アップル日本人デザイナーがつくったSONYなiPhone試作デザインをサムスンが証拠品として提出、アップル猛反撃

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これはアップルのデザイナー西堀晋氏(当時、元松下電器)がつくったiPhone 4初期デザイン案――iPhone発売当初から僕が何度も言ってるようにオールドスクールなSONY製品そのまんまですよね。

そんなこと言ったらiPhone 5とか僕が持ってるカスタムの木製iPhone 4とかも70年代のベータマックスのVCRそのまんまですが。

「アップルはうちのコピーをやめろと言うけれど、そういうアップルこそソニーを真似てるじゃないか!」とサムスンがアップル特許侵害訴訟で裁判所に金曜提示した証拠品です。これを掲載した資料(pdf)の7ページ目にはこう書かれていますよ。

アップルの「革命的」デザインも元々は競合ソニーのデザインから派生したものだった。2006年2月、iPhoneのデザイン受胎前にアップル幹部トニー・ファデル氏はある記事をスティーブ・ジョブズ、ジョナサン・アイヴらに回覧した。

記事ではソニーのデザイナーが、ボタンその他の「余計な飾り」を排した、手のひらに収まる、「スクリーンつきで四角」くて「角を丸くした」携帯電子端末の話をしていた。証拠物件18参照。

この記事が社内で回覧された直後、アップルのデザイナー西堀晋氏に「SONY風」デザインをアップル携帯用にひとつ用意するよう指示が下り、CADの線描と3次元モデルが用意された。証拠物件1~3参照。これはアップル内部文書から抜粋したものだが、この西堀氏の指揮のもと製作されたアップル社内のCAD画には「SONY」という名まで大書されており、デザインの源がソニーであることを裏づけている。

これ以外にも「JONY」と大書されたデザイン案もあって、アップルのジョナサン・アイヴとソニーが合体してしまってるわけですが、これに対しアップル弁護団は「アップル特許がSONYの先行技術に照らして自明だとするその理論は他の判事により既に除外されたはずだ」、「サムスンは発見期間が終わるまでこの新しい理論を開示しなかった。今ごろこんな話を持ち出してアップルの攻撃材料にはできない」などなど述べ、この「SONYスタイル理論」とそれを裏付ける証拠品の提示に強硬に反対しています。

また、西堀氏の試作デザインは「面白半分につくった横道のプロジェクト」で、あのJONYより前に作った「Purpleという別のプロトタイプもあるんだぜ」と別の証拠品を提示して反撃中。

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没になったiPhone、iPadのデザイン案がもっと見たい方はAll Things Dでどうぞ。100枚ギャラリーになってますよ。

尚、渦中の西堀氏は病後ということもあり、もうアップル社員でもないので、月曜始まる裁判に出るつもりはない旨、弁護士を通して裁判所に伝えた模様です。

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