みたいもーど:銀座線1000系のカラーリングとポスト・イットの意外な共通点、知ってます?

みたいもーど:銀座線1000系のカラーリングとポスト・イットの意外な共通点、知ってます? 1

都バスが車体で全面広告をやり始めた時期ぐらいからでしょうか? それとも(アキバ限定かもしれないですが)痛車が増えだした頃からでしょうか? とにかく、日々生活している光景の中に、ラッピングされた大きな移動物体というものが増えだした時期というのがあったことをみなさんもなんとなく覚えているのではないかと思います。

そんな中、最近さらにエポックなラッピングが始まっています。それは、みなさんの中にも「試運転」と書かれた車両を見たことがある人もいるかもしれない! 銀座線の新しい車両1000系です。

 

 

このこの黄色いレトロチックな銀座線のカラーリング、実は塗装ではなくフルラッピングなんです。塗装箇所は屋根の部分と前面のライトの一部だけ。

 

 

そして、このラッピングシート、実はポスト・イットで名高い住友3Mの製品なのです。

「3M(tm)

スコッチカル(tm) フィルム XLシリーズは、ポリ塩化ビニル基材の耐候性と耐汚染性に優れたマーキング用のフィルムです。塗装に比べて傷に強く、メンテナンス性の良さも特徴です。フィルム厚はわずか0.11mmでありながら車両の外装に求められる耐候性や、洗車などを想定した耐久性を備えています。」

そして、実は私! 先月アメリカの3M本社のメディアツアーに行っており、このフィルムの実物を触らせてもらいました。でねー、このフィルムシートすごいんですよ。

 

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ラッピングシートなので、当然うらは接着面になっているんですが、何もしていないと、触ってもノリが手にくっつかないんです。もちろん、接着面にもくっつかない。ところが、貼る場所を決めて、固定してから、上から圧をかけると、ピターっとくっつくんです。だから、圧をかける前は、いくらでも位置を調整できるという優れものなんです。

これで、わかりますよね。そう! フィルムが丈夫ということ以上に、まずはきれいに接着しやすいんです。だから、銀座線の新型車両なんていう、でこぼこが多い、しかもシートを貼る面積が広い物体にも対応できるんです。3Mまじですげえ。

なお、プレスツアーが開催された「3Mイノベーションセンター」には、同じフィルムを使ったNASCARのレース車両が展示されていました。これも、もちろんラッピング仕上げです。

 

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触るとフィルムだとわかるんですが、見た目は塗装と区別つかないです。いや、むしろ塗装以上にきれいかもしれない。

 

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あのポスト・イットの住友3Mがまさか銀座線で活躍しているとは、びっくりですよね。そして、ホント意外なところに住友3Mの製品というのは、転がっています。

 

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実は、3Mの製品は、なんとなんと5万5千点ぐらい(正味の数はわかんないらしい)あるそうで、その商品点数の多さについて、3Mの方は「あなたの3m以内に3Mの製品にあるはず」という表現で説明していました。

 

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ということで、新しい銀座線を見たり、乗ったりしたら「おお!あのポスト・イットの会社のラッピングなのか!」とちょっと思ってみてくださいませ。

 

東京メトロ銀座線の新型車両1000系に3M(TM)スコッチカル(TM)フィルムXLシリーズが採用 [3M]

 

[訂正 2012/6/6]初出時に事実と異なる箇所がございました。謹んで訂正させて頂きます。なお、修正箇所は以下の2点です。

修正前)実は塗装ではなくフルラッピングなんです。つまり、塗装箇所はゼロ!

修正後)実は塗装ではなくフルラッピングなんです。塗装箇所は屋根の部分と前面のライトの一部だけ。

修正前)なんと55万点ぐらい

修正後)なんと5万5千点ぐらい

 

(いしたにまさき)