価値があるかもしれませんね。

Vinyl Tapは、バイナル時代に経験したクラックルノイズやスクラッチなどをすべてを再現してくれます。このアプリは、あの時代に対する忠誠心を細部にわたって注ぎ込んでいるといえるでしょう。同時に使えるターンテーブルは2つあり、再生したり曲を変えるときにはレコード針を上げたり落としたりします。回転数は、33回転か45回転レコードを裏返したり、回転速度の正確性をチェックするプラッターストロボの色を選んだりもできますよ。

ユーザーがシングル、アルバムどちらを聴いているのかは自動検知。ジョグホイールによってトラックの切り替えができ、デジタルLEDディスプレイもついています。どのプレイヤーを使って何を聴くか決めたら、あとは楽しむだけ。

Vinyl Tapは最初のレコードシュミレーションアプリではないし、もちろん最後でもありません。でも、もしもあの頃に戻れるような素晴らしい音楽プレイヤーを探しているのなら、Vinyl Tapはたぶんあなたに必要な唯一のアプリでしょうね。

Shazam Player (無料)

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もしあなたがiOS標準の音楽プレイヤーよりも優れたアプリを探していて、なおかつ余計な機能がいらないなら、(Shazamの素晴らしい人たちによって開発された)Shazam Playerはおすすめです。このアプリで一番目を引くのは、LyricFindから取得した歌詞を曲にあわせてアニメーション再生する機能。カラオケみたいなイメージですがプレーンさは失われず、歌詞を静止画で表示するよりも見やすいです。もちろん、1枚の歌詞カードみたいな表示もできますよ。

ほかには、プレイリスト作成機能もいいですね。Shazam Playerには、あなたのお気に入りの曲やそうでない曲を追加できる「The Good List」と「The Bad List」が用意されています(どうして自分のデバイスに好きじゃない曲があるのかは謎ですが...)。「The Bad List」に入れた曲はシャッフルモードで再生されなくなりますよ。もちろん、ライブラリ内の曲は好きか嫌いかだけで判断できないと思いますので、いくつでもプレイリストを作ることができます。

ちなみにShazam Playerは、アーティストのプロフィールやレビュー、YouTube動画を見たり、ツアー日程を表示したり、フェイスブックやツイッターで共有する機能もついています。

Track 8 (2ドル)

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音楽プレイヤーに「音」以外の魅力があってもいいですよね。たとえば、iPadならではの美しさを楽しむアプローチとか。

Track 8は、よりによってマイクロソフトの美しいMetroインターフェースを使ったiPad用音楽プレイヤー。機能的にはiOS標準プレイヤーと同じですが、その見せ方が素晴らしいんです。まず、アプリを起動すると再生履歴をもとにアルバムカバーがタイル状に表示されます。もちろん標準プレイヤーのようにアーティストやアルバム、プレイリストから探すこともできますよ。そして音楽の再生が始まると、なんとLast.fm上にあるアーティスト画像が背景として表示されるんです。まあ、そんなところなんですけどね。え、豊かなグラフィックと見やすいレイアウトに2ドルも払う価値があるのかって? もしその見た目が気に入ったなら、間違いないですよ。音楽は生命に満ちています。音楽プレイヤーだってそうでしょ?

Planetary (無料)

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自分の音楽コレクションが宇宙みたいな見え方をしてるところ、想像したことあります? いやー私もないです。でも、うれしいことにBloom StudioがPlanetaryというゴージャスな音楽プレイヤー兼ビジュアライザーをiPad用に作っちゃいました。

このアプリではあなたの音楽コレクションが星として表示され、アルファベットごとの銀河にグループ分けされます。アルバムを表現する惑星は、それぞれの星の軌道を描きます。星の表面の模様はアルバムカバーのデータをもとに生成されるので、同じように見える星は二つとありません。それぞれの曲は月になり、曲の長さによって決められた速度で惑星(アルバム)の周りを回ります。そして、よく聴く曲ほど大きな月へと成長します。

銀河の旅はピンチアウト(拡大)やスワイプによって行われ、惑星や月をタップするとアルバムや曲を選択できます。音楽コレクションが増えてくると宇宙の航行にも時間がかかりますが(そこは現実の宇宙でと同じ)、そのときは画面の下にある真ん中のボタンを押せば、目当てのアルファベットまで直接ワープできますよ(時空を超えていくようにね)。

Planetaryは必要なアプリかって? 答えはノー。でも、お気に入りの音楽を聴きながら宇宙空間を漂う習慣がまだないなら、そんな体験をするチャンスですよ(無料だし)。

TuneWiki - Lyrics With Music (無料)

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エディー・ヴェダーが「Yellow Ledbetter(正式な歌詞の内容が発表されていない曲)」を歌ってるところ、想像したことあります?

音声や動画を歌詞と同期させるiOSアプリ「TuneWiki」を使えば、もう想像する必要もないですよ。独自のキュレーションとユーザが作成した歌詞データベースを使って、TuneWikiはあなたが聴いている曲の歌詞を探してきてくれるんです。ストリーミングラジオやYouTubeを再生する機能、歌詞を40以上の言語に翻訳する機能もあるので、外国人の友達と感動を分かち合うときにも便利です。

また、名前が分からない曲の歌詞をSongIDに入力すれば、TuneWikiがその曲を見つけてくれます。そのほか、歌や歌詞をフェイスブックやツイッターで共有するSongBox、世界のさまざな場所で人気のある曲を教えてくれるMusic Mapといった機能も。

「Yellow Ledbetter」は、その歌詞にどんな意味があるのか様々な議論が巻き起こりました。でも、結局はありのままの歌詞を知ることが大事なんですよね。

Aarti Kelapure - Evolver.fm(Rumi/米版