Huaweiも読めない米国でファーウェイ脅威論とか(動画)

「Huawei(ファーウェイ、華為技術)」の発音を街頭でアメリカ人に尋ねてみたら難易度高くて「Who are we」になっちゃった...という動画。ファーウェイの製作です。なんの会社か尋ねたら「花屋?」「小さい航空会社?」という調子で「携帯の会社」って答える若者が賢者に見えますよ。

このように海外における認知度は今ひとつな中国通信最大手ファーウェイではありますが、今はエリクソンを抜いて通信業界世界トップ。こういう動画を一生懸命作ってることからもわかるように、ここ10年は海外進出の野望を前面に出してきています。

で、それに伴って進出先の政府や競合からは...

・「軍部とつながりある会社を信用していいの?」

・「バックドア(アメリカの活動をスパイできる)仕掛けられるんじゃない?」

・「キルスイッチ(両国間に争いが起こった場合、中国からネットワークが遮断できる)仕込まれたらひとたまりもない」

など警戒の声も出ているのですね。本当に脅威なのか? それとも単に競争を恐れてるだけなのか? その辺は微妙ですけど、分けても警戒色を強めているのはアメリカだ、とエコノミストは報じています。

ファーウェイは中小携帯事業者多数にネットワークを提供している会社だが、米国のハイテク企業を何度も買収しようとしては政府の反対に遭って頓挫している。米下院諜報問題委員会がHuaweiとZTEの両社に関心を寄せているのだ。[...]

但しアメリカ国内でも世論は割れているのが実情で、ファーウェイ脅威論を中国バッシングという言葉で片付ける国防省統合参謀本部元メンバーがいるかと思えば、一方には「ファーウェイに我々のネットワークを任せるなんて頭どうかしてるよ、狂ってるとしか思えない」と言う人もいる。

  

企業の間からは、ファーウェイは不誠実な商慣行でここまでのし上がった。米国の競合シスコからデザインを盗んだり、政府に資金援助してもらったり...という反発の声もエコノミストは報じています。ファーウェイも事業内容をもっとオープンにする努力はしているのですが、なにしろ秘密主義が徹底しているので、それもあって「実は共産党の手先、デジタルのトロイの木馬」という話がますます信憑性を帯びているんですね。

中でも極めつけは「中国の国家安全保障局がつくった会社なんじゃないか」という批判である。ファーウェイ創業者のレン・ツェンフェイ(任正非)元人民解放軍だし、中国の民間企業は政府と一蓮托生だという意識もあり、それが反発に油を注いでいる。イランのような腐敗政権と取引きし、当社製品があれば反政府分子をスパイするのが楽ですよ、と営業マンが売り込んで回るような会社...というのも裏づけとなっている。

欧州では英国を皮切りに今年足場を強化することを発表したファーウェイですけど、こういう疑問はずっと行く先々つきまとっていくだろうし、西側の政府も民間企業もこの疑問と折り合いをつけていかなきゃならないんでしょうね。詳しくは以下リンク先で全文どうぞ(自動翻訳ここ)。

[The Economist via Buzzfeed]

関連:[スラッシュドットジャパン , WirelessWire News

Leslie Horn(原文/satomi)