画面から次々消えて行く詩「アグリッパ」の暗号を解読せよ!(動画)

20年続くミステリーに挑戦。

1992年、作家のウィリアム・ギズソンが『アグリッパ(死者の書)』と題する本を発表しました。厳密には、本と言うよりアート作品と言ったほうがいいかもしれません。それは1992年当時の、System 7 OSを搭載したMacintosh上で再生できる3.5インチフロッピーディスクに入った詩で、普通じゃないのは、プログラムが暗号化されていて、スクリーン上に一度表示されるとテキストが消えてしまうようになっていたことです。

オリジナルのフロッピーディスクはもうほとんど残っていませんが、このたびカリフォルニア大学サンタバーバラ校がオリジナルのエミュレーションを行い、そこで使われている暗号を解読するコンテストを始めました。Cracking the Agrippa Codeというサイトを立ちあげ、ハッカーたちに参加を呼びかけています。

 

コンテストに参加する人は、どのように暗号を解読したかの技術的な説明をクリエイティブ・コモンズの利用権のもとで送ってください(結果はアグリッパのさらなる研究に使われます)。技術的説明では、どのような暗号化手法が(もしあれば)使われていたか、そしてどうやって解読できたのか(もしカギがあったら、それが何だったのかも)を説明してください。もしアグリッパが実はまったく暗号化されていなかった場合(可能性としてはあります)、またはアプリケーションが単にデータを「スクランブル」したり「破壊」したりしているだけだった場合、そのことを技術的に説明・証明してください。

コンテストのサイト上には、『アグリッパ」のコンパイルされたファイルや過去の挑戦者によるメモなど、参加者向けのリソースがたくさん公開されています。最初に解読に成功した人は、賞品としてこれまでに発行されたギブソンの書籍をすべてもらえます(ただし『アグリッパ』以外。まあ、そうか)。2番手以降になった人も、サイト上で名前を掲示され、努力を讃えられます。

そんなわけで、腕に覚えのある方! 蒸し暑い夏は、自宅で暗号解読にいそしんでみるのも良いかもしれません。

[TheVerge]

Molly Oswaks(原文/miho)