監獄を改築した市民ホール。行きたいですか? 意外と綺麗ですよ(画像ギャラリーあり)

2012.07.20 07:00
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19世紀に使われていた監獄が21世紀になって市民センターに生まれかわりました。
元監獄の市民センター、私は臆病者なので、ちょっと怨念とかが怖いような。(逆に言えば、オカルト好きには大人気? って事でしょうか。)

このレンガ造りの建築がスペインのパレンシア(Palencia)につくられたのは19世紀です。犯罪者が閉じ込められている施設として作られました。この建物がいずれ、善良な市民が集まる文化的な場所になるなんて誰も想像しなかったでしょうね。

ネオムデハル様式で建てられたこの監獄は2011年にEXIT Architectsによってパレンシア・シビック・センター(Palencia Civic Center)に生まれ変わりました。ここには図書室や会議室があります。また音楽教室など様々な活動が行われています。(訳者注:ムデハル様式とはスペインの建築様式で、イスラム教の建築様式とキリスト教の建築様式が融合したスタイルの事です。ネオとは、19世紀から20世紀の始めにかけて、過去の建築様式を参照して設計された歴史主義建築を指します。)

建築家による変更点はこうです。耐力壁を残して、後は全部を他のものにします。屋根は亜鉛パネルに、非耐力壁は透明材に変更しました。元々は4つの棟が中心で重なるような十字架型のプランでしたが、隙間に新たなボリュームを挿入しています。

また薄暗い空間を明るく照らすことにもこだわりました。「このプロジェクトでは元々の建築物を最大限に活かしたかった。一方で、新しくて明るい空間にもしたかった。そこでは自然光がキーとなると考えた。」と語っています。元の建築を活かすために、新しく作られた天井や壁は半透明のルーバーによって構成されています。

スペインは、第2のギリシャにもなりうると言われる程の不況で、文化や公共事業にさかれる予算は急激に減ってきています。そんな中、少ない予算でも大きなの効用を与えてくれる、こういったプロジェクトが輝いて見えますね。


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Architizer原文/mio)

Architizerから許可を得て米Gizmodoに転載された記事です。
Images © Fernando Guerra, FG+SG Architectural Photography.
 

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