最近めっきり聞かなくなった懐かしの機械音13選

2012.07.05 20:00
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このダイアルアップ接続音を今の子に聞かせたら、いったい何だと思うんでしょうね? システィーナ礼拝堂の天井画みたいですよね。

「そう言えば最近すっかり聞かなくなったな...」という、ナードの集合意識から日々薄れゆく懐かしのテクノロジーサウンドをLaptopMagが13本集めてくれました。

(ゲスト寄稿はじまりはじまり)

最近は音もなく仕事をこなすガジェットばかりだけど、ほんのひと昔前まではガジェットも地獄のような音を立て、「働いてやってんだぜ」というところを盛んにアピールしてきたものです。使う側もガシガシ働くガジェットを見て「今なんかすごい重要なことしてるんだな」とありがたみを噛みしめたり...ま、今思うと単にネットに繋いだり好きな映画のビデオテープを最初まで巻き戻してただけなんですけどね。

現代っ子にとって通話中のツーツーツーというビジートーンはもう、恐竜クローンの雄叫びより馴染みのないものかも。でも、PC革命黎明期を生きた我々にとって以下13のサウンドは記憶の襞に刻まれた不滅の音です。

 

Mac OSの「Uh-Oh」という警告音

 
120701obsoletesound_mac.jpgエラー音ってだけで凹むのに、間違ったキー押すたびに「Uh-Oh(あ~あ~)」とどやされるんだから拷問ですよね。でもあの悪魔のようなシマリスがいいっていうMacユーザーも結構多いのです。まあ、300回ぐらいまでは僕もかわいいと思ったのだけど...。

 

VHSテープ巻き戻し音

 
120701obsoletesound_VHS.jpgNetflix時代の遥か前は、ビデオショップでビデオをレンタルして「巻き戻すの忘れて返したら罰金だ!」とずっとビクビクして過ごしたもの。「ひゃーこの史上最悪どうでもいいB級映画『Sorority Babes at the Slimeball Bowl-a-Rama』も今日返さなかったら延滞!!」というピンチの時にも、信号4回無視してブロックバスターに華麗に滑り込むその前にビデオデッキの前に5分正座して巻き戻しが終わるのを待ちました。すると巻き戻し音は「急いでんだろ」という感じで終盤ゴール目指してスピードを上げていくかのような音を出し(あれが一番快感だった)、それなりの達成感を味あわせてくれたものです。



フロッピーディスク読み取り音

120701obsoletesound_floppydisc.jpg今の高速処理に欠けているのは音で大体の予想をつける、という感覚。80年代はもちろん90年代になってからも暫くは、フロッピーディスクのジージーいう音を聞きながらパソコンがデータの読み取りを終えるのを待ったものです。ドライブヘッドから大きな音が出ると「あわわ、キズ? 磁気いかれた!? 期末論文とんじまう~頼む~持ちこたえてくれ~」と冷や汗どっと流して祈り、キーキー引っ掻く音がすると「む...異常終了か...」と観念したり。


 

ダイヤルアップ接続

120701obsoletesound_dialupmodem.jpg4Gや光ファイバーの今からは想像もつかないことですが、昔は銅線の電話線でインターネットにダイヤルアップ接続してたんですよね。コンピュサーブ(CompuServe)とプロディジ(Prodigy)の時代には、コンピュータのダイアラーにローカルアクセスポイントの電話番号を入力し、2,400ボーのモデムがその番号をダイヤルして相手の電話を呼び出し、こっちとあっち2つのモデムが『Ricochet Rabbit』の銃撃+原始家族フリントストーンの足で走る車みたいなピ~ヒャララララ~ガーガーガーゴオオオオオオという長い長いダンスの末に握手するのを祈るような気持ちで待ったものです。

 

ダイヤルトーン

 
120701obsoletesound_dialtone.jpg銅線の電話線と電話交換手の時代と言えば、忘れちゃならないのがダイヤルトーン。受話器を取るたびにこの音がしましたよね。「通話できる状態ですよ」と知らせるためだけに。この音がしたらさっさとかけないと電話が怒ってひときわ大きなトーンでせかしたものです。 今は一部VoIPで昔好みの人向けにダイヤルトーンわざと出してくれるところがある程度。通信がデジタルになってノイズの必要性も消えてなくなりました。でもやっぱり受話器持つとダイヤルトーンの音がして停電の時も「はい、サービス使えます」って教えてくれるのは、なんとも心強く、不思議な気持ちでしたよね。

 

通話中の音

 
120701obsoletesound_busy.jpg昔は留守録もキャッチホン(call waiting)もなかったし、何度も何度も相手が出るまで同じ番号を回したものです。「プロポーズOKもらったよ!」って母親に連絡したいのに何度かけてもツーツーツー。これは今もそうかな?

 

電話をジーコロ回す音

 
120701obsoletesound_rotaryphonewinding.jpgあ、でもこれはない。ジーコロ、消えましたね!今は携帯もデジタルになっちゃって、「ダイヤル」と言いつつ、回しませんよね。 でも昔はボタンじゃなくてジーコロ指でちゃんとダイヤルを回したものです。あれが結構楽しかったのよね。8とか9とか大きな数字回す時は元に戻る時間が永久に感じられてボーッと聞き入ったものです。

 

起動のビービーいう音

 
120701obsoletesound_bootup.jpg起動を待つ時間ははっきり言って無駄なので、今のコンピュータメーカーさんは必要以上に意識させないようにしてます。が、昔はどのコンピュータも電源ボタンを押すとピーッと鳴って「働くぜ!」と知らせてくれたものです。ああ、今日も元気なんだなーと思うと、そのピーッというひと鳴きが耳朶を打つ妙なる調べにも聞こえたものです。ピーッが2回、3回連続で鳴ると問題あるんでしたよね。

 

AOLの「You've Got Mail!」

 
120701obsoletesound_aol.jpgピ~ヒャラ電話回線繋いでドキドキしながらメール着信アラートを待つトム・ハンクスとメグ・ライアン...今見ると『ユー・ガット・メール』味わい深いですね。バイアグラとナイジェリア銀行のスパムの山に時折まともなメールが混じってる昨今、あんなドキドキしてメール待った時代があったなんて。タイム・ワーナー買収した絶頂期からひと回りで、ネット初期ISP最大手だったAOLがこうなっちゃうっていうのも信じられませんけどね。

 

Windowsシャットダウン

 
120701obsoletesound_windows_shutdown.jpgWindows 95発売前は、PCユーザーは電源落ちると必ずこの音でわかったものです。WindowsとDOSの初期バージョンではプログラムを終了してコマンドプロンプトになってから電源ボタンを押すと直ちにOFFになりました。それがWindows 95を境に終了ボタン押してからコンピュータがOFFになるまで数秒ないしは1分以上待たないといけなくなった。それで部屋の反対側にいても「PCが無事終了したんだな」ってわかるよう、シャットダウンの音が鳴り始めたんですね。以下の「歴代起動&シャットダウンサウンド」で見ると、シャットダウンの音は0:59から始まってます(Windows 95は3分前後から)

 

ドットマトリックスプリンタの印刷音

 
120701obsoletesound_dot_matrix.jpg1分30ページ刷るカラーレーザープリンタが出る遥か前には、ドットマトリックス・プリンティングなんてものがありました。紙がゆっく~り通過する上で織機工のようにめまぐるしく左右に動くプリントヘッド。あの音には妙にリラックスできる何かがあります。瞑想もいけるよ。

 

ブラウン管テレビON/OFF

 
120701obsoletesound_CRT_TV.jpg今のフラットパネルTVやモニターはONになってもOFFになっても音ひとつしなくて、ライト見ないとONかOFFかもわからなかったりしますが、ブラウン管テレビは違います。テレビをつけるとブラウン管(tube)がビンとなっていかにも電気が走ってますって音がして、テレビを切るとそれもプツッと切れるんですよね。大変な存在感でした。

 

カタカタいうキーボード

 
120701obsoletesound_clicky_keyboard.jpg一部ゲーマー、タイピストの間では今も根強い人気のメカニカル・キーボード。最近はノートブックもデスクトップもやけにスッキリした字のキーボードに変わってしまいましたが、IBMがデスクトップの覇者だった頃のPC専用キーボードは、どのキーを押しても最高に心地良い音がしたものです。 本職のタイピストにとってこのスプリングのシンフォニーはベートーヴェンの第9より美しい音。自分の打ったキーストロークが間違いなく記録に刻まれたことを知らせる音なのです。


UPDATE: フロッピー加筆しました。
 
AVRAM PLITCH - LaptopMag原文/satomi)
 

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