テントウムシなどの昆虫が水中を歩ける仕組みが解明される

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雨の日の後などに、テントウムシがまるで水中を歩いているように見えたことってないですか? これがそのように見えたのではなく、実際に水中を歩いていることが分かったようですよ。

独立行政法人物質・材料研究機構の発表によると、大気中に生息する昆虫(ハムシやテントウムシなど)が、「泡」を利用して水中を歩けることを発見したそうです。

これまでも、昆虫の足裏の特殊な毛の役割が解明され、ナノテクノロジーによる人工的な毛状構造を再現した接着性のある素材が開発されてきたようですが、従来の考え方では水中では歩けないと思われていたようです。では、今回発見された「泡」を利用して水中を歩けるって、どういうことなんでしょうか?

実験の結果を見てみると、昆虫の水中歩行について、以下のことが分かったようです。

水を弾きやすい「疎水性」の表面の場合、空気中と同等の歩行能力が発揮される。

水を弾きにくい「親水性」の表面の場合、歩行自体が難しい。

そして、今回の発見で大きな役割を担ったのが「」の存在で、この「泡」があることで昆虫の毛状構造が水中で足の裏を水中で固定するのに役立っているようです。

また、この昆虫の水中歩行の仕組みを利用して「泡を利用した水中接着機構」を考案したそうです。実際に、「泡を利用した水中接着機構」をおもちゃのブルドーザーで試してみたところ、水中で接着することを確認できたそうです。

昆虫が持っている能力で分かってないことってまだまだあるのですね。今回発見された「泡を利用した水中接着機構」を利用すれば、水中で作業するロボットに応用できそうとのことだそうです。近い将来、「泡を利用した水中接着機構」を利用したロボットが登場することでしょう。

それにしても、今回のキモとなっている「泡」についてあまり詳しく書かれていないのですけど、単に空気で作られた「泡」なんでしょうか。水中歩行し続けるのには、この「泡」を作り続ける技術も必要なのでは? と思ったのですけど、どうなんでしょうかね。

Photo by tarotastic

昆虫が「泡」を利用して水中を歩けることを発見 [独立行政法人物質・材料研究機構]

(KENTA)