米駆逐艦の人が語る商船三井タンカー衝突の瞬間(動画あり)

米駆逐艦の人が語る商船三井タンカー衝突の瞬間(動画あり) 1

まるでゴジラの爪痕...とアメリカでも騒がれておりますが...

こちらは緊張高まるペルシャ湾ホルムズ海峡の近海で現地時間12日午前1時ごろ、パナマ国旗を掲げた商船三井の原油タンカー「M/V Otowasan(音羽山)」と米海軍第5艦隊の誘導ミサイル駆逐艦「ポーター(Porter)」が衝突し、ポーターの右舷横腹にドッカリ開いた3m四方の穴! です。


Raw Video: US Navy Ship Collides With Oil Tanker 投稿者 associatedpress

戦闘とは無関係で、双方にけが人はなく、燃料のリークもないとのこと(海軍発表)。

日本側のOtowasanはカタールのメサイード港からアラブ首長国連邦のフジャイラ港に向かう途中で、The Daily Mailによると「最大200万バレル搭載のところ95%の積載量」でした。

対する米側USSポーターは「海上警備・戦域安全保障協力任務」のため配備されたもので、事故後はアラブ首長国連邦ジェベルアリまで自力航行し、そこで損傷の具合を調べているところです。

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大きさ的にはOtowasan(333 m X 60 m)の方がUSS ポーター(154m X 20m)より遥かに大きいのですが、音響探査装置(ソナー)はポーターの方がずっと進んだものを搭載してます。一体なにが?

海軍も原因の究明を急いでいますが、発生当時の模様をイージス艦の中にいたある米兵はこう語ってますよ(注:転送メールを米海軍匿名ブログCdr. Salamanderが一部公開したものです。本当かどうかは各自ご判断ください)。

 

 

壁に穴が開いたのは自分が当番のときだった。原因はまだ調査中なので、ここでは手短かに。

... ホルムズ海峡通過中だった .... レーダーをチェックしたら、SWS(Safety Warning System:安全警報システム)で何個か引っかかる程度でそんなに入ってこない。接触する安定航行のトラックはなかった。

[...]進路クリアだと誰もが思っていた。そしたら、5ノット(時速9.26km)に減速するというアナウンスが流れて、それから30秒と置かず船の壁に穴が開きだした。衝突を事前に知らせてくれるものなんて艦内には何もない、ノーマーク。 あまりにも突然の出来事で警戒態勢を整えて警報を流す余裕もない。あの時の音と臭いは一生忘れられないよ。

船が壁に突入してきた時に、水道管(メイン&冷却用)が破裂し、そこから水がやばい勢いで溢れ出してきて電気系統の上にかかった。どこもかしこも火だらけ。無線は完全に浸水。船の横には巨大な穴。その割にはよく持ちこたえたが無線室にも水が入ってきたので全員外に避難した。

掃除がこれまた地獄! エアコンは電源がまだダメなので、船上は華氏130度(54℃)で、とても人の住める場所じゃない。港に着いて最初の夜はみんな上甲板に寝た。いきなり船乗り300人がホームレスになるなんて誰も思わないからね。組み立て式ベッドも100台用意されたけど全員はムリだから。

[...]

ああ、今日は倍のサイズのオイル満載のタンカーに衝突する日だな、と考えながら海に出る人なんていない。とても現実とは思えなかった。死人・けが人がゼロなんて奇跡。こぶ・傷程度で済んでよかった。誰かトマホークのところにいたら体は今ごろ真っ二つだ。現場は自分が衝突5分前に通った場所。仲間とたばこ休憩に使う場所だったんだ。現場にあった防爆扉なんて2デッキ下まで落ちてる。衝撃が大き過ぎてミサイルデッキも水に浸かってしまった。本当にあのとき誰もあそこにいなかったのが不思議でならない。[...]

[CDR Salamander: PORTER Collision: 1st Hand Report, US Navy] Video via AP

satomi(Jesus Diaz/米版