イラン政府、国内でのグーグルへの接続を遮断...、ネットと現代人の権利を今一度考える

イラン政府、国内でのグーグルへの接続を遮断...、ネットと現代人の権利を今一度考える 1

インターネットへの自由なアクセスは、現代に生きる人としての権利なのではないだろうか?

イラン政府が今月23日に、国営テレビを通じて、米グーグルの検索エンジンとGmailを数時間以内に遮断すると発表しました。さらに「遮断は今後新たな発表があるまで続く」としています。

同時に、通信情報技術省のハキムジャバディ副大臣は政府のインターネットが独自網に切り替わったと発表し、それを受けてイラン全土の一般のネット利用者も来年3月をメドに独自網に切り替わるのでは、と報道されています。イランは、海外のサイトを政府権限で観覧不可にした過去があり、この独自網が導入されることで国民は規制された情報しか観覧できなくなるのではないかと危惧されています。

グーグル遮断の理由として、YouTubeに投稿されたイスラム教の予言者ムハンマド氏の侮辱映像に関係があるのではという見方もされています。

政府による独自網導入の理由としては、2つ挙げられており、1つはサイバーテロに備えるため。そしてもう1つは、インターネットの管理は、一部の国だけによって行われるべきではないから。つまり、米国(グーグル)の情報だけを見せるのは不公平だ、と。しかし、これは詭弁であり、独自網を導入した場合、イラン国民はイラン政府の規制がかかったネット情報だけになるのではないのでしょうか。独自網導入後、海外サイトへアクセスできるかどうか等の詳細はわかっておらず、多くの疑問が残ります。

インターネットは人として生きるために、現代では不可欠な権利ではないでしょうか?

しかし、インターネットの父と言われるヴィントン・サーフ氏は、「インターネットは人権の1つとは言えない」と語ります。しかし、言論の自由、そして知る権利が人権ならば、ネット遮断による情報規制は人権を犯していると言えるのではないでしょうか。

[Reuters]

そうこ(Jesus Diaz 米版