新しい「OS X Mountain Lion」は必要? Snow LeopardファンからWindowsユーザーまで、全6パターンを徹底シミュレーション

2012.07.27 10:00
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この波に乗るべきか?

アップル自信作として姿を現わした最新OSの「OS X 10.8 Mountain Lion」が正式リリースされ、もう早速ながら発売初日からアップグレードしちゃったよってギズ読者の皆さまも少なくないかもしれませんが、まだ実はどうしようか迷っているんだよねって方だっておられることでしょうね。ちょっぴりうらやましげに見守るWindowsユーザーも含めまして、結局のところ、この新しいOS X Mountain Lionは、ボク&アタシにとって必要なんでしょうかね? それとも実際のところは不要な最新版でしかなかったりする?

今回、アップルはOS X 10.8 Mountain Lionのダウンロード販売価格を、なんと超格安の1700円に抑えてきているので、Macユーザーにとっては、新OSが高すぎてアップグレードを見送らざるを得ないという事態に直面することはないでしょうね。前作の「OS X 10.7 Lion」の時は、2600円にてダウンロード版が提供されていましたが、それよりもさらに値下げですよ...

ただそうは言っても、いざアップグレードへと踏み切ると、なかなか後戻りはできなくなっちゃいますから、OS X 10.8 Mountain Lionへの移行を本当に実施するべきなのか? この質問への回答は、よくよく自分で結論を出して納得してから進みたいものですよね。そこでいつものごとく、あくまでも米GIZMODO編集チームの提言ではあるものの、シーン別に全6パターンに分けまして、OS X Mountain Lionを購入すべきかor見送っておくべきかを徹底シミュレーションしてみました。まずは参考までにご覧あそばせ~
 

1. OS X 10.7 Lionユーザーの場合

その答えはあまりにも単純明快ですね。ほぼ間違いなく速攻でOS X Mountain Lionは買いでしょう! これまで前バージョンのOS X 10.7ユーザーだった人にとって、新たにOS X 10.8ユーザーとなるべきかどうかは、もう迷うまでもありませんよ。いますぐにでもダウンロード購入しちゃいましょう。

実は前々作となる「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」からOS X 10.7 Lionへの移行には、非常に大きな隔たりを越えねばならなかったはずですよね。ユーザーインターフェース(UI)から大胆な変更が加えられましたし、それだけに出始めの頃のOS X 10.7 Lionには不具合も少なくなかったような気がします。しかしながら、今回のOS X 10.8 Mountain Lionは、いわばこれまでのOS X 10.7 Lionで、やや完成度が低かったり、もうちょっとこんな機能があったらいいのになってリクエストを、すべて満足がゆく形へと反映した仕上がりとも評されており、それゆえに10.7から10.8へのアップグレードは快適極まりないという感想が大勢を占めていますよ。

OS X 10.7 Lionが、より高速に、よりスムーズに、より便利に使えるようになったのがOS X 10.8 Mountain Lion。そんなほぼベタ褒め状態の評価も出そろう中、いち早く自分でもパワーアップした最新OS Xの魅力を体感しちゃってくださいね。


2. Mac OS X 10.6 Snow Leopardユーザーの場合

一方、これまで1年ほどOS X 10.7 Lionへとアップグレードする機会があったにもかかわらず、敢えて旧バージョンのMac OS X 10.6 Snow Leopardを使い続けてきたってユーザーに対しては、逆に今回もOS X 10.8 Mountain Lionにアップグレードするのは見送るようにお勧めしたいですね。

そもそもOS X 10.7 Lionへのアップグレードを踏み止まったユーザーの大半が、UIまで飛躍的に変更され、劇的に操作感が変わってしまいかねないことを嫌っていたはずです。そして、こういうユーザーは、いまでもSnow Leopardの大ファンだったりもするんですよね。OS X 10.8 Mountain LionがOS X 10.7 Lionと同じ流れを汲んでいる以上、やはりここで改めてビッグシフトへと踏み切るべき理由は、それほどないのではないでしょうか?

あっ、ただし、当然のことながら、どんどんと古いバージョンのOSはサポートから切り捨てられていく傾向にあり、さすがにこれまではOS X 10.7 Lionのみしかサポートしないって姿勢は顕著ではなかったものの、いざ次のOS X 10.8 Mountain Lionまで出てしまった以上は、今後は次々と2世代も前になってしまったMac OS X 10.6 Snow Leopardをサポート対象外とするソフトウェアやサービスが増えてくるんでしょうね。引き続きアップグレードを見送る結論を下したユーザーの皆さまは、とりわけアプリのアップデート情報には細心の注意を払ってくださいね。残念ながら、愛用アプリやソフトの最新版が使えなくなってしまうケースは増加していくと思いますよ...


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3. バグには一切悩まされたくないというユーザーの場合

すでに最初にOS X 10.7 Lionのユーザーに対しては、迷わずOS X 10.8 Mountain Lionへのアップグレードをとは勧めたものの、もしかするとリリース直後に速攻でダウンロード購入するのは見送ったほうがいいのかもしれません。とりわけ初期のバグや不具合には一切巻き込まれたくないんだって場合はね。

確かに、これまでのところは正式リリースされたばかりというタイミングをもってしても、かなりOS X 10.8 Mountain Lionは安定しているようではあります。いろいろと問題も多かったという前世代のOS X 10.7 Lionのリリース時とは対照的ですね。とはいえ、まったくもって何の不具合もない、ほぼ100%の完成度なのかと問われると微妙でして、バッテリー消費回りや、一部のWi-Fiネットワークへの接続などなどには、やや改善の余地があるとの情報も流れてきていますよ。正式リリース前のゴールドマスター版をめぐっては、掲示板などに問題点の指摘が相次いでおり、どこまで本当に解消されているのかは、いまだにもって謎の部分もありそうですね。

まぁ、きっとしばらくしたら一連のパッチ最初のマイナーアップデートなどで提供されて、その頃には新OS Xの安定度も、さらに増していることでしょう。OS X 10.8 Mountain Lionへのアップグレードは決定事項であっても、まずは急がずに様子を見て、十分に安定した頃合いを見てから万全の移行を図るなんてシナリオもいいのかもしれませんよね。


4. とにかく新機能に憧れる、やや古いMacのユーザーの場合

当然ながら、今回のOS X 10.8 Mountain Lionへのアップグレードに当たっては、そもそも自分が使っているMacはアップグレード可能なモデルの対象なのかってところをチェックしておかなければなりません。基本的には2008年ないしは2009年以降の発売モデルでなければ厳しそうですね。一部の「iMac」や「MacBook Pro」は2007年モデルでもアップグレード対象となっているようですが~

ただし、アップグレードの最低条件を満たしていたからといって、すべてのモデルでOS X 10.8 Mountain Lionの使いたい機能が使えるわけではないというポイントも覚えておく必要があるでしょうね。例えば、そのままMacの画面をテレビへと映し出せる「AirPlayミラーリング」機能ですが、CPUにインテル製の「Sandy Bridge」よりも新しいCore iシリーズが搭載されていなければ動作しません。別の大きなキラー機能となる、Macがスリープ時にもメールチェックやスケジュール確認などを定期的に行なってくれる「Power Nap」への対応も、アップル指定のSSDが標準搭載された「MacBook Air」や最新のRetinaディスプレイモデルのMacBook Proでしか使えないことが明らかにされていますよ。

もちろん、こうした一部の新機能に対応していないからといってアップグレードを見送るべきだとの結論が出るわけではありませんが、もし絶対にOS X 10.8 Mountain Lionだから使いたいって機能がある場合には、いま実際に自分が使っているMacでも本当に使えるのかを必ずチェックしておくことをお勧めいたします。後から、なぁんだ、せっかくこれを目当てにアップグレードしたのに、結局はまったく自分のMacでは使えないじゃないかだなんてことになっちゃったら残念ですからね...


5. メモリー不足でOS X 10.7 Lionが遅いと感じているユーザーの場合

いま実はOS X 10.7 Lionを使っているんだけど、なんだかせっかくアップグレードしたはずなのに、前のMac OS X 10.6 Snow Leopardよりも重くて遅くなっちゃったんだよね。やっぱり4GBのRAMでも、まだ少ないのかなぁ?

そんなやり切れない思いに苦しんでいるユーザーは結構おられるみたいですね。ほんの一昔前までならば、本体メモリーが4GBもあるなんてリッチなスペックだよなって評価だったとも思うんですが、まったく新しいOSというのは、UIが進化した分だけメモリーを食いまくる弊害でもあるのでしょうか?

ただし、こういう悩みを抱えているならば、ぜひともそのままOS X 10.8 Mountain Lionへのアップグレードをお勧めしますよ。同じRAM容量でも、LionからMountain Lionに移行しただけで、やや動作が軽く快適になるのを実感できるケースは多いみたいです。少なくとも4GBのRAMがあったら、OS X 10.8 Mountain Lionには十分なスペックのようでもありますから、安心してアップグレードへと踏み切っちゃいましょう!


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6. いまいち「Windows 8」に感動できていないWindowsユーザーの場合

さてさて、ここまで当然のごとくMacユーザーを対象にして、OS X 10.8 Mountain Lionへのアップグレードの成否を説いてはきましたが、実は今回のタイミングでリリースされてきたMountain Lionには、忘れてはならない移行お勧めユーザー層がいると思いますよ。新OSの正式リリースといえば、これから今年はマイクロソフトWindows 8を出してきますよね。タブレットでも使いやすい、これまでのUIを一新するタイル状の「Metro」デザインがWindows 8で最大の特徴となってはいますけど、それって本当に感動作なの?

一部には今秋のWindows 8の発売は、まるであの「Windows 95」が世に出た時のような感動の瞬間を飾るだなんて評価も多いようなんですけど、いやいや、悪いけどボクはMetroなんて要らないから、これまで通りに快適なデスクトップを使わせてほしいし、あくまでもそのフィールドで革新的なリリースを重ねていってほしいんだがな~というWindowsユーザーの皆さま、もしかするといまこそMacへの移行にベストなタイミングなのかもしれませんよ! だって、少なくともOS X 10.8 Mountain Lionでは、いまだにデスクトップが基本のUIを継承していて、Metroみたいな方向性にまで進んでいったりはしてませんからね。

もちろんWindowsユーザーにはWindowsを支持する言い分が多々あって、Macは自由がないだとか、結局のところは高くついてしまうだとか、最新スペックのハードウェアを求めるなら絶対にWindowsだなどなど、いろいろとMacには不満があることでしょうね。でも、あのMetroに完全に移行していくWindowsなんて見たくないよなって気持ちが心の片隅にでもあれば、これからのMacが大好きになってしまう可能性さえも十分にあったりするのでは? Windows 8がMacへの移行を加速させていく...そんな皮肉なシナリオが現実に起きてしまうのかどうかは定かではありませんけど、これから世の中は面白いことになっていったりしてねぇ。


Kyle Wagner(米版/湯木進悟)

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